【今日の走行:TIME EdgeFirst】
平均:22.4km/h,最高:62.5km/h,距離:170km,消費:--kcal
今日は腹ポさんのご協力をいただきましての試乗会です。車種はコレ。
TIME Edge First
某ショップの試乗車をお借りして来たというわけ。それにサドル(アリオネTRI2)とペダル(iClic)を装着して。
ホイールはMAVIC CXP22(spec510g、OPEN
PROは435g)の手組、平地系ホイールです。タイヤはMAXXISの中級グレードCOLUMBIERE。
コンポはカンパ:Chorus10速、52/39Tに12-25Tと平地仕様。普段トリプルを使っている身からするとインナーの39Tはセンターの歯数と同じ、坂用の30Tがないという...これはいじめか罰ゲームかと思った構成でした。
確か2007年登場だったか、のTIMEエントリーモデルEdge First。 ロード購入検討時候補に挙げたかったけど予算的に一歩届かず指をくわえて見送った憶えがあります。 3年の時を経て試乗の機会を得たTIMEの印象は? (BGMはサディスティック・ミカ・バンドの名曲でどうぞ)
ロードバイクの評価でよく云われる「振動吸収」というのが自分なりに把握できました。
路面からくる衝撃を和らげる性能、一言でいうとそうなのですが、その恩恵はガタガタビリビリ振動が手から腰から体に伝わってきて疲れていくのを防ぐというよりも、路面の不整によりタイヤが細かく跳ねて走りにくくなり速度も落ちるのを防いでスムーズに速度を落とさず通り抜けるための「振動吸収」だと理解しました。そうすることにより走行中ストレスも減りその結果疲れもたまりにくくなっていくと。
このEdge
Firstは絨毯の上を走るようなと云われるほどの滑らかさはありません。路面の様子を消し去ってしまうような感じではなく、嫌な衝撃を全て丸くして小さく分散させてくるという印象です。割れたアスファルトやマンホールの小さな段差、ゼブラゾーンの舗装や減速のための帯舗装、そういったものがあってもそれらの衝撃を全て小さく砕いてそのまま通り過ぎさせてくれます。悪く云えば”雑に走っても大丈夫”。
特に下りで減速舗装がしてある道路だと、今までのママヤマでは如何にチューブレスを履いているとはいえそういう舗装で跳ねてしまう為、直線下りはともかくヘアピンカーブではぐっと速度を落とすか路肩の舗装のないところに逃げるかしないといけませんでした。Edge
Firstではカーブにそのまま突っ込んで車体を倒しにかかっても和らげられた段差の手応えを感じつつも不安定さがなく安心して走り抜けられます。
路面状況の悪いところを楽に切り抜ける「振動吸収」性能、それがカーボンフレームの良さなんだと感じました。
踏み込んだ時の加速感では、平地でも坂でも良い反応を返してくれます。ママヤマに比べるとスカッとしたキレ味は及ばないですが、その分踏み込み続けた時の伸び続ける感じはEdge
Firstにあります。ママヤマは最初はスカッと爽快に反応しますがすぐに伸びが終わる感覚がありました。
また試しに高回転巡航:ケイデンス110〜120程度してみた場合、うまくその回転を維持し続けられるのはEdge
Firstの方。ママヤマだと少し脚の動きがぎくしゃくしてくるとパチンッとはじかれ「ヘタクソッ!もっと綺麗に回せ!」と返してくるのですが、Edge
Firstはうまく補助してくれて回し続けられる様です。
まとめますと、
とても走り易く乗り易い良いバイクでした。ただ”ウヒャッ!”という様なハッとさせられる魅力(=毒)があれば申し分なしだけどなぁ。
別件ですが感心したのはカンパのブレーキ。下りでのコントロールがとてもやりやすく、こちらもある意味”雑な操作”でもうまく下っていくことができます。ガツンと停止する能力はシマノにありますが、コントロールという面ではDURA-ACE(BR-7800)を凌ぐChorusと感じました。Recordなら更に...
今年のブルベ神戸西の起点付近からスタートし、郊外のゆるやかな坂を経て東へ。 TIMEのセットアップに時間取られたりしてtakotako25さんとの待ち合わせの時間に遅れること30分、青野ダムにて合流。 既に暑いのでコーラ飲もうと思ったら自販機が使用禁止?!
よく見たら檻の間から買えるのでした。すさまじい防犯対策だなこりゃ。
ここから本日の目的地、胡麻のパン屋を目指します。
じわじわと登る坂をEdge
Firstの感触を確かめつつ、というよりホイール重いみたいな。
途中反対側から声をかけてきた、お目にかかるのはお初の”きんちゃん”に遭遇してしばらくご一緒に。すさまじく塗り込んでいる日焼け止めのため撮影お断りだそうで(^^;;。
JRが左に見えて来たら目的地までもうすぐ。
名前の覚えにくい「ゾンネ・ウント・グリュック(Sonne und Gluck)」、ドイツパンのあるお店です。珍しいのがいろいろあってなかなかおいしい。店内にテーブル席があるのでそこでお昼、小一時間ほどのんびりしました。欲張ってパンを取ったのでかなり満腹でこの後がちと不安になりました。水分補給が多いからあんまり胃袋にも入らないんだな。
ここを出てまた緩い登りに。向こうに見えたゲートはスプリントポイント!
一応ポイントをgetしたので今日の仕事は終わり、集団に戻ります。 ダムの手前で用事のあるtakotako25さんはお別れ。 ”やれやれこれで登坂ペース落としてゆっくり涼しい山道を行けますね”とべりさんは云いますが...。
日吉ダムに到着し中央付近からエレベーターで展示室へ行ってみます。ダムの中に施設が設けてあるんですね。
中は非常に涼しくて気温18℃、外より15℃くらい低いのでは。展示を見るというより涼んでいるという方が正解です。
洪水時の緊急放流用ゲート施設なんかも見学。
戻って京都へ向かいます。
ここから涼しい北山への道のはずだったのですが...
後方から二人のローディがスッとパスして行きます。一応道を確認しておきましょうとべりさんが追いかけて尋ねたらここで合っているとのこと。なら大丈夫とそのまま見送ってのんびり登るのかと思ったら、結局その二人にくっついて走っているではありませんか。
知らない人に着いていっちゃダメ!
ってお母さんから云われてたでしょ
takotako25さんがいなくなったのに代わりが登場するとは。しかもちょうどいいペースで、というかペースを合わせてくれていたのか、じわじわと引き剥がされて視界から消えて行きました。
峠手前の湧き水ポイントで休憩していたのでやっと合流。
京見峠を経て
降りたところのT地路で停車。右向こうは強烈な坂が控えていましてそちらから登ってきたらその先が見えないのでカーブミラーが上についていて反対側のこちらが見えるようにしてあります。誰が呼んだか「ミラー坂」。
今日のTIMEはノーマルギアのインナー39Tだしおまけにリアの25Tはちょっと調子悪くてあまり使えなかったボクには関係ないところだね。
市内に降りて、六角柳馬場にできたシルベストに寄って京都駅から輪行して戻りました。
着替えてクルマで移動。
いろいろ反省会の夕食は焼肉。主食には冷麺をチョイス。
今日もおいしく走れました。
▽本日のルート
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