【今回の走行:Rapid-R】
平均:22km/h,最高:62km/h,距離:628km,累積標高:3,920m
※輪行移動分含む
認定タイム:36h47m

今年最初の600kmは昨年トライアルが行われたオダックス近畿の新コース、京都600"九頭竜"。K野氏監修による福井を回ってくるコースです。
スタート地点が京都府城陽市の「プラムイン城陽」という宿泊施設を備えた場所でありスタート時刻が5時と早いことから前泊がベスト、合宿所風の部屋なので相部屋宿泊希望を募り2部屋借りて7名泊まることにしました。当日は朝早くからいるわけなのでまたまた実走スタッフとして参加、スタート前の受付の手伝いをします。

▽プロローグ

というわけで話は前日から。
午後2時過ぎに家を出て倉敷駅前の金券ショップで切符を買い、倉敷駅から輪行をかけます。

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キオスクでお土産買って、岡山駅まで移動。岡山からは新幹線で京都に向かいます。
車中のヒマを紛らわすためのiPod shuffleはいきなり「バッテリー不足」とのメッセージを。おかしいなぁ、充電するためにつないでおいたはずなのに。この辺からちょっと歯車が狂ってきていたらしい。

京都駅で奈良線に乗換えて城陽まで。宇治で降りてコースを辿ってプラムイン城陽まで行ってもいいかとも思ってましたけど既に雨が降っているので最寄り駅の城陽まで行きます。乗った普通電車の終点がその城陽。

雨は小康状態でほぼあがっているタイミングだったので輪行を解くのには助かりました。

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リュックから移動用の百均ポンチョを出してリュックの上からはおって、駅から幹線道路に出ます。明日の朝の朝食用食料を買い込もうというわけですがすぐにスーパーが見つかりました。
おにぎりにパン、飲み物を買っていきます。ローカルな小さいスーパーですが妙に安くておにぎりなんか一つ58円ですよ。

小雨が降り出して百均ポンチョを背負ったリュックの上から被って、プラムイン城陽まで登っていきます。ちょっとショートカットしようと幹線道路から外して住宅地の中を通るとよけい勾配があったみたい。

現地に到着して玄関脇の屋根付きスペースに自転車を停めて中に入りチェックイン。さて誰か来てるかなと思ったらゲストのMATT@USAさんが先着されてただけでした。そしてほどなくinainaさんが登場。
部屋に入って荷物を置いて、他のメンバーがやってくるのを下で待ちますがなかなか来ません。
待ちきれなくて8時を回ってレストランに行く頃にパラパラと集まってきました。ちょいと遅い夕食を食べながらワイワイとブルベ談。

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食事はなかなかリーズナブル その後さっさとお風呂に入って、明日朝は3時半に起きましょうということで就寝しますが10時過ぎてたかな。

(しかしイビキが気になってロクに寝られず)

▽プロローグ

ほとんど眠れていない感覚の中でアラームが鳴って目を覚まします。目を覚ますってことは眠っていたのか?? ぼーっとした頭で朝食の一部をモグモグ食べて、顔洗って着替えて準備。
それでも出発地点に宿泊しているのだから便利なことです。

ブリーフィングは外の駐車場で、ということでそこまで下りて行きます。
スタッフ人員がわりといますけど時間が押しているのでやや慌ただしく、そしてドロップバッグの段取りが徹底されてなくて送り状を用意してない人多数。
(※ワタクシはドロップバッグ利用しません) 1305110425brf

ブリーフィングが行われる頃にはだいぶ明るくなってきました。

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このあと車検を数人分こなしていると雨がパラついてきました。
早速レインウエアを出して着込みます。あれ?グローブどこやったかな?反射ベストどこだっけ?? 1305110511dep

グローブと反射ベストはバックパックの両サイドポケットにそれぞれ入れてたのを忘れてます。
スタートの5時を10分以上過ぎて慌ただしく出発。

あ、残りの朝食食べてない。
あ、ボトルに飲み物入れてない。

(昨日せっかく安く買えたおにぎりも麦茶PETも預け荷物リュックの中。) なんだか天気同様暗雲たれ込めるスタート・・・

▽PC1:京都峠三昧

城陽から宇治に下りて川沿いに上がって行って京都市内へ向かいます。
東寺の五重塔を見るブルベコースというのもなかなかない、初めてかな? 交通量が多い道路なのでブルベ的には避ける道です。今回は京都市内を抜けやすい様に早い時間のスタートになっているというわけですね。
フレッシュで一緒だった331氏のあとを追走。

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JRの線路を越えて北上。途中七条大宮のセブンイレブンで離脱・停止して空のボトルの中身を追加、ついでにグラタンコロッケバーガーを食べておきます。

堀川通りへはすぐに出ずに直進していきます。
その方が堀川五条のR1交差点の様な大きくてめんどくさい交差点を通らずに済むので楽。

町中のスーパーはこの様に偽装されてます。

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二条城手前から堀川通に戻り北上。

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鴨川沿いを上がって行きます。

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一つ丘越えをこなして静市のローソンで通過チェック。ここには結構な人数がたまってました。ここを気づかず通過してしまったという人もチラホラ。

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この先は長いのでおにぎり食べて野菜ジュース飲んでパンをフロントバッグに入れておいて予備食に。
雨がやんできたのでもういいかなと思ったら出発間際にまた降り出したので上だけ着て走り出します。小降りだし寒くないしこれから山岳だし(雨具ズボン無い方がやはりペダリングは楽)。

じわじわと登りになってきます。雨の道も雰囲気いいやとこの辺は余裕か。

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貴船神社は左へ。山が次第に深くなってきます。

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鞍馬寺の前で記念撮影、していると・・・ 1305110733krm

誰かいるなと思ったら...あらMATTさんでした(画像右端)。鞍馬寺まで観光に来てたんですと。
はい、ブルベはまだこれからです。がんばっていきますよ! 1305110738kr

懐かしの京都バス、狭い道でのすれ違い。

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さあこれからが峠道本番。
花背峠への道は前に百瀬に行った帰りに通っているのでその時は下りでしたが勾配がかなりきつかったのでスピード殺して下りた憶えがあります。
勾配計は12%前後でたまに短く5%で緩むところがある程度でGPSの勾配表示がどんどん上昇。フロントギアはインナー30Tにしてリアは23Tで汗にじませ息弾ませ7km/hくらいで漕ぎ上がり。GOREが暑い。

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後続を待つ人達。百均カッパでは今はいいけど今日この先夜には寒そうですよ・・・ 1305110822hn

ようやくに花背峠クリア、まぁ百井みたいに20%越えの急勾配がなくて幸いだった。

下りはカーブがそこそこある上にウェットだから、ブレーキ深くかけてスピード殺して下りていかざるを得ないのでペースは上がりません。むしろ下りでタイムを失う感じで30km/hを越える方が少ない。
かなり下ってカーブが緩くなるとやっと下りらしくなってきます。

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次の佐々里峠へのアプローチは穏やか。
民家が点在するいい感じの里山風景に気分も落ち着きを取り戻します。

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こちらは登りの勾配も緩やか 1305110851ssr

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普通に登って降りて佐々里峠は無事クリア。
山桜か山桃か、まだ濃い桃色の花が咲いていて散った花びらが路面を飾っています。

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川沿いから右折して林道へ入ると3つめの五波峠、路面は荒く落石注意の標識にふさわしく落石だらけ。しかも一つが10cm四方あるような大きな石ばかりなので危険。

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大きなものに気を取られていると小さい石を踏んではじき飛ばすことも<タイヤサイドカットの原因になるのでよくない。

勾配も上の方は佐々里峠よりキツくやはり汗をメガネにたらしながらようやく頂上、これで前半の文字通り山場はクリアでほっとします。
ここから福井県へ突入。

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10:22 が、この峠は下りも一仕事あり。
勾配きつめでおまけにコーナーがタイトなのは花背に似ている上に落石警報。
こりゃブレーキシュー減るわなぁ。新品をつけてきていて正解だった。

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荒れた細い道を過ぎてようやくまともな道へ出て、更に人里まで下りてきてPCも近いなというところでブルベでは久しぶりのIw氏に遭遇。普段は速いから追いつかないけど雨の日はカッパ内に汗をかくのを嫌ってぐっとペースダウンするからね。「雨降っとるから今日は遊び遊び」とそういうペース。

でも小浜のPC手前交差点でこちらは離脱、お昼ポイントに向けて小浜駅前へ向かいました。

商店街の場所にちょいと迷いつつ、大谷食堂に到着。まだお昼前だったのでお客はまばら。
小亀定食や中亀定食の焼き鯖があるのは時間かかりそうらしいので刺身定食を。

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早々と出てきた刺身定食、はまちの鮮度が良くてコリコリ〜 ちょっとお値段しますけど上等なお魚でございました、ごちそうさま。

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さて出発。
この商店街は鯖街道の出発地点だそう。

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ルートに復帰してPC1ファミリーマートへ。アクエリアスを1本買ってボトルに入れてと。
スタッフとして来ている腹ポさん・べりさん達と雑談、大谷食堂情報ありがとうございました〜。

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歯飛びして・・・というE原氏のチェーンリングはかなり摩耗が激しいと話題に。

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ここからは平坦路、雨は降り続くけど気分的には楽な区間になります。

▽PC2〜PC4:三方五湖〜越前海岸

雨はしとしと。相変わらず小雨なのでレインウェアは上だけでしのげています。

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市街地を抜けて海岸に出ました。晴れてたらさぞ素晴らしい景色だろうになぁ。

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海岸ルートはすぐに終わって三方五湖ルートに入ります。
湖岸沿いの遊歩道がコースになっていてすぐ隣が湖。雨まじり曇天なのがまことに残念な風景の中を数人グループでゆっくりめに進みます。

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湖の後にまたすぐ日本海、漁の後片付けをしている様な港の横を通り過ぎていきます。

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通過チェックの美浜のファミマに到着、ここもスタッフがいて有人チェックとなります。缶コーヒー一本飲んで、補給食用にブラックサンダー追加。

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13:58 再び海岸線を進みます。途中左折ポイントを見逃してちょいとミスコースを織り交ぜながら。
気比の松原のPC2ファミマで先行していためばる君を一瞬キャッチ。ここではまるごとバナナミニで軽く補給。

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気比神社の前を通り過ぎて 1305111528khj

火力発電所の横を通り過ぎ、更に北上していって越前海岸沿いに出ました。小さな岬巡りのアップダウンを織り交ぜて海岸を北上していきます。
だんだんと雨はやんできている様でもあります。

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延々と海岸が続く道、幾ら走っても飽きる事はありません。海岸サイコー! 途中の漁村、廚(くりや)の一角にあるサークルKがPC3。
コンビニの軒先で座り込んで補給しているブルベさん達を他所に、一人海岸の防波堤に佇むS木氏。背中でブルベを語るランドナー、絵になるねぇ。

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17:19 こちらはコーラ300mlとウインナーパンで補給。

荒々しい岩にぶつかる波音を聞きながらどんどんと進んで行きます。

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ここから福井県に入ります。福井県を自転車で走るのは初めてじゃないか! 1305111748fk

そろそろ夕方、試走した腹ポさんから聞いていた食堂を発見しますが予想より時間はまだ早いのでここはパスして先へ向かうことにします。

ここの岩も何か名称がついていましたが何だったかな?何かの洗濯岩とかそんな感じ。

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日が暮れてうっすらと夕陽が。ああやっとお日様出てきたらもう沈む手前か。

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九頭竜川の河口から東尋坊方面へ向かう中で日が落ちました。

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東尋坊タワー前に到着し、通過チェックの写真撮影を行います。まだ薄ら灯りが残っているのでタワーの形はちゃんと写りましたよ。

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土産物店の通りを抜けて海まで出てみます。
東尋坊に到着。初めてやってきました。
もう15年ほど前、ゴールデンウィークに家族旅行で東尋坊・永平寺に行こうと計画していてその出発前日、じいちゃんが脳梗塞で倒れて旅行は中止になりました。(その後じいちゃんのリハビリは順調に進み今ではほぼ日常生活に支障ないくらいに回復しています。) 1305111925tjb

断崖絶壁はもうあまりよく見えませんが、迫力ある岩壁。遠く海上に光る漁火。

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さあ東尋坊を離れてやってくるブルベさん達とすれ違いながら、あわら市の街中へ向かいます。

PC4のコンビニへ直行はせず、まずは腹ごしらえとばかり隣のラーメン店「なん・なん亭」へ。入口に数台ロードバイクが停まっていました。
店内に入るとめばる君達が食べ終えたところ。隣のテーブルに座ってちょっとお話。

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ミニラーメンとミニソースかつ丼のセット、1300円と高いのですけどミニサイズというものの両方とも並サイズといっても通用しますね。ウスターソース系ですがかつ丼はソース、やっぱり岡山県人はね。ごちそうさま。

お腹膨れたあとでPCのローソンに寄ってケータイの電池が少なくなったので充電器を買ってレシートチェックとし、ブルベカードに貼付けようと一応確認するとあれれ?PC4のコンビニと違う!サークルKになっとるが! ラーメン店に戻りその横のサークルKに行き直してブラックサンダー一つ買って無事正しいレシートをget、ふぅ〜無駄足。

ちょうどその正しいPC4に居合わせた人の中にはあわら温泉で一っ風呂浴びて休んで行くという人もいました。こちらもその予定にしていたのですが、1時間早く進行しているのでお風呂休憩は先のばしで大野のスーパー銭湯に行く事に作戦変更し、元気よくPC4を出発したのであります。
雨はやんでいてもうレインウェアは必要ないけど夜の防寒着としてそのまま着て走ります。

▽PC5:九頭竜へ

ライトアップされてグリーンに輝くのは丸岡城。

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次のPC5までは距離があるし登りでもあるし夜間でもあるので途中に休憩をはさむことにしていました。PC5までの間の最後のローソンがそこ。
その前に温泉施設の「あっ宝んど」があるはず。

1時間ほど進んでそのローソン手前にある勝山のセブンイレブンに到着してしまいました。
ということは「あっ宝んど」は通り過ぎてしまったか!なんということ。確かここから5キロくらい離れているはずだから戻るのは無駄すぎる・・・ しかたない今日はこのまま進もう。明日どこかで温泉があれば入るか。ボトルにアクエリアスを追加、カップのホット珈琲飲んで出発。

(しかし本当はこれが大きな勘違い。「あっ宝んど」はそのセブンイレブンの5キロにあった。GPSにポイントを登録していなかったことがそもそもの敗因。) これから真夜中の九頭竜湖に向けての登坂が始まります。コンビニで停まっていた数人のグループで川沿いの緩い登りを淡々と進んでいきます。

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そろそろ眠気が頭をもたげてきます。いつもより早く眠くなるなと感じますがそりゃしかたない、前日の寝不足が堪えている。

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(後編につづく)