伊吹山ヒルクライム、3年ぶりに出場しますがその3年前は積雪のためショートコースになっていました。
頂上駐車場までのフルコースになるのは2009年以来4年ぶりです。

▽準備

いつもブルベでのんびりだらだら走ってますから久々のレースイベントはなんだか勝手が違うなぁ。
かといって何か練習をするわけでもないですがちょっとでも体重は落とせないかと一週間前から少し食事制限(=おやつ封印)してみますと・・・

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2kgの減量に成功(笑)。但しこれでも4年前に比べてまだ2kg重たい状態です。まぁできることはやった!

自転車はRapid-Rをチョイス、正直重量ではRapid-Rかママヤマかどっちが軽いかわからないくらい、前はアルミのママヤマだったから今度はカーボンで行こうかとそういうレベル。ホイールはTokenのT50を装着し、装備をほぼ外してボトルケージも一つにして、GPSはRAMマウントがやや小振りなDakota20を搭載し、ボトル以外の重量で7.88kgとなってます。

▽渋滞〜スタート

朝4時に家を出て最寄りのスタンドで給油の後高速に乗って一路東へ。途中ウェルカムゲートのある三木SAで待ち合わせていたべりさんと合流して関ヶ原手前の伊吹PAデトイレ休憩を済ませ、関ヶ原ICで下りたらすぐ...と思ったらICへの分岐路に入ったところで既に渋滞!前回はこの時間でそんなことはなかったのに。
ETCゲートをくぐり一般道へ出る迄に反対側からの合流もあって更に混雑。

結局渋滞をだらだらと進み、8時を過ぎて時間がやばくなってきたので路肩にクルマを停め、スタート時間の早いべりさんだけ先に送り出します。
役場横の駐車場まで辿り着いたのはそれから15分後くらい。そしてもう一杯だから予備駐車場へ行ってくれと予想通りの展開に。

引き返してすぐ近くのローソンでもう一度トイレ休憩を兼ねておにぎりを購入。

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おっとここのローソンは先月の京都300kmで寄ったところではないですか! レシートはちゃんと取っておかねば(違) 予備駐車場に赴くもそこも一杯で道の脇の予備の予備駐車スペースに案内されてやっと停められました。

今回はほぼ最後尾スタートの男子G組なので時間は余裕があるはずですが、それでもちょいと押してきてますから若干急いで準備。自転車を下ろしてフロントホイールをセット、空気圧を9.5barまで入れて預け荷物のデイパックを背負って受付会場まで移動。
あ、自転車用メガネに替えてくるの忘れた。

途中でスタート地点に向かうべりさんとすれ違いまして、無事受付&準備は間に合ったのを確認。

こちらも受付は間に合いました。

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芝生に座り込んで受け取ったゼッケンをジャージに留めて、通過センサをフロントフォークに固定して、預け荷物をトラックまで持っていきます。気温上がってきたのでもうここでアームウォーマも脱いで荷物の中に入れてしまいました。

スタートまではまだ時間あるのでうろうろしていると後ろから声がかかり、振り返るとMazokaさん。いや〜久しぶりですねぇ。どうすか?最近、と少々おしゃべりしている内に彼のクラスの移動が始まったので、じゃまた後でと。

今年からは50歳代の男子Gのグループです。40代に比べると人数少ないけどこれくらいは集まってます。

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スタート地点までゆっくりと歩道メインで移動、この辺は今迄と一緒だな。

▽ヒルクライム

男子Gは#8000番台、その前半の1組ということで早速ドライブウエイゲート前に並びます。

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さあここからいよいよヒルクライムレース。タイムレースなのでゲート向こうのセンサラインを越えてからが本番、そこまではゆっくり移動するようにアナウンスされます。

クリートを嵌めてゆっくり動きだしてゲートを越えてセンサラインを抜けてさあダッシュ! ・・・と思ったらあれ?まだ集団は緩めにしか動き出していません。そりゃまぁ先は長いんだけどこのマッタリ感は50代ならではなのか?? しかたないので右からスルスルと前に抜け出して行きますと、シビレを切らした人達数人が後ろからビュンビュン前に上がっていきます。

カーブを曲がってまず10%ほどの坂にかかりここでペースが分かれまして、前を抜いたり後ろから抜かれたりとしているうちにだいたいペースの合うメンツがわかってきました。
心拍は170を越えた状態が続いているので170以下に落とせる様にペースをコントロールしようとします。マークしていたジャージから離れてしまいますが勾配が緩むとギアをかけて追いつけます。

20分もしない内だったかもう違うゼッケンNo.をかわしていきます。それも最初にスタートしたフェミニンクラスですね、ちょっと完走が危ういかもと心配しながら前へ。

相変わらず同じ様なメンツ数人と進んでいきます。平坦に近いところでは向い風のところが多かったので先行者の後ろについて風よけにさせてもらい消耗を防ぐいつもの姑息な走りを展開(笑)。

GPSに登録してあるシミュレーションプランからは既に1分以上進んでいるみたいですが、このペースで行けそうなのでそのままそのまま。
ギアはセンターローの39Tx25Tまででインナーにはまだ落とさず。

天候は良くて見晴らしのいいコーナーに出たらちらっと横を見て景色を楽しみつつ、汗をポタポタたらしながら登っていきます。

半分を過ぎたところ辺りでマークしていたジャージを一旦かわしたら下り区間が見えてきたのでアウターギアに入れて加速。ここであまり加速しすぎると次の登り返しが失速するのでソコソコに留めておいて登り返しもダンシングは短く終えてシッティングに早く切り替えます。
ここからしばらく勾配もきつくなるところなので淡々とペースを刻んでいきます。

スペースが広くなってきたところ、前回ショートカットコースの時のゴール地点。そこまでのタイムがその前回の時よりも早いか? というところでゴールタイムは4年前より早くなることを確信、あとはどれだけ行けるかな?70分を切れる可能性もあるか?? 周りは#7000番台ゼッケンが増えてきましたが、ん?あれは! なぜか?Mazokaさん捕捉!過去にも登りでは置いてかれる一方だったのに??ひとことふたこと喋ってそのままパス、その後の平坦で加速して更に逃げます。
が、間もなく登りで追いつかれてかわされました。視界には捕らえてますがその差を縮める余力はもうありませんでゴールまで背中を見続けます。
ゴールラインまで100mを切って腰を上げてダンシングして少しだけスピードアップして隣の人だけ追い越してフィニッシュ。GPSの時間を見ると68分台みたい、大幅タイムアップ??

▽頂上でも待ち

ゴールの駐車場は多くの選手で一杯、雪もあちこちに見られますが4年前に比べるとずっと少なかったなぁ。さして寒くもないし。

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MazokaさんとNobuさんに会ってお疲れさん〜。Nobuさん速いなぁ、さすがUCI規定違反重量車輛はダテじゃない。
べりさんにも合流しなぜか登山で応援に上がってきたランドヌーズのN出女史にも会ったりして和やかに談笑してますけどもお腹が減ってきました。

では預けた荷物を探しますか。

・・・と荷物置き場をくまなく何度も往復して探すも見当たらず。どうやらまだ到着してない荷物トラックが1台あるらしく、それに積まれているらしい。

このトラックは表彰台だから違いますし。

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荷物が上がって来ないことには食べ物にもありつけません。バナナを貰おうかと思ったらこれがまた長蛇の列になっていてめんどくさいのでヤメ。

と、やっとトラックが上がってきたらしい。
大勢待ちかねた選手達が集まりました。さあ自分の見つけなくては、と行って見ると何やら整列しています。
荷物置き場のテント下に荷物をわかりやすいように並べるために、トラックからテントまで並んだ選手の間で自然発生的にバケツリレー方式で手際良く荷物が運び出され始めました。素晴らしい日本人! 130414ibuki6

大量の荷物もあれよあれよという間に片付きました。自分のデイパックもやっとここで発見、確保。
中に入れていたパンとオランジーナを飲んでひとごこち。気温は低いのでアームカバーをしておきますがウィンドブレーカまで着なくてもいいかな。

並び列がなくなった補給所でバナナを貰って下山準備に並びますがしばらく待機の模様。

お昼過ぎているしそろそろ実業団クラスが上がってくるかららしい。

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場内アナウンスのボルテージが上がり、みんなコース脇に集まってきたので観戦に行きますと銭湯の選手が単独で上がってきました。
うっ、速〜、外国人選手か。

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そしてここからが長い。2分以上離れてやっと見えたのが二人。

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この時点で前にいたのが日本チャンプ土井選手でした!その土井選手にまるでカテゴリーが違うんではないかというタイム差をつけるとはなんて選手だ! そしてその後続々と上がってくる選手を応援。迫力のプロの走りが見られるのも伊吹山ヒルクライムの醍醐味の一つです。

▽下山後も〜渋滞

さぁレースも終わったし下山しましょう。さすがに待ってると肌寒くなります。ショートコースゴール地点まで下りると寒さも和らいで楽になります。
先導は係員オートバイがペーサーになっているので思うほどには下りれませんけど、長い下りを楽しみます。

クルマに戻って自転車片付けて、では高速に乗って次のSAで何か食べましょうと2キロほど先の関ヶ原ICへ向かいますが・・・。
またもや大渋滞、ICをくぐるまで一時間はかかっていたでしょう。なんだか今日はずっと渋滞渋滞の一日だった様な。

やっとこ高速に乗って多賀SAに辿り着きますと駐車場には自転車積んだクルマが目立つ。
もう夕方近いというのに餃子の王将は入店待ちの列がありますか。
ではフードコートで適当に。かきあげ丼セットで。

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そこから先も交通量多く渋滞気味、京滋バイパス分岐で更に渋滞喰らってしまいます。
途中で高速を下りてブルベ仲間が入院している病院に腹ポさんと待ち合わせてお見舞いに。
夕方になってもう時間間に合わないかと思ったらなんとか30分前に辿り着けました。
想像以上に回復されててびっくり、廊下の待ち合いでしばし歓談。ブルベで鍛えた体力の底力をかいま見た思いがして、こちらが逆に勇気を貰えるほどでした。いつかまたきっと路上で会えるでしょう。

帰り道、神戸付近でかなり強い雨に遭いながら、途中吉備SAでラーメンを食べたりして10時過ぎに帰宅してすぐお風呂&洗濯して今年の伊吹山はおしまいです。あ〜疲れた、さあ喰うぞ〜。

▼リザルト

男子G 102位/完走323人 1:08:25:379 13.15km/h

▼ルートマップ

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