雨は昨日の夕方にはあがっていて雨雲のせいで今朝は気温高めでこの時期とすれば絶好のお日柄。
なのに出発は9:30、もっと早く準備すればいいのにねぇといつも思いつつもなかなか...
今日はこないだのカンパ長袖だとちょっと寒いだろうと古参のパールの冬ジャージにCRAFT PRO ZERO、レーパン&2XUタイツは夏のまま、シューズカバーはまだ要らないかな、グローブは指切りで薄手綿手袋を一組サドルバッグに入れておきます。
いつもの船穂橋を渡って高梁川右岸から小田川沿いへ。この季節西向きに行くと向い風になります。
25km/h出せずにのそくさと巡航、矢掛でトイレを済ませた後はR486を井原へ向かいます。
途中パラパラとローディとすれ違い。
11時過ぎてお昼には早いけど前から目星をつけていた店で昼食にすることにします。
ローソン井原駅前店の向かいの「一平」。来年の高松400の通過チェックポイントのお隣というわけ、試走時には午後9時前後に通過していたポイントです。
日曜日とはいえまだ11時20分来てないのに既に常連客でカウンター席だいぶ埋まってます。地元民がいる店は期待持てますね。
湯気でソフトフォーカスになった
ラーメン400円、安い。
適度に脂の浮いた醤油ラーメン、スープはそこそこおいしいけど麺が柔いしほぐされてない。茹で上がってから出てくるまでも間があったしなぁ。麺が惜しい、残念。チャーハンの方が良かったかな。
大衆中華っぽいメニューが他にもいろいろあり。
お昼過ぎたから時間的にはちょいと遅いけどなかなかいい紅葉です。
ヘルメット被ったままで三脚構えてがんばっている人もいました。
ここから更に県道を遡って行きます。風で紅葉した葉っぱが飛ばされてまるでたくさんのキチョウが舞っている、そんな光景にも出会いつつ。
ここから川上に出て成羽から高梁、賀陽を通って豪渓へと紅葉ルートを行くかなぁ、とぼんやり考えつつ進んでいましたが...(目的地は定まってない、ポタリングとはそういうものだね)
”ああそういえばまだ行ったことないし一度行っておかねばと思いつつそのままだったな”
”20kmということは登りを考えて1時間半見ておけば着けるか”
と頭に浮かんだところふらふらとその案内板に従いK9を北上します。
途中古い町役場を改装した珈琲店があって、帰りにここに寄るのもいいなと覚えておきましたが結局戻らなかったのでそこはまた次回の宿題にしておきましょう「三村珈琲店」。
弥高山まであと10kmの看板が出てから分岐路にさしかかりました。ルート案内図が出ていてクルマで行く道ではあと10kmでショートカットできる道がありそれは道幅狭く通行困難と書いてある中国自然歩道となっています。途中につづら折れがある通り同じとこまで行くのに距離は短いから勾配は急なわけね。
ふむ、じゃあその中国自然歩道に行ってみましょう。
すぐに枯葉がたくさん落ちていてまだ乾いていない路面の道になります。が、通行が少ないからでしょう、アスファルトはほとんど傷んでなくて滑りやすい枯葉だけ気をつければさっきまでの県道よりいいくらい。勾配は5〜7%くらいが続いて一定ペースで登るヒルクライム系。
GPSの地図にヘアピンカーブが出てきてそこにさしかかると残念ながらアスファルト舗装が切れまして荒れたコンクリ舗装に。落石もあるし道の中央は苔むしているからこりゃ下りは使えないな、などと思う余裕は既にフロントギアにはなくインナー30Tに落とします。勾配は10%を前後するレベルにアップしていて休みどころがありません。
標高430m付近で少し視界が開けたと思ったら民家がありびっくり。こんな細い道しかないところへ家があって畑があって。
数軒の民家エリアを過ぎると更に勾配はアップして12%キープ、30Tx23Tでじわじわ漕ぎます。
長袖の表面はうっすら汗が滲んで濡れてきています。防寒用にと被っているメット下のサイクルキャップのつば先から汗が伝ってしたたり落ちます。あ、暑い・・・
やっと勾配が緩くなったと思ったらまたここにも小さな集落があって道には子供達が出て遊んでいます。ここらはもう広い県道に近いところらしい。
道沿いに植えてある桜の木には花が咲いていました。紅葉と桜まで見られるとは今日はツイてる。
畑の真ん中には大きな仕掛けがあります。
さてこの中国自然歩道のルートはこんな感じでした。GPS軌跡の青っぽいのがそれです。
クルマはピンクのルートを通る様に最初の分岐で案内されてました。ずっと県道を走って広島県境までぐるっと大回りしていけば更に勾配は緩いはず。
K77に出たらすぐに弥高山。展望台まではぐるぐると渦巻く様に散歩道があります。入口の紅葉からして既に鮮やか。
車両通行止めなのでてくてく押し歩き。
歩いている途中からその広大な視界に圧倒されてしまいました。岡山県でこんなに広い世界があるなんて、地平線がこんなに広く見られる場所があるなんて知らなかった今まではなんと損をしていたのだろう。
今の季節は朝に見られる雲海で有名な弥高山です。それはさぞ凄いんだろうなと想像しますが晴れた日中のこの景色もまた素晴らしい。
山々がやや低いところに連なってまるで海の様にさえ見えます。
ロッジ前のもみじの絨毯にて。
展望台から下りてロッジ売店を覗いてみます。めぼしい土産は見つかりませんでしたので何も買いませんでした。缶やPET飲料は普通に定価だったけどUFO焼きそばにカップヌードルが「ここに泊まりに来るなら食料持参が当り前だろ」価格の200円で販売されていたな(笑)。
再びK77に降りてきてまた紅葉の季節らしい、からぬ、花が三輪...
さっきの桜といいこのひまわりといい、なんですか弥高山の季節は。
ととろ連れてくれば良かったな。
R313に合流して成羽へ。
成羽町は備中神楽の町です。昔小僧が備中神楽を習っていた頃には年に一度は来てました。
素戔嗚尊
成羽川沿いの自転車/歩行者道をすいすいと行けば町中の信号をパスして快走できます。
が、何かを見忘れたことを帰ってから気がついても後の祭り。
R313を東へ進みR180に合流してから高梁の町を横目に賀陽方面へ向かいます。ここからR484。
来年のブルベコースにもなっているアップダウン連続の吉備高原ルート、アップダウンといっても高梁からはまず登り標高差300mだから峠一つという方が正しいかも。
その途中にループ橋があります。
ループ自体は勾配が緩くて登りやすいところ。それを過ぎてから勾配がついてきて10%近くまで。
うっ、ふくらはぎが攣りそう。弥高山の登りで踏み過ぎたか。ギアを落としてゆっくり。
やっとこ登り切って少し下ってK78の交差点を右折して豪渓へ向かいます。
途中クルマが詰んできてそのうち歩行者であふれて...ってこっちから下るクルマの規制はしてないんかいな。<反対側から登るクルマは通行が規制されていてこの時間でもかなりの待ち時間あり。
まだまだ大勢の人がいます。弥高山の色を見た後ではいささか色褪せて見えますけどね。
駐車場待ちでまだ並んでいるクルマの横を下ってR180に戻り、すぐに左に逸れて宝福寺へ。
こちらも人がまだまだいっぱい。
確か今日までライトアップがされるんじゃなかったかな。
帰りにUNIONに寄ってパンを買って
セブンイレブンでおやつを買って17:22帰着。距離の割にえらく疲れたなぁ。