(前半のあらすじ)

▼さて水分れ公園でマッタリしかけていると...

パァァーーーンッ

って音が響き渡りました。あ〜パンクしたか、いやバーストですな。バーストとなるとなんかヤバいかも。

▽パンク修理
すーさんのSPINFIT後輪タイヤがバーストしました。 それがまた面倒なことにタイヤの一部のスチールビードが剥けて露出してしまっています。
”こりゃタイヤ(純正装着品:MAXXIS DETONATOR :700x28c)が不良品やな”という結論ですけど、このままタイヤはめてもそこはチューブの押さえができないのでまたそこから膨張して破裂してしまいますから、これはもうタイヤ交換しなければなりません。もちろん大穴の開いたチューブも交換。 タイヤ交換、と言ったって、予備タイヤまでは誰も携行していません。さてどう対処するか...。

とりあえずネット検索で近くの自転車屋を当たります。電話かけてみるとご主人はいないみたいでイマイチ要領を得ませんが、ともかく行ってみようということでMazokaさんとかつさんの二人がタイヤ購入に向かいました。 その間こちらはおやつつまんでのんびりと休憩タイム。前半の貯金があるので余裕です。 当人のすーさんは申し訳なさそうにしてましたけど、いやいやいいんですちょうどいい休憩だし。皆もこのトラブルにどう対応するかを半ば楽しんでますから。それに決してヒトゴトではなく明日は我が身かと思うとこれもベンキョウなのです。

途中探索隊から連絡が入り、700cタイヤはなくて27inchのタイヤならあるけどどうする?という話。ダメ元で27inchを買って来てもらい、念のためそれは負荷の軽い前輪に使えたら使う事にして破裂した後輪には正常な前輪タイヤを移しておこうということになりました。
では作業始めましょう。タイヤ交換(パンク修理)講習会の始まり〜。ゆうさん、ロードモーフを出して下さい。 大丈夫な前輪タイヤを外して後輪ホイールにはめてみると、なんとなくおさまりがよろしくない。ビードがきちんとはまりきりません。どうもリムの精度から問題があるようです。リムの継ぎ目の処理も粗いし。今はどうすべくもないですが、ホイールも換えた方が良さそうですヨと。まぁ空気圧を5barちょいと低めにして(タイヤ表記はMax8.3bar←高杉)。

さて大穴の開いた元後輪のチューブと前輪のチューブのモノが違うので変だなと思ったら、後輪は一度パンクして修理してもらったらしい。リムは高さがあるものなのでセミロングかロングバルブチューブが必要なところ、ノーマルバルブチューブが後輪に入っていたので”自転車屋もイカンがな”という話になります。バルブの長さは今回のバーストと直接因果関係はないですけど、リムが怪しいのにも気付かなかったのかなと。

まもなく探索隊がタイヤとチューブを購入して戻ってきました。さっそくタイヤを装着してみると...径が大きくてはまらない使えない。 どうするか。ビードの破れたタイヤを何とか使うしかテはありません。
「タイヤの破れたとこにガムテを貼ってみたら?」
「いやそれではリムにうまくはまらない」
「ではチューブにガムテ貼って膨らみ過ぎを抑える様にしたら」
「それがいいかも」
チューブをポンプで少し膨らませておいてそこに布ガムテープ@ゆうさん所有を巻きます。そうですココが今日のポイント、布ガムテープはいろんな補修に使えるので修理グッズの中に入れておきましょう。小さいプラ板等に1mでも巻いておけば荷物にもなりません。 そのガムテを巻いたところをビードが露出して破れた部分に合わせてタイヤを装着します。多少仕上がりに凸凹は出ますが5bar入れても大丈夫、これでちょっと走ってみましょう。 ※使えなかった27inchタイヤは無理矢理畳んですーさんのデイパックの中に

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ん、何とか大丈夫っぽいです。では先に進みましょう。

お?先頭がいきなりストップ。 「パナレーサーの工場が見えた」 工場ではまさか売ってくれへんやろ、でももしかして? で行ってみました。門が閉まってまして入れませんし誰も見当たりませんで残念。しかしこんなところに工場があるなんてね。後で購入したチューブの包装を見たら正にここの住所になってました、おぉ〜産地直送,地産地消やな。

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▽パンク?それとも?
しばらくは順調な走行だったのですが、またまたストップの声がかかりやはり空気が抜けて来たと。
もう一度チューブを外して調べてみると、全然関係ない所からピンホールで空気盛れ。チューブの不良品だった可能性が高いです。 パッチを貼って補修をしてみるもうまくいかなかった為、先ほどタイヤと一緒に購入して来たチューブにまたガムテを貼って、それはバルブ長が短いけどなんとか空気を入れることができて再度復活です(15:35-16:06)。
修理していた場所の前には普通の民家、かと思ったら天窓ならぬ屋根が破れて大穴が開いてました。人は住んでいないのね。でもなんであんな穴が?!

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▽今度こそパンク
なんとかすーさんのタイヤは持っている様で再び快走モードに入ります。 竹田のあたりでは時折40km/hを越す速度で激走!誰が前を引いてたのやら。

途中福知山警察前ローソンで補給(16:58-17:08)し、音無瀬橋を渡って由良川の右岸に渡ります。この橋の向こうは補給ポイントがないので”砂漠”だとか。

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その後もしばらく快走を続けていました。
が、今度はゆうさんがパンク。これは正真正銘のパンクみたいで、歩道に自転車を上げて作業開始。 『しばらくパンクしてなかったからチューブがタイヤに張り付いてて』と、余裕のゆうさんが修理している間、しばし休憩をいただきます(18:03-18:20)。

▽日本海へ
再スタート後、それまで前を引くことのなかったゆうさんが前に出ます。パンクでロスした分を取り戻そうというのかハイペースな引き。
由良川の一番下流にある橋を渡り、左岸の道に出るとまたペースアップ。ここからガンガン河口まで35km/h前後での巡航が続きました。後からログを読み取ってみると、タンゴ鉄道の下をくぐるまでの5.6kmを10分で走っているので平均速度33.7km/hにもなっています! 心拍計をチラと見ると170にまで上昇、激坂を登る時と同じ状態で走り続けていたのです。
『追い風なのにもったいない〜』 と、後で先頭を引いていたゆうさんは云うのですが。。。
しかし不安なタイヤをかかえつつこのペースに着いて来たすーさんこそ一番の脚力の持ち主に違いありません。”・・・これが若さか・・・”

由良浜海水浴場のコンビニ?だか店のあるところを一応のゴール地点として後続を待ちます。 海岸で記念撮影するも、ほぼ真っ暗でCaplioの画像は真っ青に。

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そのうちMR-4部隊も到着、お疲れさまでした(18:58-19:07)。
ではもう少し走って宿のある宮津へ向かいましょう。ここは地図つきGPS装備(バックライト常時点灯中)の私が案内役で先に走ります。

軽く坂を越えて宮津の富田屋前に到着したのは19:35でした。

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▼今回の走行分析

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【今日の走行】 平均:25.6km/h,最高:47.4km/h,距離:163.44km,消費:4674kcal

自宅〜中庄駅前(倉敷市内)、加古川駅前〜加古川河口〜由良浜〜宮津駅前 100kmを越えるサイクリングで平均25km/hを越えたのは初めてというハイペース走行、それを支えたのが春の南風と仲間の風よけのおかげです。

とはいえこのようなペースになるとは予想外、速過ぎ。 GPSの走行ログから停車地点=休憩地点を抜き出して平均速度を求めてみました。 後半になってペースが上がっているのは、追い風だけでなく微妙な下り勾配というのも影響してたのではないかと思える程です。

場所

積算距離

区間距離

区間平均速度

加古川駅

0.0km

 

 

高砂海浜公園

7.5km

7.5km

19.6km/h

ローソン三木

24.8km

17.3km

24.8km/h

闘竜灘

43.5km

18.7km

25.5km/h

ココイチ

73.8km

30.3km

23.3km/h

中央分水界

75.7km

1.9km

15.5km/h

水分れ公園

76.9km

1.1km

15.0km/h

パナレーサー工場

78.4km

1.5km

11.9km/h

パンク@すー

85.7km

7.2km

23.7km/h

ローソン福知山

107.3km

21.4km

27.9km/h

パンク@ゆう

130.3km

22.9km

25.6km/h

由良浜海水浴場

146.9km

16.6km

26.8km/h

宮津・富田屋

157.9km

10.6km

24.6km/h