【今日の走行】 先週Mazokaさんが南光のひまわり畑に出かけて一面に咲いたひまわりの写真をブログにアップされてたのをきっかけに、数日前に軽い気持ちでそこに行ってみよ〜とゆうさんと話がまとまったのが今回のプランです。SPring-8からひまわりを見て、北上して千種から大原へ志引峠を抜けて和気に戻ってくる計画。 準備したのはGPSルートデータくらい(距離+通過時刻を通過ポイントの名称にしている最近の仕様)です。 起床午前4時、軽くパンを食べて着替え準備。前日までに段取りが全て済んでいなくてアタフタしていたら出発が遅れてしまいました。忘れ物は凍らせてあったアミノバイタルゼリー。(また今度持って行くか) ウエアはノースリーブクールアンダー+半袖ジャージ、CW-XタイツにDESCENT短パン、シューズはパール、いつものようにmont-bellのバックパックを腰にぶら下げていきます。 ボトルはPOLARの大と小。大きい方にはVAAM粉末を溶かしたものを入れて小さい方は水専用でこちらは前夜からボトルごと凍らせておいてました。
サドルバッグはいつもの雨具入り、急な夕立ちがあるかもしれません。
ライトはEL500のみ、帰りは夜になりますが明るい幹線道路を戻るのでこれ一灯でいいでしょう。 ▽プロローグ:個人TT ▽岡山・兵庫県境 船坂峠 朝日の上る、東に向けて走行開始。旧2号からR250〜R2と幹線道路をひた走ります。 尖った小石かガラス片かを踏んだらしく、穴の開いた箇所にはもう何も刺さっていませんで、タイヤ内側から内部の補強繊維が顔だしてました。そういえば以前もこの近くでパンクされてましたね、あの時は旋盤クズを踏んだということでしたので今日はまた違いますけどね、同じなのがタイヤ。 そしてタイヤ外すとチューブ濡れてました<前回カツカツツアーの名残り。浸水した人多かったんだからチェックしとかなきゃ〜(^^;; ▽テクノポリス しばらく平坦でのどかな田園風景の中を快走です。道端の廃校を見つけてパチリ。 そして次の桧が坂峠に。ここは200mほど上ります。勾配はそれほどでもありません。 この峠を下るとそこは...テクノポリス。 ”てぃーいーしーえぃちえぬおーぴーおーえるあいえす” 交差点は「テクノ中央」なんですからね。 しかしSPring-8、普通は中に入れませんで外から指をくわえて眺めるだけ。
▼ひまわり そろそろ「ひまわり」の幟が出てきました。クルマもなんとなく増えているような感じ。 そしてまもなく南光(なんこう)のひまわり畑に到着。 また本日はラッキーなことに素麺の無料試食会をやってましたので一ついただきます。もちろん揖保の糸。 そしてついでにひまわりアイス。ひまわりの種が入っているアイス、細かく砕いたアーモンドが入っているという味と想像していただければ。 観光バスが何台もやって来て大勢の人で賑わっていました。自転車は...あ〜、ほとんどナシ。
◇補給状況 コンビニではコーラ、コーヒー、ジュースなど甘いもの中心に飲んでリフレッシュしてました。今日は全部で3リットル強飲んでいると思われます。 身体を冷やすためにかけた水はボトル1本分ほど使ったでしょう。 食べ物では食事の他にサンドイッチ、素麺、アイス3ケ、カロリーメイトハーフ、エクレア、それと”熱中飴”でした。 #では本編に戻ります。 ▽道の駅ちくさ 時間・場所的にも昼食は次の道の駅でとることに。 ”しそう森林公園”って書いてあるのを、頭の「楽」という漢字が落ちたのかと思ってしまいましたがそうではなく、ここは宍粟(しそう)市なのであります(^^;; お昼前なので食堂の席はだいぶ空いています。窓際の座敷席に上がりましょう。ビンディングシューズを脱いだらぐっとリラックス〜。 エネルギー充填完了、トイレ(軽量化)も済ませて自転車的には本日のメインイベントがこれからやってくるわけであります... ▽志引峠 R429に入る直前のLawsonで補給です。コーラ飲んで、クーリッシュも買っていきますよ。 千種川にかかる橋を渡ってR429に入り、岡山県を目指しましょう。(何もこんな遠回りしなくても) 最初の集落のある辺りは緩やかに登っています。 道の両脇に杉の木が見えて来ると道幅がぐんと狭くなり見た目に勾配がついてきてるのがはっきりわかります。 ここは一つダンシングでこなし . ..切れません、ずっと続いてました。 息を切らしてサドルにへちゃっと腰を降ろして心拍をチェックすると182。ありゃりゃりゃこれはマズい、レッドゾーンです。ここまではフロントセンターで頑張ってきましたがもういけません、フロントインナーに落としリアは21の26x21でゆっくり漕いで心拍が下がるのを待ちます。しかし170から下には落ちない。しかたなしにこの時点でボトルから給水します、それだけで心拍は+5は上昇するので一瞬キツくなるのですが。 ケイデンスは50〜60で速度は6〜8km/hで漕いでいきます。GPSの画面で頂上ポイントが見えた!と思ってもそこまではまだ道は蛇行しているので距離はまだあり、予想到達時刻はまだ15分後。今はたぶんシミュレーションより遅い登坂速度になっている為、かかる時間はまだそれ以上はあるということです。 左手には時々麓の眺望が見られますが、撮影の余裕なし。それよりも少しでも緩い勾配のところで給水したり頭に水をかけたりしながら坂と闘い続けます。いや坂だけでなく真夏の太陽とも...。峠道とはいえ木蔭のあるところばかりではありません。後から思うと、顔からボタボタ汗が流れ落ちてサイコンやGPSの画面を濡らすということがなかったので、蒸発する分が多かったのでしょう。身体にかける分の水を持ってないとヤバかったかもしれません。 頂上まであと500mくらいかという辺りでギアをもう一枚落とし、26x23のファイナルギアへ。速度は5km/h台まで落ちますが心拍は170前半でオーバーヒートを避けつつギィ〜コギィ〜コ。”しかしこの坂が一番ではない”−鬼ノ城の勾配を思えばここはまだシッティングで登れている、そうしてなんとか気持ちを切らさないで志引峠の標識まで辿り着きました...。 志引峠 13:02-13:35、距離119.2km、標高681m 自転車を降りてはずむ息のままボトルの水を飲んで休憩。そうだクーリッシュ、まだ冷たいクーリッシュをキューッと吸い込むと頭の中にズキーンと響きます。しかし身体の外側はまだ熱々、身体の外と中の温度差が収まるまでは少し時間が必要でした。 しばらくしてゆうさんが上がってきました。いつもの真っ黒シャツを着ていることもあって暑さ最高、もうクタクタよれよれシオシオ、日陰でしばらくへたりこんで休憩。 通り過ぎるクルマはエンジン音は甲高いが速度は遅く、2速ぐらいで登ってきてます。ドライバーさんは端に止めてる自転車を見て目を丸くしてますね(笑)。 さぁーではそろそろ降りますか。時間が押して来たので西粟倉への寄り道は省略し、当初の予定通り大原へそのまま向かいます。 大原まではあっという間、400mほどを一気に下ってしまいます。 ▽武蔵 そのわけは、シャーミークリームが切れてレーパンが痛くなったってことで何か代わりの軟膏みたいなものを入手する為です。ドラッグストアだといいのですがそんな便利な店はありそうにもない(しばらく先の美作にチョット気になるZAGZAGはあった)ので園芸系中心のコメリでもいいから何かないかと。 とりあえずニベアのチューブをgetして快ケツ、いや解決したそうです、ハイ。その間缶珈琲を一本飲んでちょいと補給。 ここから武蔵の家はすぐのはず。左手に大きな建物が見えてきました。武蔵ドーム?じゃなくて武道館だそうです。そして武蔵の生家前に到着。 家の前にはクサリでトウセンボしてあって近付けませんで、うだうだしてましたらどこからか地元の(親方寅さんを履いた)おじさん登場。一通り宮本武蔵について蘊蓄を語ってくれました。要点はえーっと、『バガボンド』を読めってことだったかな。(すいませんスラムダンクしか読んでません) 目の前の売店は商売っ気なく閉まってまして、少し移動して駐車場にある土産物屋に寄ってみますが、今ひとつピンとくるものがなくてこんな飲み物だけ。
まぁこれで今回の目的は果たしましたから後は帰るだけですナ。 ▽片鉄経由 顔を洗って汗を拭き、ウエストバッグに残してあった氷をボトルに詰め替えて出発。
下り基調なのは変わらず、クルマに気を使わずに済むし知っている道だということもありリラックスして漕いで行けます。
なんかスッキリして急に快調になりました。道もいいせいですがそれでもさっきまでよりかなり軽快。それは休憩を取ったから?、いやそれよりウエストバッグの氷を処分=ボトルに移動したからでした。今までは腰の重しになってて腹を締め込んでいたということですね、やれやれ。バッグの体に当たる部分には厚いパッドがあるせいで期待してた腰や背中を冷やす効果はほとんどなかったし。
片鉄のサイクリングロード、陽が傾いて来て既に対岸の山影に入ったので直射日光は当たらなくなり、快適度上昇。今日はもう途中の駅舎で止まることもせず、和気までそのまんま走り通して行きます。そういえば前は小学校前の細い道を通っていた所で国道沿いに新しい自転車道が整備されてましたし、ナゾの北斗星喫茶?がなくなってたりと、少しずつ変わっていた片鉄の道でした。
鵜飼谷温泉横の和気ドームに到着して休憩。
ボトルの大きい方が氷だけになってたのでここで爽健美茶を補給、これで良かったです結局。爽健美茶でなかったら十六茶か麦茶ですかね。 ▽岡山へ キリンビール工場のある万富から幹線道路へ合流し、向い風に抗いつつ西へ向かい、R250(旧R2)と合流する地点のサークルKで最後の補給をかけます。 いい時間ではありますが、今日は晩飯をがっつり行く余力がありません。すぐ近くにある驚異のハンバーグで知られる「ツモロ」をパスし、岡山市街を抜け(もちろん"くろかわ"に寄ることもなく)そのまま旧2号からゆうさん宅へ戻りました。ミッションコンプリート、お疲れさんでした。おやすみ〜 さてここから再び旧2号に出て、軽くうどんでも腹に入れておこうかと。
「とも作」は既に閉店してましたので松島のふるいちでぶっとろ510円。
自宅近くのハローズに寄ってサラダやら豆乳やら買って帰りました。 帰着20:41、距離240.1kmでした。ほぼ16時間、総合平均速度15km/hと無理のないツーリングでございました。 ▼今日のまとめ おっと大事な事を忘れるところでした。
今回アベレージが高かった自転車的原因に、タイヤ(&チューブ)があります。 ともあれロングライドは一人で走るより二人(以上)で走ると楽しいです。速度は上がりますがドラフティングで休める部分もあるし疲れも少なく感じます。(ただし速すぎる牽きはのぞく〜) |