今日はレンタサイクルでしまなみを走ることにしました。
(万一レンタルできない場合を想定して保険としてsirrusを積んで)サンライズ糸山までデミオで移動、手続きをして借りたのがコレ。
レンタル料金は1,500円(内1,000円は保証金で自転車返却時に返還されるので実質500円)。
しまなみで借りられる様になったタンデムサイクルです。
他のレンタサイクルと違うのは、乗り捨てができないこと=必ず借りた場所に返却すること、ヘルメット/プロテクタ(これが鬱陶しい)を装着すること、などの条件が加わってきます。
それよりもなぜ倉敷から遠いサンライズ糸山まで来たのか、尾道側でタンデムをレンタルできる生口島の瀬戸田サンセットビーチに行かなかったのかといえば、
瀬戸田サンセットビーチのタンデムは生口島島内から出てはダメ、橋を渡れない。
という制限がついているからなのです。
タンデムで橋を渡っては風が吹いたときに危ないから、ですと。
もちろんサンライズ糸山側ではそんな制限はないことを確認して、そっちへ赴いたというわけ。
幸い空きは十分あってすぐ借りられました。手続きをしてパンフレットとサイクリングマップを貰います。このマップ、小さく折りたためられるように作ってあって秀逸!だけど愛媛県エリアだけなのが玉にキズ。
さてそのタンデム車、車種はこちら、PROGRESSIVEのTDM-710。
そのまま軽く跨がってみてサドルが低いので上げてもらい、後ろも低かったけど足つきがどうこういうのでそのまま。で、嫁さんに後ろに乗ってもらうとハンドルが曲がるって。前席サドルクランプの締め付けが緩いと簡単にハンドルでサドルごと曲がってしまうんね。長いバーハンドルのてこの原理で簡単に曲がる。
きつく締め直してもらい、更によく見ると後席ハンドルを真っ直ぐ合わせると前席サドルが微妙に曲がってる。後席ハンドルステムが曲がって固定されているわけですがもう直すの面倒なのでそのまま。
それからクランクの角度が前後でずれているのでこれも直してもらう・・・けど完全に一致せず一コマ分くらいずれた状態?でまあいいか。
前席のステムは目一杯上に上げてあって相当なアップライトな姿勢。最近はやりの通勤用クロスバイク風味がこれくらいなのかなと。
ステムの調整は面倒だからこれもそのまま我慢したけど、このバイクのステムは仕組みが普通のアヘッドステムと違い簡単に上下できる機構になっているみたいなので、これもせめて一番下に下ろしておくべきだったと後から反省でした。
メーターはついてないだろうからと予めGarminのハンドルバーマウント一式を持ってきてて、ハンドルに固定しておきます。
というわけで準備に20分ほどかかって出発。おっと橋の通行料となるサイクリングチケットも一冊買っておきます。500円分が250円とお得。
駐車場を2周ほど回って練習?してから来島海峡大橋のとっかかりのスロープを登り、橋の上を3キロあまり海上走行。いつ走ってもどんな自転車で走ってもこの景色は最高。
大島に降りて道の駅よしうみいきいき館へ。
イマバリのバリィさんがあちこちで幅を利かせてます。そういえばサンライズ糸山でも自転車走行注意してました。
それはそれとしてちょいと小腹が空いているのでみかんシフォンを補給。
道の駅を出発してまもなくサイクリングロードから一旦離れて展望台を目指します。
足が生きているうちにヒルクライムテスト、果たしてタンデムで坂は登れるのか?標高300mの亀老山へ。
平均勾配7〜8%をだいたい8km/h台をキープして登坂。頂上到着時はかなり汗だく。
ふぅ〜〜、アイスアイス。売店で藻塩アイスとさくらアイス(これはドルチェのもの)を買って展望台へ歩いていきます。
展望台からは雄大な来島海峡大橋の眺め、絶景なり。
登ったらダウンヒル。
曲がり具合を確かめつつ慎重に下っていきます。
亀老山への登り口を過ぎてサイクリングロードへ戻る直前に上がってくるレンタサイクル2名とすれ違ったのがここで見た唯一の自転車。ロードいっぱい走ってたけどここには来なかったらしい。
伯方島はそのまま通過して大三島へ。
多々羅大橋は渡らずにそのまま通過して大山祇神社へ向かいます。
丘を一つ越えて到着したのはお昼前。
さすが大漁。順番待ちの名簿に名前を書いておきますが20組近く待つ様です。
んじゃあそこの土産物屋で時間つぶし。
・・・試食で空腹をごまかして戻る・・・まだまだ。
・・・大山祇神社へ参ってしまおう・・・
神社へ参詣している人はそんなに多くない。時々団体観光客一行がどどどっと押し寄せるだけ。
以前家族で来たときは正月休みだったから寒い時期だったなぁ。待ち合いのストーブにあたってた。
今日はポカポカ陽気です。
・・・まだまだ順番待ちはあるので道の駅も見物・・・ そうしてようやく席に着いたのは1時間半後。お目当ての海鮮丼とにぎり(5つ)を注文、どちらも380円です。
ちょっと小振りの丼に刺身のたぶん端っこをたっぷり盛られていてこれで380円はやはり激安。
にぎりも身が大きめでこれもお得。噂通りの満足度でした、ごちそうさま。
来た道を折り返して道の駅多々羅しまなみ公園へ。
でこたん、とはでこぽんのジュース。ほどよい酸味でゴクゴク。
時間はまだあるけど今日はこの辺で戻ろう。
ちょっと風が出てきているなか来た道を戻っていきます。
伯方島の伯方SCパークで塩ソフト。サイクリングチケットのクーポンで300円のところを200円で。
塩味はごく薄め、冷たいものがおいしい季節になったなぁ。
伯方島では行きに寄ったよしうみいきいき館でも一休み。コーラ一本、喉乾いてます。
ふと通路を見ると何かちらばっている。ありゃこれはCATEYEのリアライト、赤いレンズ部分と黄色いゴムパッキン、フレームに取付けるブラケットパーツが点々バラバラに。何かにひっかけたか???
再び最後の来島海峡大橋に戻ってと。
5時前にサンライズ糸山にゴール。
やー、疲れた。さてと、タンデムを返却する前にちょっとお試し。
一応後輪外せば入りそうなんですがフロントがクルマの天井につかえてます。
ハンドルが高すぎてそこがネックになってるな、ふむ、まあわかった。
本日のルート:
プロフィールマップ:
本題はここから、タンデムのインプレッションです。
良いところでまず挙げたいのは風に強いこと。向い風があると失速はするのですがこの風でこの速度はシラスだと厳しい、ロードでないと維持できないなというスピードで走れます。そしてその速度だと間違いなく嫁さんのシラスは付いて来れないので二人での走行は不可能なところ、タンデムなら不可能が可能になる。横風にも不安定感は薄く感じました。
平地や下りの速度のアドバンテージは言うに及ばず、そして下りが苦手な嫁さんをちぎってしまうこともありません。
登りではシラスより遅くなりましたがその程度も想定範囲内でローギアにすれば何とかなるかな。
下りのハンドリングは体重移動の息が前後席で合えば=後席が体をうまく傾けられれば、思いのほかうまく回れます。ブレーキはシラス同様の前後共Vブレーキで前側はほぼ違和感なく作動、後ろの効きが悪くてロックしそうな気配すらありませんでした。ある意味安全ではあります。
ペダリングの違和感はあまりありませんが、普段の様にペダルをパッと止めてしまう場面、例えば小さな段差を越える場面ではペダルが止まらずありゃっと思うことはあります。今回は普通にフラットペダルだったので少々の事でも大丈夫でしたが、ビンディングにすると息の合わせ具合が課題だなと。
悪いところ、安定性にやや欠ける感じでハンドルを押さえつけている感覚がありました。これはハンドルボジションが高いことの影響が小さくないのではないかと。
乗車ポジションが窮屈で身長170cmの私でもハンドルが高くて近すぎる、それに普段クランクは165mm使っているところを175mmだったので大き過ぎた、などこのバイク特有の問題が気になりました。
そんな事を云々するんじゃなくて気軽に本当の意味でのポタリングをする、そういう用途向けのバイクですね。タンデム自体のデメリットは予めわかっていること以外には感じませんでした。
とにかく二人で自転車乗るなら楽しい自転車ですし二人で走るならバラで行くより早く進行できる可能性が高いです。少々速度が出ていようが風が強かろうが会話ができることだけでもタンデムの意味があるでしょう。
「結婚する前に一度タンデム乗って相性確かめたらいい。」と嫁さん。確かに一理あるが果たしてどうだか(^^;ネ。
※番外編 この後は今治市内に向かい、重松飯店を探してそこで今治名物をいただいて帰りました。
後で調べたらこの店が元祖だったらしい、「焼豚玉子飯」
開店午後6時ちょうどに入店したら、続々と地元の方らしき人がやってきてテーブルは満席。地元に愛されている名店の様です。
さてその焼豚玉子飯。
こてこての甘辛たれが美味しい。目玉焼きが2つ分というのがポイントですな。ごちそうさま。