【今日の走行:万々山】
平均:25.4km/h,最高:49.2km/h,距離:239.59km,
平均心拍:130,最高心拍:170,消費:6566kcal

出雲路ワンデイランでニアミスし石見ライドでオセワになったえこにんさんのサイトekonih recordsで提案されてる企画の中で最長距離なのがGo Go-Riverと名付けられた江の川(ごうのかわ)を河口から三次まで往復するというもの。今年5月に「おくさん」が完走されてその距離が240kmと延びた?もんだから後に続く人がおらず、さみしい状況でした。

今年の出雲路センチュリーランはブルベと重なっているので欠席、そのコースを先に走ってみるというアイディアもちょっと浮かんだんですが、ここはおくさんに続いてGo Go-River240kmに乗ってみましょう。 倉敷から移動しやすい三次にクルマを置いてスタートで、これもおくさんのプランと一緒。

▽コース概略
江の川の河口・江津〜三次間を往復で走破する。スタート/ゴールはルート上のどこでも可。基本的に右岸・左岸をそれぞれ通るが、途中道のない区間/工事中の区間等は対岸へ渡っても可。 片道120km、三次側標高150m強〜江津側河口0m

▽準備
コースはGPSに登録済、江の川沿いに走ればいいのですが細かいところで曲がり角を間違うと山中をさまようことにもなりかねません。 コースをつぶさに見て行くと、途中にコンビニはほとんどありませんで、道の駅等がいくつかあるくらい。ですから片道分持つだけの補給食を持って行きます。飲み物は自販機でまかなえるでしょう。
出発前に三次駅近くのセブンイレブンでおにぎりとパンとクッキーを購入、持って来たライトミールブロック(TOPVALU)半分とパワーバー1と自家製梅干し。
ボトルはPOLAR(大)一つ。
自転車の装備としてはライト2灯(ANTAREX NRX-25&Panasonic NL-850)。 半袖ジャージに、この距離ならパールのレーパン&グローブで行けるでしょう。今回新たにシューズのインナーソールにコンフォマーブル(SIDAS)を導入し、そのテストも兼ねてみます。

▼往路スタート
家から三次駅前までおよそ2時間ほど。その駅前駐車場にクルマを停めたら出発準備、さぁて下を着替えるかと思ったら、ん?...

レーパン忘れた!

いつものCW-Xタイツまでは履いてきたけどレーパンはキュークツだし後で履こうと思っていたら着替え一式と一緒に忘れて来た。ここでDNSにしようかとも思ったけど、せっかく来たんだから行けるとこまで試してみようと、普段着代わりに今も履いているパールイズミのスリークォーターパンツ(パッドなし)そのままでスタート。100キロくらいまでなら大丈夫な実績はあるから...

5:50と日の出とほぼ同時にスタートとなったのでライト点灯は不要に。基本ルートは往路を川を右手に見る左岸で行きます。巴橋を5:54に通過。
出だしは調子良く、想定していた出発時刻5:40からの遅れ10分をすぐに取り戻していきます。

40分ばかり走っていると、突然歩道の側に3つの車輪が置いてあるのが目に止まりました。何でしょうか?自転車はここで記念撮影しろということかな?。

やがて山のかげからお日様が出て来ました。持って来てはいますが今日は雨具不要でしょう。 右手に見えてる江ノ川の静かな水面を切ってゆっくり進む舟の行く先には弓状の網が仕掛けてありました。鮎漁でしょうか。

こちら側のルートは三江線と並んで走る道が多くなります。道に敷石が落ちてきているくらいすぐそば。

**** ここで鉄ちゃん向けコーナー ****

▼宇都井駅
GPSを見て次の駅はルートからちょっとだけずれた"UZUI"駅(英語版GPSなのでローマ字表記)、そろそろ休憩入れていい頃合いだしトイレでも借りて行こうかなと寄ってみますと...

駅どこ?上?!ホームは上の方です。エレベーターは...ないです。 時間余ってたんでカチャカチャとクリート鳴らしてそこまで上がってみました。お!ガタゴト聞こえてきましたよ。でも階段まだまだ九十九折、ホームはまだか。

ちょうど列車が来て出発したところ。 あッそうか!前にテレビの旅番組か何かで見た駅だわ。
二人降りて来た内の一人のおじさんは走り去る列車やホームの風景を写真に撮った後、下に降りる気配はなくホームのベンチにそのまま腰掛けてました。この駅が目的地だった鉄ちゃんですね。 ホームから見る下界の様子はこちら。

後で時刻表見てみると便は往復それぞれ一日4つのみ、始発にうまく巡り会えたのでした。この後1時間後に一本あって、後は夕方に2本です。後で調べてみると高さ30mは日本一、階段は116段。本数が少ないことからこの駅を始めとする三江線はローカル線の西の横綱と云われているそうです。(7:14-21)

▽悪路
宇都井駅を過ぎたら三江線は鉄橋を渡って対岸を走ります。 しばらくすると道は細くなっていき、だんだん路上の小石や小枝が増えて来ます。「落石注意」の看板もある通り、道路の真ん中に10cm以上あるようなクルマが踏んでもやばい大きさの石が転がっているので目が離せません。当然速度は上げられずゆっくりめに。それでもまだどんぐり系の実がそれほど落ちていないのでマシでしょうか。

結局クルマもあまり通らないのでゴミが避けられてないのです。 アスファルト鋪装はそれほど荒れているわけではないけど、ロードタイヤに厳しいダートコース。
(ぎゃぁ〜〜、小さいヘビ引いた〜〜)

▽休憩はエイドステーション
悪路区域を過ぎて広い道に出たらとホッと安心、やがて遠くに浜原ダムが見えてきました。あぁこの景色は見覚えのある、この辺は石見ライド&グランフォンドで走った道です。

ならば休憩は対岸に渡って、エイドステーションが設けてあった浜原駅にて。今日はここでコース先を選ぶ必要はないです。三瓶登らないよ。(8:21-30)

自販機で缶コーヒーを買って一息。 それと買ってあったおにぎりを。今年で取り壊しになる広島市民球場を惜しむオムライスおにぎり。

また元の岸に戻り、対岸の粕渕を過ぎると三江線が戻って来ます。 その三江線と道とが交錯する事まずは3回連続。踏切マニアなローディにはこたえられないパラダイスルートといえるでしょう、ガタンゴトン...ガタンゴトン...ガタンゴトン...

空はいつしか青空に。江の川に映るとその青さ際立ち、吾郷大橋と青の競演。

石見簗瀬駅を下に見ながらのこの辺りはフラットでほぼ無風の快走区間。

そして見慣れた踏切を越えると川本の街中へ。ならばあそこを曲がってちょっと坂を上がってと...

石見ライド&グランフォンド二日目のエイドステーションのある川本音戯館へ到着。
ここはお手洗いが館内奥の方にあり遠いので写真だけ撮ったらとっとと退散(笑)。(9:13-14)

またしばらく三江線と並んで川沿いを走り、桜江で休憩にしましょう。 駅でもいいし、A-COOPも開いていますが、ここまで寄り道。

石見ライド&グランフォンド二日目のエイドステーション、桜江B&G海洋センターです。今日は運動会が行なわれていて大勢の人でいっぱい。トイレを借りてジュースを一本飲んで一息。(10:05-12)

休憩済んだら元来た方へ戻り、ピンクとブルーの桜江大橋を渡って対岸の道を走ります。ここからは左岸の道が通じてないので。

▽日本海へ
こちらは今までと違って国道なのでクルマも通ります、多少。 緩いアップダウンがありますが路面がいいのでスイスイと漕いでいけます。
川平の橋を渡って再び左岸に戻り、江ノ川の曲がったところ(赤栗)で10%の坂を越えて降りてしばらく行くと、遠くに赤白の煙突が見えてきます。江ノ川の水面はもう海の表情になっていました。

河口に渡る二つの橋をくぐり抜けて江津港へ向かい、往路終了〜(10:54)

江津駅に出て付近の店を観光案内板で探し、グリーンモール内の和食の店「阿じ与志」で早い昼食。今日の日替わり定食は天ぷらだって。

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ごちそうさまでした。
水分&補給食もここで買って、さて帰りますか。(11:06-32)

▽復路スタート
11:32スタート、江川橋を渡って右岸に。

風が少し出てきましたが、横風かもしくは若干の追い風。 気温はどんどん上がっている様で、途中の電光掲示板では31℃や32℃の表示が。水分消費が午前中に比べ倍以上早くなってます。
川本の橋を過ぎたところで自販機休憩、コーラ飲んで体を冷やします、む〜〜。(12:53-57) 早くもバテたか??

▽猿登場
木路原の対岸、多田の工事箇所を迂回して市井原にきたところで目の前の路上になにかいる! 柿を拾って食べているみたいでこちらに気づくと一目散に左の山手の方へ逃げていきました。おなかに小さな子供をぶら下げていた、猿! と、左手の柿の木に10頭近くいたでしょうか、猿の群れがわさわさっと一斉に逃げました、げげっ。 かかってこられなくて良かった(^^;


※ここが猿の群れがいたところ。もう逃げた後

(地名)の対岸の港(地名)辺り、急にあぜ道に入ったかと思ったらじわじわ登り。ここでフロントギアのシフト操作ミスか、アウターからセンターにするつもりがインナーまで落ちてしまいました。おっとこれじゃぁ進まないがなと思いきや突然激坂。あれま15%越えてますよ、アウターのまま突っ込んでいたら転倒でした。
上がったところの明神岩を過ぎると、舗装はされているもののクルマの通った形跡のない細い道、行きにあったのと同類の悪路区間です。

ゆっくりと我慢して通り過ぎてまともな道に出ると今度は炎天下の川沿い走行。粕渕手前で向こうに見えるお山は三瓶かな?今日は登らないんだってば。

▽やっぱり休憩はエイドステーションで
粕渕はなんとなく通り過ぎ、行きと同じ浜原駅で休憩。(13:49-14:00)
駅のベンチに腰掛けて江津で買っておいたカステラをほおばります。 回復して、というかしたつもりで走り始めるものの、一番暑い時間帯。

”大和から浜原までは距離が短かったナ” という記憶を頼りに?1時間もしないうちに次の休憩ポイントに到着です。石見ライド&グランフォンド一日目の昼食場所でもあった道の駅グリーンロード大和(ダイワ):(14:42-15:02)。

小さな売店でかき氷と地元産の梅ジュースを買って一休み。隣にはMTBでサイクリング中のカップルがおられました。作木のカヌー公園から来られたとのこと、太いタイヤは重たいと嘆いておられました。 長めに休んでそれでは出発。

しばらく川沿いの道を進みますが、またまた工事中で通行止めの立て看。”もしかして自転車ならイケルかも??”と根拠のない期待を持って正面から突撃しますが...

やっぱし通れません。引き返して迂回路を。これが結構迂回させられました。登りも少し加えられましたし。
もう200kmは過ぎていますが、再来週のことを考えるとこんなとこでヘバっていてはいかんと思うけど、実際ヘバってます。

そろそろ最後の休憩を、という時に道の駅じゃなくて川の駅「常清」てのが見えてきましたのでそこに入ります。 まずは缶コーヒー買って、補給食に買ってあったパンを一緒に流し込む様に腹におさめておきます。まだちょっとダルいので追加でコーラ500ml缶をガブ飲み。(15:52-16:09)

▼ゴール
出発するとお日様は山影に隠れて暑さがなくなりヤレヤレ。 あと1時間程度かな、という距離ですがペースは下がり気味だけど道は微妙に上り気味に続きます。三次に入る手前に標高180mまで上がってました。 少し降りて三次市街地に戻って来たら、ようやく朝渡った巴橋に到着。(17:11)

駅前駐車場には17:16帰着。これにて今日の作戦は終了です。
走り終わってみると結局レーパンでなくても大丈夫だった(^^ゞ 只のアリオネと違うTRI2の快適性はダテじゃないぞ。
インソール、土踏まずの部分のサポート効果でペダル面が足の裏まで伸びたみたいなしっかり力が伝えられる感覚で、脚,特にふくらはぎの疲れが少なくなりました。但し右小指付け根が痛くなったのでそこは修正してもらわないと。

予定ではこのあと国民宿舎三次長寿村に行って温泉入るつもりが着替え忘れたので寄らず、近くのスーパー「C' C' PLAZA」で飲み物とお土産を買って高速に乗り、そのまま帰りました。


これが完走すると貰えるCOMPLETEDステッカーだ!

★ルート雑感

◆轍 Wadachi による走行ログ
2008/9/14 Go Go-River240