【今日の走行】
平均:19.6km/h,最高:56.2km/h,距離:136.88km,消費:4307kcal

平均心拍:124

初めて渡った淡路島をだいたい一周してきました。 ↑記録は大した事ありませんが、今日はなんと嫁さんも一緒に走ったのでした↓
【今日の走行】弐号機 平均:19.5km/h,最高:51.2km/h,距離:138.68km


神代の時代、イザナギ・イザナミが矛を地に立ててかき混ぜて、その矛先のしずくが垂れてできたのが「オノゴロ島」=淡路島という謂れがあるそうな。C.E.の頃にはオーブ首長国連邦の軍事基地になるのですが、そんな未来の事は置いといて。 今回の目的地としては今が見頃の水仙郷、風向きを考慮して反時計回りに周回する計画です。走行ルート記録はこちら、青:5km/h〜赤:40km/hです。

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▽準備〜出発
前日のうちに自転車2台をクルマに積み込み、服装と荷物の確認をする一方、GPSの地図データを編集していたら結構時間がかかり、なんとか道の駅ポイントデータをインストールするところまでこぎ着け、洗濯機を回していたら0時を回ってました、やれやれ。

翌朝4時半頃起き出しておととい買ったカンパーニュをかじり、準備。 今回はロングライドなので荷物はコンパクトに絞る必要があります。いつもの通勤のごとく、デイパックに色々荷物を詰めようとする嫁さんに無理矢理普段私が使っている赤のバックパック(mont-bellの4L)を渡し、これに入るだけ持つ様に云ったものの、ふと見ればその中に文庫本2冊が。そんなもの重荷にしかならないのでこっそり抜いておきましたら、行きの車内でぶちぶち文句云われました。

服装、私はいつものパールの冬用ジャージにmont-bellのウィンドブレーカ、ユニクロタイツにGパンです。嫁さんの方はパールの長袖ジャージ(やや薄地)に裏地のついたやや厚めのウィンドブレーカ上下、薄手タイツにユニクロハーフタイツです。手袋はいつものやつですが、防寒用に作業用ナイロン薄手手袋を持参しておきました(結局使いませんでしたが)。

出発は5時15分、早島ICから龍野ICまで山陽道を走り、そこからR2〜加古川バイパスルートを通り、時間に余裕があったのでそろそろ出発する頃と思われる今日のガイド役のMazokaさん宅へお邪魔してみました。あれ?ムルティプラがスタンバっています。自走するんじゃないのー? というわけで二台つるんで大磯海岸の駐車場@一日千円に向いました。途中黒いローディ、ゆうさんを追い越していきます。
駐車場で自転車を組んで”たこフェリー”乗り場へ向かうともう出発時刻7:45が迫っています。 「今日は自転車の人多いよ」とゲートの人に云われまして”思ったより天気良さそうだしナ”なんて、たこフェリーに乗り込むと... なんのことはない、今日一緒に走る他3人の自転車があっただけでした(笑)。

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本日はよろしくお願いします、かつさん、慎さん、ゆうさん。と、くつろぐ時間はあまりない20分で淡路島の岩屋港へ到着です。

▽向い風・・・
西風を避ける為に反時計回りなので右折します。 まずは道の駅あわじで明石海峡大橋を見上げて。

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すぐ近くのファミマで補給(肉まん食べたっけ)してさぁ行こか〜 さっそく西風が。真正面ではないですけど向い風です。すぐに嫁さんのペースが上がらなくなりチギれてしまい、20km/h前後で進む様になりました。できるだけ後ろにぴったりついて風を避ける様にしてもらって。後から聞くと『最初の10kmで力尽きた』そうです。 20kmほどのファミマで一回めの休憩、先行組と合流し、またすぐお別れ(笑)。Mazokaさんはこっちにつきあってくれて、これでロード組とフラットバー(でもないか?)組に分かれました(笑)。 しばらく後、左手に謎の城が見えてきました。個人の家?なんでも入場料払って中が見られるとか?プチパラダイス??

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2回めの休憩前に本日ショートカットコース走行の慎さんが折り返して来てご挨拶。そっちから戻る方向は追い風でよろしいでんな〜、気をつけて。もっともこれから気をつけにゃならんのはこっちの方か。 そろそろ休憩ポイントというあたりで風力発電の風車が結構な勢いで回っているのが見えてますので、その下まで行ってみましょう。遅れているんですけど、まぁいいではないですか(^^;;

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真下で見上げるとでっかくて、ビュービュー音を立てて回っている迫力がすごい。風速は5〜7m/sでしたが、定格発電出力時風速が12m/sでしたのでまだまだ低出力状態なのでした。 すぐ横には予備の羽根が3基置いてあり、その大きさを目の当たりにできます。 『これ飛行機のプロペラより大きいよね』・・・直径70mのプロペラを持つ飛行機ってどんなんや。「ラピュタ」の時代かよ・・・
風車近くのファミマで休憩、今度はあんまんにします。

ルートはほぼフラットな道なのですがそれでも極力アップダウンを避ける意味で、漁村を通る度に数mほど上にあがる幹線道路ではなく集落の中の低い道を走ります。小さいながら結構いろんな商店や飲み屋があったりするもんだな〜とキョロキョロしながら工事で路面舗装の荒れている路地を抜けて。
遠くに風力発電風車群(今度は1基じゃなくてたくさん)が見えて来ると、左折して島の反対側へ向けて進路を変えます。 そうすると追い風になるのでペースは少し上がって23〜25km/hで巡航できる様になりました。道の両側は淡路島名産玉ねぎ畑、ちょうど苗を植えているところも見られました。

”灘黒岩水仙峡”の案内看板が出て来て目的地が近く(というほどでもないが)感じられてきます。 途中のファミマで昼食補給、スパゲティやおにぎり、天丼におでんと各自好きな物を買って駐車場の端で座り込んで食事。 「半分くらい来たかなぁ」「まだやで」 「岩屋まで戻るんしんどいな」「徳島渡るんはすぐやで。高松経由で(岡山に)帰ったらどない?」

▽灘黒岩水仙郷
お昼を済ませて出発。
しばらくすると坂道に入ってきました。距離は少しありますが、でも勾配は緩やかです。嫁さんの方にはフロントギアをインナーに落として上がる様に指示しますと、インナーxロー(28x23)ではガラガラ音がする、というのでローの一つ上のギア(28x21)にさせました。ここはそのギアでなんとかクリア。
登り切ると向こう側の海=紀伊水道が見える景色が現れる、とても爽快な道です。 下りはビュンと走ってみれば最高速記録、勾配12%(ここだっけかな?)の標識が。島を時計回りに走ってこっちから登ると距離は長くないけどキツい坂が待っていたということですわ。

海岸沿いに出ると快適サイクリング。
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しばらく走るとクルマがどんどん増えて来て、山の斜面の一部が薄い緑に染まっているのが見えて来たら、そこが灘黒岩水仙郷です。12:48に到着。
今まではあまり人を見かけなかったのですが、ここは大盛況。すんごい賑わいです。500円払って山肌に咲き誇っているちょうど見頃の水仙を堪能してきました。

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▽押し
水仙郷を出発してしばらく路面の悪い海岸線を走りますと、道路は山の方へ上がって行くつづら折ルートになってきます。ここが本日の坂、170mほど上昇します。勾配はそれほどでもないので私はセンターxロー(36x23)でクリア、坂好きなかつさんはここぞとばかり”下る様に加速”しながら登って行きました。う〜ん楽しそう(^^)
しかし嫁さんは標高120mくらいまで頑張ったけどそこでギブアップ、降りて押して上がってしまいました。やはりインナーxローが使えなかったのが災いしたかな。(異音の原因はフロントディレイラーがややチェーンに当たっていた様です)後から『過呼吸みたいで死にそうだった』と。 峠の頂上で皆さん待っていてくれまして、ひと休み。

向いのコンクリート壁に(石でこすった程度の)落書きがされてますが”これはMR-4やろ”ということで検証。

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MazokaさんのMR-4F改めMR-4BBull Hornハンドル仕様)と並べるとよくわかります。この絵はドロップハンドル仕様のMR-4Rの絵ですね〜。

さぁてここでもう坂はおしまい。少し下るともう一つの”立川水仙郷”,おばちゃんが呼び込んでいるナゾのパラダイスがありますが素通りし、その後がっつり下って50km/hオーバー、また海岸沿いに戻ります。

3時のおやつ、ってことでまたまたファミマでひと休み。 ここは外にベンチとテーブルが置いてあって、そこで補給食を食べていると”ミャ〜ミャ〜”にゃんこが寄ってきます。茶トラが3匹いたかな。ドラの小さいのもいましたか。人に懐いていますが、いいものを貰っているのか、何でもは食べません。カメラを向けても逃げませんけど目線はくれませんな。

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▽インフレータ、めげた?!
天気は上々、時折陽射しもあって寒さを感じない快適な海岸線のサイクリング。
ところが後ろからヘルプコールが! 戻ってみると『前タイヤの空気が抜けたみたい』、、、パンクです。前輪をチェックすると、尖った小石が刺さっていたのがポロっとすぐ落ちたのでどうも原因はそれらしい。他には異状見当たらず、タイヤ外してチューブを出してエアを入れて確認しようとすると... ありゃ?インフレータ(携帯ポンプ)のグリップ部分からピストンがスポンと抜けてしまったではないですか。

めげた?(←岡山弁:こわれた、の意)

そのまま突っ込んでシュコシュコしてもまっすぐ押し引きできないせいか空気が入らない。まずいなぁ、これが働かないとパンク修理できません。先行部隊の誰かの助けを呼びに走らんといけませんがな(携帯もってないんデス)
どうにかならんかとイジっていると、グリップの中に隠れていたインフレータのキャップ部分が出て来て、それを本体筒に嵌めるとポンピングできる様に復活しました。やれやれ。 確かにチューブには穴が空いていました。大きさからして押しピンみたいな金属の針ではなくもう少し大きなものが刺さったような感じなので、やっぱりさっきの小石でしょう。 新しいチューブを出して来てタイヤと共に装着し、空気もばっちり入ってさぁ出発。20分ロスしたし皆待っているので急ごうで、といってもペースは上がらず、先行隊へ合流するまで30分かかりました。

▽夕暮れの海岸を走る
既に距離は100km。風が少しありますが、雲の合間から時折射して来る日光のおかげで寒くはありません。夕陽に映える畑のオレンジ色。

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走っている時は遠くに大きな白い灯台が見えると思っていたら、

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近付いてみると実は観音様? なんかコンクリートっぽさ満点で首巻きの位置に金網足場 展望台があるし、下の建物はさびれて閉まってそうだし、怪しい。コレもぱらだいす??淡路島、深いです。
その後最後の補給に。結局今日寄ったコンビニは全部ファミリーマートです。ローソンも結構あったのですけどね。 出発するとまもなく電柱に「たこフェリー、あと13km」と広告看板が出てきます。あと少し。既にライトを点灯して走っています。 『最後の30kmは朦朧としてた。ファミマや明石大橋の幻が見えた気がした』と、後で嫁さんから聞きましたがこ〜んなイメージだったかな?(笑)

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やっとこさ17:52に無事岩屋に到着。 車はたくさん並んでいて次の便には乗り切れないそう(自転車は大丈夫)。目の前には朝見た明石海峡大橋が青に緑にライトアップされています。瀬戸大橋より綺麗ですわ。

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フェリーに乗り込み、船内の温かさにホッとする一同、本日の健闘を互いにたたえあいました(ていうほどでもない)。また今度もどこかで一緒に走りましょう。 ゆっくりする間もなく明石に到着、駐車場に戻り無理矢理ゆうさんのロードも積み込んで大人3人+3台のデミオで帰路に着きます。

夕食は途中の「和食のさと」で鍋物、ちゃんとした食事がウレシイ冬の夜でした。 途中龍野西SAで休憩した後早島ICで出て、ゆうさんを送ってから帰宅、22:59到着でございました。 お風呂入る前に体重測定すると前日比+0.7kg。ははっ、今日は走り足りませんでしたかぁ?(爆)

(今回のルート、高低差グラフ)

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