目的地は「はやぶさ」に縁のある中和神社。
にしては出発が早すぎないか...
昨年鶴亀さんから中和神社のお札をもらってPBPを完走した腹ポさん/べりさん。
今年も無事をお願いするためにそこへ行くという企画が出たので参加してきました。
集合/出発は和気の交通公園ということですが、横着をさせてもらって途中合流することにします。
ちょっと早いペースだなとスピード落とすも予定より早くほぼ2時間で45キロ先の福渡まで到着。
駅で和気から来る本隊と待ち合わせます。
人っ子一人いない駅、と思ったら最終津山方面行きがまだ残っている時間。
合流予定3分前に本隊が到着しました。そちらは和気からおよそ36キロの道のり、但し峠一つ越えでやってきています。
旭川ダムを越えたところで警備員に制止されましてストップ。工事中? いや土砂崩れで通行止め、自転車も通れませんと。
R53に戻ってください。 そう言われても...R53に戻って回り道するには遠すぎる...
GPSの地図をスクロールしていくとなんとかR429には抜けられそうなので脇道の県道を行くことにしました。
勾配はきつくないけど一つ峠を越える感じ。路面は落石や小枝が落ちているし濡れていて滑りそうだしで用心しながら進んで行きます。全くの山の中でもなく、上の方には村落があって軽い驚き。
峠を越えて降りて行ったらなんとか無事にR429に出られて一安心。
西向きにR429を進み三休公園方面へ向かい、R429を離れる三叉路に辿り着いて元のルートに復帰できました。
この間かなり余分に走った気がしたけども、ここまでの距離はオリジナルが7.2kmに対して迂回路で8.1kmとその差は意外と小さかったです。但し200m分ほど余分に登りはありましたが。
再び旭川沿いに復帰。
落合に出て対岸に渡らずそのままR313を行きます。クルマはごく少ないので走りにくさもなし。
勝山に到着は2時前、ほぼ目論み通り。
ローソンで補給にします。ぐっちさんにのざきさんちを偵察してもらいましたが、さすがに閉まっていたそうな。(あとで聞いたら店長起きていたそうな)
ここから勾配がついてきて峠道らしくなり、標高をかせいで四十曲トンネルに到着。
長いトンネル内は岡山方面からは下りでクルマの通行もほとんどなかったので無事通過。昼は結構クルマ通るから真夜中通るのは正解かも。
怪談があるとかいう話もあるかもです、丑三つ時だし。
県境を越えたら溝口までは下りです。
途中江府のローソンで補給、ここはノーチェックだったから新しい店舗かな?
そろそろ明るくなってきたので前照灯消灯で行けます。
先週釣りに来た弓ケ浜。ここを自転車で通るのは初めて。直線快走路をスイスイ♪
トイレ休憩に夢みなと公園へ寄ります。施設はまだ開いていませんで桟橋には釣り客がおおぜい。ここらはアジ釣りかな。
そして境港に到着。底引き網船が多数停泊しています。
鬼太郎ロードに。観光客はいない時間なので貸切状態。
商店街の歩道を自転車押して歩いてのんびり見物。
さあ、そろそろお腹空いてきたし朝食にしましょう。どこか食べるとこある?さっき海沿いに開いていた食堂に行ってみますか。
で、お風呂もコインランドリーもあるという喫茶店風の食堂ポパイに。
店内ではシャツとかパンツとかタオルとかも売ってます。漁師さん向けのお店なんですね。
朝食はパン(トースト)とご飯でそれぞれメニューがあります。そのどちらにも味噌汁とコーヒーがついている。
しっかり食べられて満足、ごちそうさまでした。
では戻りましょう。じゃなくってここからがメイン。
明るい店内で試食試食試食。む!バターどら焼きのあんこ&バターの取り合わせは絶妙だな。
あ、お茶も出してくれました。
ここでなんと不思議な風習を発見。
こちらではお盆や法事にパン(あんぱんらしい)を出す??その代わりにどら焼きだと?!?!
(どっちにしてもうらやましい風習であるという意見で一致)
そしてお土産に買って帰った分はコレ。
なかなかに収穫のあった丸京庵、これで米子は制した。
R482の峠道、上の方で勾配がついてきましてなかなかきつい。
ここだけ頑張ってトップ通過して写真撮っておきましょう(笑)。
しばらく下ると蒜山に。道の駅はかなり混雑、賑わっていました。
お昼はやっぱりひるぜん焼きそばに。ということで以前に寄ったこともある高原亭へ行ってみます。
ちょうどお昼時だし混んでいるのはやむを得ないと思ったけど、うまくタイミングが合ったらしく待ち時間ほとんどなく着席。
ひるぜん焼きそば、ここは600円だったかな。量が結構あるのでわりとお得です。ごちそうさま。
お腹が膨れたところで更に東へ進み、今回のメインスポットへ向かいます。
小学校の校庭の一角に神社はあります。じゃなくて神社の敷地に小学校があるという方が正解か。
中和神社といえば「はやぶさ」。その由縁を山陽新聞の記事から紹介しておきます。
・2010年6月14日付の山陽新聞記事
[快挙の陰に、真庭の神社の“御利益”−。 小惑星探査機「はやぶさ」担当チームの責任者は、地球に帰還できない危機に際し、重要部品と同じ文字を冠した中和(ちゅうか)神社(真庭市蒜山下和)を参拝、お札をはやぶさの管制室(神奈川県相模原市)にまつって成功を祈願していた。
宇宙航空研究開発機構(JAXA)の広報部によると、参拝したのは昨年11月。はやぶさの電気推進式の「イオンエンジン」4台のうち3台が故障し、残る1台も寿命間近という最大のピンチに陥ったときだった。
チームは故障したエンジンのうち、1台のイオンを噴射する部品と、もう1台の電子を噴射する重要部品「中和(ちゅうわ)器」が無事なことに注目。遠隔操作で回路をつなぎ、2台で1台分の推力を発生させる離れ業に挑んだ。
神にも祈りたい気持ちのチームが全国を調べたところ、読みこそ違うものの中和神社が見つかった。川口淳一郎宇宙機構教授がポケットマネーで参拝し、お札を持ち帰った。イオンエンジン内の「中和器」は作動し続け、はやぶさは地球帰還軌道に乗った。
偶然にも、道中安全の神としても信仰されている中和神社。入沢喜一宮司(44)は「はやぶさの帰還は関係者の努力のたまものだが、当神社の加護がいささかでも世界的な快挙に貢献できたのであれば、大変な光栄だ」と話した。]
無事お札を手に入れてこれで今回の目的達成。さあ戻りましょう。
奥津に下りダム湖周りを走って、反対車線を上がってきている子供に声援を送りつつ下って津山市街地へ。
ちょっと早めですが夕食にホルモンうどん。ぐっちさんが手配しておいてくれたところへ案内していただきます。
今日は休みだというのにわざわざ開けてくれたそうです。昭和の鉄板焼き屋そのものといった音羽屋さん。
6人のところサービスで7人前を焼いてくれました。
秘伝のソースは53年もの?!
本物のホルモンうどんを体験できました。ごちそうさま。
ここから和気までは吉井川沿いの下り基調。
既に売切れのちねりんさんに合わせて速度を抑えめにして夕暮れサイクリングを楽しみます。
国道に沿って通っている片鉄のサイクリングロードを見ると砂が上がっているところがあってこりゃ通りにくそう、と思いつつ通り過ぎましたが、後から調べたらやっぱり通行止めになっていました。
日が暮れてまだなんとか明かりが残っている19:30に和気交通公園に到着。お疲れさまでした。
鵜飼谷温泉で速攻で汗を流して和気駅にダッシュ。
20:40発の山陽線に間に合ったので輪行しました。走って帰れなくもないけど輪行袋を持ってきてたし。
中庄駅で降りて家まで6キロ、スーパーでジュース類買って帰って無事終了。あ〜〜疲れた。
ブルベ以外では実に最長距離のサイクリングとなったわけであります。