"コンビニ"で飲み物とパンを買って、自転車はすぐには片付けずに軽く雑巾で拭いて、自転車部屋に置いておきます。
部屋に戻り、シャワーを浴びて着替える。ふぅ〜一段落。
ベッドに寝転がるとすぐに寝てしまいそう。
部屋に電話があって腹ポさんの部屋で軽く食べましょうとのこと、マルシェに寄っていくつか食材を買って来てくれてるらしい。
パンにチーズ数種類、惣菜も幾つか。やっぱりマルシェの食べ物はおいしい。
レモンの塩茹でコンポート?が今までにない味でびっくり。
テレビをつけるとロードレースをやっている。ヴエルタ・ア・エスパーニャです。
あっそうか!これは録画でなくて生中継。午後のひとときにヴエルタを見るとは思いも寄らなかった。
しかしフランスのレースでないせいか、ゴールしたら表彰式の中継はなくすぐに終わってしまってなんだか拍子抜け。
自転車部屋に戻ってホイールを外して装備を外して輪行箱に梱包していく。あとで衣類を詰め込むのでまだここで全部作業を終わらせるわけではありません。
部屋で一休みしてから夕食の懇親会会場へ移動。数名ずつタクシーに分乗して向かいます。
場所はスタート地点のすぐ近くだし何度も通ったはずだけど途中の道には見覚えがない。ちょいと遠回りさせられた様で他のタクシーと料金に差があった、やられた?!。
『バッファローグリル』というステーキハウスチェーン店で懇親会。
あのルデアックで仮眠したホテルの隣、というか半ばホテルのレストラン的な位置にあったのもバッファローグリル。つまりチェーン店ですな。
多くの日本人PBP参加者が来ていて100人は越えていそう。
テーブルに座る。
まずサラダ。野菜待ってたぞ!
そして全員で乾杯〜 どうなっているのかよくわかりませんが、とにかく乾杯。
そのあとでジャンケン大会があり、見事景品をgetした人。
ルート上の案内を示す矢印プレート。これ欲しかったなぁ。
さあ、ごちそうのステーキだ。待ってたぞ!
・・・ちょっと固いですな。
酒が飲めないのでこういう場では尻が重くあちこちに移動するのが苦手であまり懇親にならないのだけど、雰囲気を楽しみます。
そしてデザート。
ごちそうさまでした。
帰りはドロップバッグ運搬を兼ねて、ミニバンの中に詰め込まれて帰還。
ホテルに戻り、今頃戻って来た右膝の痛みをシャワーを浴びて和らげてベッドにもぐり、久々の睡眠がステーキよりごちそうになった夜でした。
さてどこに行こうかな?
『パリブレスト買いに行こう』とゆば〜ばさん、おおそうであった。パリブレストをまだ食べていなかった。
それはぜひ行かねばなりません。持って帰るのに自転車だと崩れてしまうし、自転車はもう十分なので(笑)電車で。
まずはホテルの朝食を。何日ぶりかの朝食がすばらしいごちそう。
ホテルから歩いてヴェルサイユの駅に向かいます。明け方まで雨が降ってた模様。
駅に到着。
そして一大発見。フランスには一台もないと思っていた自動販売機が駅にはどどーんとある。
コカコーラなど飲み物の他お菓子も売っている。
自販機はホームにもありました。どうやら駅構内にはあちこちにあるらしい。要するにセキュリティが確実な駅にはあるということでしょう。
ゆば〜ばさんに切符買ってもらいます。しるぶぷれ。
こちらでは自転車は普通に電車に乗れます。
これに乗ります。
そしてラ・デファンスで乗り換え。
たまたま横にいたなんと英語堪能な人が乗り換え案内をしてくれました。ついでに観光もしていくといいよ、とも。
ホームを出て上に出てみます。
お〜、なんだか現代的ビル群、パリ市内よりずっとモダン。大きな街だな。
そして振り返ると...あっ!!!! こ、これは〜〜
新凱旋門ではないですか!
ついでだからエレベーターで上に上がろう、と受付らしきところで聞くと、今はもう動いてませんとつれない返事。
しかたなく地上の風景だけ。
おお、確かに見えた凱旋門。しかし後からこの新凱旋門をパリの凱旋門と一直線上に作る事の出来るパリの街自体もすごい気がする。
少し散歩をしてみますと、こんなオブジェがあります。かなり巨大。どの辺りで写真撮るのがいいか距離をはかりつつ撮ってみました。
さあ、では目的地に向かいましょう。
自転車が入るところには印があります。ここから。この自転車イラストもよく見たらしゃれてます。スローピングの今風な形にも見えるしレトロバイク風に見えなくもない。
メゾン・ラフィットに到着しました。
GPSを出して目的地までは...およそ300mちょい、近いです。
到着〜。パティスリー・デュラン。パティシエ/ショコラティエと書いてあるその真ん中にPARIS BREST 1910の文字が。
おいしそうなケーキがずらり。これだけホールのケーキが並んでいて全部売れるのだろうかとか。パリブレストもいろんなサイズが幾つもあります。
そしてこれがパリブレストを”発明”したムッシュ・デュラン。今年でパリブレスト誕生から101年。
店はわりとこじんまりとした普通のパティスリーといった感じ。
帰るのがしかし大苦戦。
やっと着いたベルサイユ駅。
ここにも美味しそうなサンドイッチがあるけど隣にブーランジェリーがあるからそっちで買いましょうか。
おぉ!このミニトマトとえびを使った一品、このアイディアは使えるな!
総菜屋さんで適当に買い込んで、パンは隣のブーランジェリーで迷って結局バゲット1本。
このバゲット、クープ(切れ目)が何本入ってるんだという長さなのに0.95ユーロだから110円ほど。安すぎる。バゲットを持つところだけに紙をペロっと巻いてハイドウゾと渡された、その紙が巻いてあります。
そしてこれが買って来たパリブレスト。
あとでみんなで分けましょう。
お昼を食べたらしばし昼寝。ちょいと疲れたしね、ああでも新凱旋門まで見られたし楽しいお出かけでした。
お世話になったムッシュ〜
皆で乾杯〜
今日もまたサラダとか同じものを頼んでます。
だめだったのがステーキ。
で、出て来たステーキはしっかり焼かれた固い肉(笑)。
そしてスパゲティはやわやわ。やっぱりきちんと茹でることなんかできるわけないのだ。
もう一つハンバーグも頼んでみたが目玉焼きの下に隠れて見えない。こっちも固め。
とまぁ最後の晩餐もやいやい騒ぎつつ、しかしオープンテラスで食べるにはちょっと肌寒くてウィンドブレーカを着て食べてました。
夜道をぶらぶらホテルへ帰って、PBPの記事が見開きで出ているレキップ紙を見ながらパリブレストをみんなで分けます。
PBPを走り終えてのパリブレストの味、格別でした。
自転車の梱包を済ませてシャワー浴びておやすみなさい。
やっぱり朝は市場=マルシェが立ってます。ヴェルサイユ駅前に比べると小規模ですがそれでもなかなか色とりどりで見て歩くだけでも結構楽しい。
野菜や果物はともかく、魚も豊富にあったのにはちょっとびっくり。
ここで手作りジャム3本11eだったかな、お土産に。桃とオレンジとクエッチ(西洋すもも)。
そして小さなスーパー『Petit Casino』もあったので、そこのショップブランドのお菓子も購入。前回フランスに来た人もこのブランドのお菓子おいしかったよ、とのことでした。
ホテルの裏には広告パネルがありました。一定時間で画が変わる凝った仕掛けのもの。
入口に貼ってある料金表。
ホテルは部屋にしてもサービスにしても文句なく快適、特に自転車部屋を使えたのはこの上なく便利でした。場所もスタート地点からは少々離れているけどヴェルサイユのそばというのが良かったし便利でした。
バスで空港へ向かいます。
後ろを向くと(最前列に座っていた)、皆さんほぼ撃沈。起きているのは腹ポさん・べりさん、それにレイさんくらい。修学旅行の帰りのバスの中そのまんま(笑)。
シャルルドゴール空港へ到着。
発着ロビーでクロワッサンと大判焼きみたいにでかいマカロンを買って食べて、売店でお土産物色。
あら、空港のトイレは便座なし。
やっと搭乗の時間、さあこれから地球に向けて出発だ。さらばイスカンダル。
往路よりは短かったドバイ空港の乗り継ぎ待ち時間でマクド。
機内食から引き続き食べてばかりいるような気がします。
ドバイからの便には日本人CAが何人乗り込んできています。
予定通りに無事関空到着。
余ったユーロはここで日本円に換金しておきました。自転車は結局ABCの大型荷物扱いでおよそ5000円と高額ながら無事預けられました。
行きと同じくリュックだけ背負って、帰りはベイシャトルは使わずにJRで新大阪〜岡山経由で倉敷まで。ああ新幹線は快適快適。
倉敷駅からてくてく歩く。
あ〜うまかった。ただいま。
(おわり)
改めてさっきの親切な外人さん(外人はこっちだって)に感謝。
確かパリの凱旋門から一直線にあるはず、凱旋門は?あ!あれあれ。
再び電車へ。
雨上がりではありますがここも綺麗な街です。
『私達は日本からきてPBPを完走してきました』
と言っても『あらそう。』みたいなわりと薄めの対応でした。
でかいのと小さいのと二つ買って帰ります。
乗り換えに迷って改札を出たり入ったり切符買い直したりと無駄足の連続、乗らなくていい路線に乗ってみたり。
おかげで2階建ての電車にも乗れたりしたが(笑)。
マルシェでお昼を調達しましょう。
ホテルに戻ってゆば〜ばさんと遅いランチです。
買って来たテリーヌとかまたこれが旨過ぎ。こっちにきて初めてフランス料理らしいものを食べた気がする。
満足のランチでした。
(その間ゆば〜ばさんはヴェルサイユ宮殿散策に出かけたらしい)▽近畿組打ち上げ
最後のフランスの夜、近畿組で打ち上げにいきましょうということでまたヴェルサイユ方面に出かけますと、結局またまたCAPRI。すっかり常連です。
ピザはどれもおいしいので迷いますね〜。
ムッシュが『Potato or spagethi? Medium? hard?』とか聞くので
『Spagethi!』
『おい茹で過ぎはあかんからHARDやハード』『ハード』
『OK.』
(おいちょっと待て。さっきのハードって肉のことじゃないのか?)
固めに茹でるのを注文するなんて、日本のラーメンの発想だもんな。それはここでは通じない。そもそもスパゲティは予め茹でてあるんじゃ??
ごちそうさま。デザートは帰ってから。
(このパリブレストの写真は後日サイクルスポーツ誌に掲載されました)
なお、パリブレストがリング状になっているのは自転車のホイールを模したもの、小さいコロッとした形は知らなかったのですがサドルを模したものです。▽最後のモーニング
フランス最後の朝、特に寝坊することもなく普通に起きてバイキングモーニング。
今日もおいしくいただきます。
M脇さんだけはさすがに飽いたと言ってたな。▽マルシェ散歩
出発までの朝の時間、ホテルのまわりを散歩してみましょう。
確か昨日見たときに市場らしいテントが片付けてあった。▽さらばヴェルサイユ、さらばパリ
さあそろそろチェックアウトして空港へ向かいます。
皆の梱包された自転車をトラックに積み込みます。奥に見える黒いシャツの人がムッシュ・ミフネ。
エッフェル塔がセーヌ川の向こうに見える。
ここに昨日のPBP記事が載っていた前日のレキップ紙をまだ売っていたのでみんなで買い占め。
違った、さらばパリ。
行きと同じくここからドバイまではA380で。▽帰国〜帰宅
飛び立つと食事。おにぎり型三角の容器にも再会。やっぱりPCのメシより旨いです。エミレーツ航空万歳!
ご当地メニューのマックアラビアを選んでみたらハンバーガーじゃなかった。
時間感覚もごちゃごちゃになってきました。
機内食も日本食で、牛丼とか。
皆さんお疲れさまでした。とりまとめの岡田さん、お世話になりました。近畿ツアーで行って本当に良かった。
夜の倉敷駅前
夜10時半でもやってる店はそう多くないので、結局家からすぐの『とりの助』でラーメン。帰ってすぐの食事がラーメンか...。