今回のブルベ近畿600はこれまでとコースがやや変更になり、鳥羽から伊勢を回って先々週走った吉野・五條を経由して戻ってきます。
600なのでさすがに当日直行はせずに前泊。
今日は一人じゃなくて近所のレイさんと一緒に大阪入り。車中で楽しくブルベ談義。
途中龍野西SAで夕食をとって、10時過ぎに泉佐野へ。レイさんをりんくう駅すぐのホテルに送ってからこちらは先々週300の後に取った日根野駅前ベストウェスタンホテル関西空港へ。
ホテルの大浴場にのんびり浸かって12時前に就寝、ちょっと遅いか。
5時半過ぎにセットした目覚ましで起き出して準備。ボトルを取りに一旦クルマに行ってたりしてたので時間かかりましたが、このホテルにある氷と水をボトルに詰めておくと後で買わなくていいから便利。
タイツを履く前に両膝にテーピングをしておきます。フェルビナク湿布をバックポケットに突っ込んで財布にはロキソニン2錠、これらを使わずに済めばいいがな...
そんな調子で6時を回ってチェックアウト、駐車場に着いたのは6時20分頃でした。
飲むらさんにきよしさんとも久々に再会。amamoriさんは今日は出走せず撮影係をするそうで序盤にいくつか撮っていただきました。
仕事前にやってきたK氏に車検をしてもらいます。
4月以来のinainaさんにも会うと先週の怪我の治療の話題で盛り上がります。しかしこの人は会うたびになんか凄いですわ。
車検が済んだ人から順番にスタート。ゆっくりとペダルに足を乗せてさあ行きましょう。
いつもの里道を降りて先々週とは反対へ進みます。
矢田峠ではアルウィンさんがアタックするのにべりさんも反応、ついていってしまいました。トンネルをくぐるともう見失ってしまいます。序盤から飛ばすなぁ。こちらは膝の不安があるので抑えて抑えて。伊太祈曽の踏切を渡った直後に駅前へ一人吸い込まれていってました。たま駅長グッズでも買いにいったかな?
田舎道を通り抜けたら海岸へ出ます。少し晴れてきて素晴らしい海の景色、このブルベの一番の楽しみが串本まで続くこの海岸風景です。風は若干向い風?いやほとんどなし。昨年は追い風だったからもっと速かったけど、進行は順調です。
PC1までは120km近くあるのでそこまで一気に進むことはしないで途中に休憩、パン屋さんの「KAWA」に入ってチリドッグとコーヒークリームサンドを買って、無料サービスのコーヒーを貰って表のベンチで食べようとしたらN出さん一行も到着。
「暑くなりそうですね」と話ながらもちゃちゃっと食べてお腹ふくれたらお先に失礼。ボトルの水も補給してさあ先へ進みましょう。
さっきの雄ノ山より峠らしい登りの水越峠をえっちらおっちら登っていきます。なんだか足が重いのはきっと新しくしたタイヤ:Continental GP4seasonのせいだな。
登り切って下りは快調に。そろそろこの辺でいいだろうと一ヶ月以上封印していたフロントアウターギアにかけてスピードアップ。よし、膝はまだ大丈夫。
晴れてきて景色はますますよくなってきました。広々とした御坊の日高川河口にて。
ここからすぐのところが御坊火力発電所。 海岸線を巡って1時間ほど走ったら田辺のPC1に到着、レシートチェックで簡単に買い物済ませたらinainaさんと遭遇しまして、
「太刀魚丼行く?」
「もちろん!」
てことで一緒にN木さんとK沢さんと4人で宝来寿司へ向かいます。
太刀魚自体は珍しい魚でもないけどこれは旨い。他では味わえないな。これだけの切り身となるとかなり大きい太刀魚でしょうし。
今回のブルベでベストかもしれません。しっかり休んでこれで元気一杯走れないわけがない!
ここからしばらく4人で海岸線特有のアップダウンを走って行きます。
気温は上がりボトルの中身もさびしくなるので道の駅イノブータンランドで補給。
数人のブルベさんも休憩しています。
ここから「私は温泉寄って行くので先に出ますね」と一人先行。
といった先からすぐに停車、今は干潮なのでそれならちょうどいいはずと寄って見た婦夫波(めおとなみ)、左右から波が寄せているのが見えたのは今回が初めてです。
さっきよりもアップダウンのうねりが大きくなってきますが走行ペースは好調。
荒々しい岩の風情を楽しみつつ飽きることのない海岸線サイクリングは続きます。時々後頭部に水をかけ太ももにも水をかけて暑さ対策。
海に突き出た突堤が見えたら串本海中公園。その先に潮岬半島が見えてきました。今年は工事中で通行止めということもあり、ルートから外れています。
ここを過ぎて尾鷲牛乳のソフトクリームがおいしいということでその場所は見つけましたが、あまりやる気なさげな感じだったのでスルー。
串本の折返しを曲がってPC2のローソンに到着したのは16時を過ぎてました。
スタッフのO川さんのチェックを受けて”これから湯川温泉に行ってきます”と出発。
ダイナミックな岩を眺めたら追い風に乗ってスイスイと巡航。
ここまでは膝に不調を来すこと無く順調にやってきました。走行距離は210キロを越えたところ。
湯川温泉郷に入り、案内のあるところからルートを外れて500mほど進んでゆりの山温泉へ。
サドルバッグから着替えを出してきて300円払って中に入ります。おっと風呂に入る前に炭酸を一本ぐびっと飲んで。
38℃のぬるいお湯がドバドバとかけ流し、湯アタリすることなくじんわりと温まり疲れが溶けて流れていきます。あまり長湯することなく切り上げて、インナーをCRAFTからやや目の詰まったMIZUNOに着替えます。体を拭いて濡れたタオルはここで捨てていく。
初めから捨てて惜しくないボロタオルを持ってきているというわけです。
風呂上がりにフルーツ牛乳を一本。ボトルに水を満たして出発、ルートに復帰したら埼玉ジャージの人と前後しました。滞留時間はおよそ45分と想定通り、休ませていた身体を徐々に戻すためにしばらくはゆっくりと走っていきます。
丘を越えて広い道路が賑やかになったら新宮市内。いつもの香梅堂へ寄ります。
小袋入りと中袋入り、それから自宅へ一箱発送へ。他の客もいたのでやや時間かかりましたがここは初めての600でも寄ったし外せないところです。
7時を回って夕暮れの熊野川。
川を渡ったら三重県に突入、しばらく平坦区間になるわけですが今日はあんまりペースが上がらないなぁ。
PC2から食べてないからですがどうせ熊野で食べるからと無理せず25〜27km/hでぬるめの巡航。途中道の駅紀宝町ウミガメ公園でファンタを一本。
これまでにも会っていた二人組が追いついてきたのでそのまま後ろについて熊野まで。
木ノ本トンネルへの道を曲がってから別れて熊野駅前まで戻ります。店の横には自転車3台、あ、来てる来てる。
”遅くなりました〜”先にきていた3人の注文分がちょうど出来上がって運ばれてきてたとこでした。時間的には香梅堂に寄っていた分くらいの時間差かな。
野菜が食べたい気分だったのでサラダのついた”めはり美容定食”を。
ここのめはり寿司は醤油が効いてしっかりした味でおいしい。豚汁もたっぷりで塩分補給もばっちり。
これを食べておけばこの後の佐田坂も楽々クリア間違いなし。
3人は先に行ってもらって、こちらはゆっくり食べて、駅でトイレを済ませて出発。
毎度お馴染み奇妙な光景の狭い木ノ本トンネルを抜けたらヒルクライムです。
登りにかかってしばらくしたら3人組のテールランプが。徐々に差を詰めてやがて合流、夜中の坂道をゆっくり登っていきます。
それにしても失敗したと思ったのが温泉で着替えたインナー。MIZUNOのそれは汗処理が悪くためこんでしまってじっとりと濡れてしまいました。CRAFTのままの方が良かったナ、完全にこの坂で汗をかくことを忘れていた。
一旦登りが切れて少し下りも混じってまたゆるく登ってというところで道の駅熊野きのくにに到着、ちょっと休憩して行きましょう。
串本で買ったうすかわ饅頭をここで食べます。
先は冷えるだろうからここでアームカバー装着して出発。 ここからあと少し登って長いトンネルを二つくぐってダウンヒル。それでもまだ寒いというほどではなくてジャージにジッパー広げて汗で濡れているインナーを乾かすために風をはらませていいくらい。
小さい山を幾つか越えて長島トンネル前のサークルKに寄ってここで補給、PC3の後のコンビニに寄るよりはオンコースだからロスがない。
バウムクーヘンにプリンに眠眠打破も飲んでPC3へ移動。これでやっと半分か。
まだ膝は大丈夫。眠気もまだ大丈夫
(後編につづく)