このところ悪天候に見舞われているブルベ、今回はどうやら好天の様です。
早春の関所巡り、BRM316京都300km Check Point。
このコースはこれで3回目になります。序盤の峠がオリジナル構想にあったルートの通行止めが解除されたことにより復活したこと、PC3とゴール地点が変更になったことが異なります。
山陽道から中国道へ合流し、吹田から名神経由京滋バイパスへ入るはずが工事のため大山崎の入口が封鎖、久御山へ直行できません!
これではちょっと遅れますがしかたない、桂川PAでトイレ休憩の後で京都南ICから出てR1を進み、いつもの大久保駅前コインパーキングに駐車、自転車を下ろしてボトルに持ってきていたPETレモンウォーターを注いで、シューズを履き替え反射ベストを着てグローブは...気温の具合からしてウィンターグローブを止めて綿手袋+指切りグローブをチョイス、メットを被ってクルマをロックして出発。
(忘れ物:自転車用メガネに着替えること)
準備をしてスタート地点へ向かおうと駐車場から県道へ出たら一人のブルベ参加者がやってきました。
このところ近畿ブルベに息子さんと出てらっしゃるKさんでした。
受付会場にはちょうど6時到着。数名の参加者とスタッフが既にいます。
今回は通過チェックの山甚までのルートが、元々の構想にあった大正池ルートの通行止めが解除・復旧したために急遽変更されました。そのためスタートから山甚までのキューシート差し替え用紙をブルベカードと一緒に参加者に手渡しています。予め変更可能性をアナウンスしてあったのでトラブルはなし。
7時スタートの参加者がぞろぞろとやってきて6時半を過ぎたら主催のK野氏のブリーフィングが始まりました。
7時組のスタートが済んでからちょっと抜けさせてもらって吉野家で朝食の牛鍋丼。これもここでの定番になりました。
続いて7:30組のブリーフィング。
8:00組のブリーフィングの頃は朝日がまぶしくなってきました。今日はいい天気になりそう。
天候はいいので今日のDNSはこれまでに比べ少なめ。エントリーがすぐに埋まってしまい募集があっという間に終わってしまうくらい人気なはずなので、やはりたくさん来てくれた方が主催側はうれしいですね。
このあと数人がやってきて受付、8時過ぎて来た人もいたっけ。
ところでこの写真を撮影した後、S100のレンズが格納されなくなりシステムエラーで撮影できなくなってしまいました。以降ケータイで撮影するのみ、なんてこった!
まだ後から来る人もいるかもしれませんんが一通りスタートもはけたので同じく実走スタッフのamamoriさんと一緒にスタートしました。
こちらは標高としては犬打峠よりも上がるのですが勾配が緩く走りやすい道です。なるほどこれをメインルートにしたかったわけだ。
左手にダムが見えたところが大正池、スポーツ公園がある様で野球の試合が行われている横を抜けていきます。
犬打峠ルートでも見た茶畑がこちらにもあります。
頂上を越えて下りにかかりますと犬打峠の激下りみたいなこともなく普通に降りられます。
民家が出てきたところで突如目の前を横切る茶色い影、
サルが出ました! 子供を背負っていてそれも数頭いるようです。子供連れのママさん猿達を見送って更に下って山甚へ到着。
今日の常駐スタッフはcannoさん、ブルベカードに通過チェックスタンプを押してもらって、お茶を一杯いただいてリフレッシュ。
もうだいぶ暑くなってきてますのでここでCRAFTの半袖アンダーを一枚脱ぎました。キャップも汗で濡れているのでこれも脱いでしまいます。
山甚を出て角のローソンに10人くらい参加者が固まっていてこっちで補給物資を調達しているなと思ったら、ブルベ参加者じゃなくて一般のサイクリストでした。ちょうど補給にいいポイントなんでしょうね。
和束川沿いに進んで行きます。
里山の集落の中を通り抜けて
多羅尾方面への右折で間違えやすいポイント。
前方にはMTBのブルベさん。元々少ないMTBですがタイヤもスリックじゃなくて太いブロックタイヤというのも更に珍しい。登りは重そう。
御斎峠を淡々と登ったらワインディングを快適に下って伊賀へ。
しばらく交通量の多い道を走るのでペースは落ちますが風は追い風。
R25に入るとほとんどのクルマは名阪国道に抜けるので走りやすくなってきます。
但し花粉症の症状がだいぶひどくなって手鼻をまき散らしながら涙を流しながらの辛い走行。
旧道のR25、多少のアップダウンがありますが追い風なのでラッキー。坂を短く感じるほどの風を受けてました。
下りに入るとまもなく「イシバシ工業」があってそこから先はお馴染みのダート。
未舗装路ではなくてアスファルトはあるんだけども、ジャリがたくさんばらまかれすぎていつ通っても工事中みたいな実質未舗装路区間です。
前を走っている人はそこそこのスピードで走っているなぁ。
無事ダートを抜けたら川沿いに下り基調でスイスイ走り、やがてR1との交差点に出ます。
ここを真っ直ぐ渡るのが今回の本コースに指定されてますが前を行く3人組はR1に沿って行ってしまった!声をかけても届かなかった...。
さて本コースの関の宿場通りを速度を落として進みます。
今日はまずここで停車、「志ら玉」。
和菓子屋さんというより餅屋さんという風情の店先、店名の「志ら玉」を買いましたが大きな草餅やイチゴが顔を出したいちご大福もそそられますが、米粉ロールが絶品だったという噂。
先へ進むと路地にこんな自転車もありますね。
次はここ、昨年も寄った「関の戸」。箱入りの小さなあん餅です。
というわけで今回のブルベ土産がこちら。
関宿を通り過ぎて再びR1を渡ればPC1のサークルKなのですがそこを素通りして500mほど行ったところでお昼にしましょう。
川森食堂。
昨年ここでスタッフしていたNさんお勧めの亀山名物みそ焼きうどんがおいしいという食堂です。
いかにも食堂らしい店内に愛想のいいお姉さん。自転車の人は今日4人目だって。
わりとお腹も空いていたし、みそ焼きうどん定食800円を。
そのみそ焼きうどんがこちら。
こってこての濃い味付けの焼きうどん、これはご飯が合いますねぇ。
うどん玉はやや細めながらしっかりめのうどんです。
焼きうどんとしては伊賀食のホルモンうどんの方が肉(ホルモン)の分だけいいかな。
ごちそうさまでした。
さてPC1に戻ってレシートチェック。
K野氏が来てました。今日は追い風だからみんな早いんじゃないのかな、などと話つつ。
ボトルにビタミンウォーターを追加して先へ進みます。
ここからはしばらくアップダウンが連続します。
見通しの良い道の向こうに登り坂、ちょっとPBPを思い出しますね〜。そういうコース設定なわけですな。
下りを駆け下りて勢いつけて登りをダンシングで駆け上がり...きらずに途中でスローダウン。
そんな走りを繰り返していたらさすがに疲労がたまってきたので、追いついたランドナーペアの後ろにしばらくつかせてもらいます。
風は向い風気味の横風でペースは落ちています。
気温は上がってボトルの減り具合も進んでいる頃に員弁(いなべ)のPC2に到着。
おや?ここで名古屋のめばる君に会いましたが確かエントリーはしてないですよね? 聞くと知り合いの応援にこっちまで来てるとか。もちろんPCでの待ち伏せのため問題はありません。
暑かったので今年初めてのアイスをおいしくいただきました。ボトルにレモンウォーターを再度追加して出発。
PC2を出て沿道の梅の花を楽しみながら走って行く...
・・・しかし花より鼻。天気がよくて花粉もたくさん飛んでいるので午後から更に花粉症がひどくなり、鼻水は出まくるし涙も切れない、時折くしゃみも連発。向い風もきつくなってきたみたいだし、ますます走りにチカラが入らないままダレダレの感覚で進んで行きます。
ようやく関ヶ原、通過チェックは古戦場の写真撮影でいいけどいい加減くたびれてるのでローソンでレシート取得がてら休憩も取ってしまおう。
Hot缶コーヒーを飲んで昼に脱いだCRAFTのアンダーをここで着込んでおきます。
ローソンを出ていちおう写真チェックポイントも押さえておきましたよ。明るいうちに来たのは3回目にして初めて。
登り終えて下りも向い風だからさほどスピードも出ませんでだらだら走行が続く。
日も暮れて暗くなってきています。
長浜の街に入るともうすぐPC3。
今回はコンビニではなくてカレー屋さんがPCという新たな試みです。いちおう飲食をせずともチェックだけでもOKとなってますが、午後7時前とちょうどいい晩飯時なのでここでゆっくりカレーを食べていきましょう。スイスに行く予定にしてたけど面倒だしここでいいや。カレーおいしそうだし。
うん、だんだんカレー脳になってきたゾ。
そのPC3、Carry Roomに到着しました。
ちょうど食べ終わったブルベさん達と入れ替わりに入店しますがその際に言われたのが
カレー売切れですよ
ええ〜〜!そんなアホな
なんとカレーもご飯も売切れだとか。DNCだ!
Did Not Curry
うむむむ、まぁしかたない。こうなったら当初のプラン通りスイスに行こう。
とりあえずここではコーヒーを頼んでちょっとひといき。
ぐったりしているのは朝一緒に会場へ向かったKさんの息子さん。ハンガーノックで元気でないらしい。
小さなクッキーつきのコーヒーを飲みつつここにも来ていたK野氏とおしゃべり。
さあ、では仕切り直しで晩飯へ向かいましょうか。
一時間弱で彦根に入り、予めチェックしてあった交差点を左折して一旦ルートを外れてさあ晩飯だ!レストラン「スイス」へ向かいます。土手道を1キロばかり走って右折後すぐ。
クルマ数台が止まっていて入口では一組座って順番待ってるみたい。この時間だから多少待つくらいの方がまともでしょう。
というほど待つでもなくカウンター席へ案内されて、オムライスとハンバーグをオーダー。
まずはオムライスがやってきました。ちょっと小振りですが...
卵たっぷりふわとろでまろやか。やさしい味のオムライス、ほっとしますねぇ。
続いて熱々鉄板に乗って登場のハンバーグ。ちょっと小振りですが...
じゅんわりと肉汁がしみだして旨味たっぷり。ハンバーグ自体の味がしっかりしているのでソースらしきものがかかってないんです。半熟の目玉焼きを絡めて食べてもよし。
ん?オムライスと合わせると卵卵してたか(笑)。
野菜サラダも頼んでおけばよかったな。
ちょっとレトロな洋食屋の雰囲気そのままの素朴で熟練の味に満足しました。ごちそうさま。
来た道を戻って再びびわ湖へ。
お腹いっぱい元気一杯、さりとてシャカリキになることなく夜の湖岸ツーリングを楽しみながら走っていきます。開けた道は夜に走るのもなかなか楽しい。
たまに反対側のサイクリングロードを明るいLED灯火を光らせて走って行くロードを見かけました。こんな時間でも走っているんだな〜。もしかして明日行われる琵琶湖ロングライドの関係者だろうか。
PC3でもスイスでも補充しなかったからボトルの中が空になりかけているので長命寺へ分岐するところのファミマに寄って補給していきます。
前は改装中で閉まっていたことがあったっけ。数人のブルベさんも停まって補給してました。
そこからの長命寺へのアップダウンも比較的快調に走り抜けていきます。
琵琶湖大橋の灯りが見えて暗かった周囲からネオンの灯りに変わっていきますとまもなくPC4のセブンイレブン。ここは200の時もPCだったところ。
レシートチェックに缶コーヒー一本買って、ここからはウィンドブレーカを着て下がっていく気温に備えて出発。
対岸の大津のネオンの灯りが綺麗に見えてます。
瀬戸の唐橋を抜けると宇治川ライン。クルマも減って走りやすくなってきますが風は少しある様で多少向い風気味にもなってきます。
平坦路ではありますが一ヶ所短く10%越えの急坂があります。センターローの39Tx25Tでゆっくりダンシングしながら登って行くと2名押している人発見、確かにここはキツいかも。
登った分をスカッと降りてまもなく通過チェックのファミマへ。3/14に新装オープンしたばかりです。
ここから道路工事止めが多い宇治川沿い、今日は比較的うまく工事信号を抜けられたみたい。
暴走族は今日も来てましたが工事信号足止めがあるのによくやってるなぁ〜って感じ。
いつも何も見えない平等院横を素通りし
お馴染みになったカムループスの登りをこなし、近鉄の線路を歩いてアンダーパスし、いつものセブンイレブンより向こうに指定されているゴール地点のサークルKに到着、レシートチェックの買い物をささっと済ませます。
ジョイフルに移動して夜食。待っててくれた腹ポさんのチェーンリングボルト脱落の大ねたトラブルを聞かされて驚き!
深夜の眠気で幾分ハイになってる待機スタッフはまだまだこの後もシゴトが続きます。
夜食に頼んだのはもちろんカレーだったりする。う〜〜、
時間つぶしにクローズタイム近くまでいて、K野さん達スタッフにお先にと、F田さんにはまたあとでと挨拶してジョイフルを後にしました。
距離 | 地点 | 到着 | 出発 | 停車 |
0km | DEPART | 8:04 | -- | |
28km | 山甚 | 9:36 | 9:45 | 0:09 |
94km | 志ら玉 | 12:26 | 12:29 | 0:02 |
94km | 関の戸 | 12:30 | 12:33 | 0:02 |
95km | かわもり食堂 | 12:38 | 12:58 | 0:19 |
96km | PC1 | 13:00 | 13:11 | 0:11 |
138km | PC2 | 15:08 | 15:22 | 0:14 |
173km | ローソン | 17:07 | 17:18 | 0:11 |
174km | 関ヶ原古戦場 | 17:19 | 17:22 | 0:02 |
197km | PC3 | 18:34 | 18:57 | 0:22 |
211km | スイス | 19:36 | 20:03 | 0:27 |
228km | ファミマ | 20:48 | 20:55 | 0:06 |
253km | PC4 | 21:56 | 22:10 | 0:14 |
280km | 通過チェック | 23:21 | 23:36 | 0:14 |
305km | ARRIVEE | 0:44 | -- |
序盤の山甚まではペースダウン、そこからPC1までは追い風で一気にペースアップして貯金を稼ぎました。
関ヶ原からPC3までは登りも下りもペースダウン、向い風の影響が出ています。
湖岸道路に出てからはペースが上がっているようにも見えますが、元のシミュレーション速度を低めに設定していたのがその種明かし。
ともかく天候は良かったので、雨が降った昨年より1時間半ほど早く戻ってこれたわけです。