ブエルタ・ア・シコク

8月の終わりから9月にかけて、自転車ロードレースの3大グランツール最後を飾るブエルタ・ア・エスパーニャ(スペイン一周)が開催されます。

昨年、埼玉のブルベ1000kmスタートがそのブエルタの最終日でした。そして今年の四国一周1000kmブルベの期間中にもブエルタはゴールを迎えます。

それにちなんで、今回はブエルタ・ア・シコクと銘打っていきましょう。スタート/ゴールは徳島です。

▽クロスバイク・フラットバー

その今年の1000キロブルベ、申込みはしたものの肝心のロードバイクが破損で使えません。

しかたなくも8月の300はシラスで走ったものの、疲労度が大きく走行後次のブルベへのモチベーションを上げることなく終わってしまいました。

それでもなんとか走り易い方向に持って行くためホイールを

 MAVIC OPENPRO+105 & MICHELIN PRO3RACE

にして楽に走れる仕様にしましょう。パンクリスクには目を瞑る!

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GPSに仕込むシミュレーションタイムは、ママヤマの時より巡航速度を1〜2km/h落として設定し、ルートデータを制作してインストールしておきました。さぁこれで行ってみますか。

シラスとしてのコダワリは、フラットバーハンドルであること。ドロップハンドルつけたところでロードバイクになるわけじゃない、クロスバイクならフラットバー。昨年埼玉でもMTBで走ってた人いたしね。

元値は64,800円のクロスバイク、これで1000kmブルベにチャレンジします。フロントにモンベル、リアにオルトリーブのバッグを取付け、ペダルはTIMEというところはママヤマから引き継いだ装備です。
ライトはDOSUN M1+をメインに、フォークにあるキャリア取付けダボにミノウラのアダプタを取付けて、左右にGENTOSとパナのNL-850Pを取付けました。
ボトルはPOLAR大1本ともう一つはPETボトル+保温カバーとし、POLARには氷水を入れてPETボトルはその都度飲みたいものを選べる様にします。

ブエルタ・ア・シコク etapa:1

▽徳島へ

前日早めに寝たのに当日はばあちゃんが旅行に出るとかで朝の4時から起きだして来てバタバタ騒がしく眠れません。うーむ、最初っからケチがついてくる。

6時に起きだして準備を整え、自宅を6時40分に出て茶屋町駅へ。

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7:26茶屋町発のマリンライナーに乗ります。この電車の中でレイさんと会い朝からブルベ談義。

高松から特急うずしお3号に乗換えて、9:35に徳島駅到着。外では数名のブルベライダーが輪行を解いています。

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じゃあまた後で、と一旦皆さんと別れて駅前のホテルにある温泉「びざんの湯」に行って一汗流してついでに着替え。

昼食をどうしようかと思いつつ、ラーメンはお腹下す可能性があるからパスして、と云ってたらなかなかなくて結局モスバーガー、とびきりハンバーグサンドのトマト&レタス&サラダセット。

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ゴールになるファミマで氷とPETボトルを調達(さっきのモスバーガーで補給しときゃよかった!)してスタート会場へ移動。顔なじみの面々と挨拶、春のフレッシュ「一蓮托生」チームも全員揃いました。話に花を咲かせる間もなくブリーフィングが始まります。

その前に受付で申込み用紙を提出してブルベカードとチェックポイントでのクイズ問題用紙を受け取ります。最近の近畿ブルベではブルベカードに氏名等印刷済になっていて手間がなくてありがたい。
クイズ問題は...むむむ?スナックの名前だの記念像の竣工年月日だのちょっとググってわかるようなものではないな、さすが。

説明を聞き終えて、車検を済ませたら順次スタートしていきます。では車検をお願いします。

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車検?


頼んでもやってくれなかったので他の人間にお願いしました。

▽スタート〜うどんの国へ

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※Audax近畿サイトより


スタートは派手なAJ福岡ジャージを着ました。せっかくのイラストが隠れるのがもったいないので反射ベストじゃなくて反射タスキにしています。

徳島市街地をあまり団子集団にならないように進行します。どちらかというと後方からのスタートでしたのでその点では大人数にならなくて良かった。

序盤は入碓さんと走っていきます。ペースの合う人の後ろについては、心拍は120前後と仕事をしてない状態で走っていきます。郊外へ抜けて信号が減って来るといよいよブルベが始まったと高まる気分。


陽射しは強くなってきましたが海岸線に出ると瀬戸内の景色にほっとします。山陽側から見るより四国から見る瀬戸内海の方が不思議と青い様な気がするなぁ。

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最初のPC1までは60キロ、そこまで一気に行けないこともないですが途中うどん休憩を予定してあります。白鳥付近の陣内うどんにしてみましょう。
既に時間の余裕は十分できててうどん屋ハシゴしても問題ないくらい。

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うどんはすぐに出て来たのでちょっと”しまった”感あり、ややバテかけてたぶっかけうどんでした。でもまぁ時間は短く済んだしおいしくいただいて次へ。(14-38-14:51)


PC1へはそれから20キロ足らずで到着。

コンビニのゴミ箱、空PETボトルがあふれかえって入り切らないので外に並べられています。500mlだけでなく1500mlとか2000mlのボトル買う人も少なくないですから。

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ほぼ中間30キロ地点のコンビニへ離脱していたたぬきさんもここで合流、小休止。(15:34-15:47)


PC1を出て1時間少々経ったところで道の駅滝の宮へ。ここのうどんもなかなか評判だったはず。

しかし近寄ってよく見て見ると平日は15時まででとっくに閉店でした。土日なら17時までなので大丈夫だったのだけど。

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しかたなしに「うどんアイス・超こってり(チャレンジャー向け)」に挑戦。黒っぽいツブツブがいりこらしい。ほんのり塩味がしてなかなか面白い味でした。(17:00-17:11)


空にオレンジ色がまざってくると暑さも消えて行きます。

ヒコーキ雲が夕焼けに落書きした様に残っている空を見上げつつ西へと走り続けます。

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次の補給は豊浜のファミマにて。500mlのビックルとあんまんを補給。

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そろそろ疲れを感じてきています。まだまだ序盤なのに大丈夫なんかいな。

▽情報不足

晩飯をどうしようか考えを巡らせながら走っているとふと閃きました!

そうだ、今治で10円寿司

今治に10円寿司なる寿司屋があります。親指の先ほどの小さいにぎり寿司が一つ当たり10円でそれが25個で250円が一人前(バラ売りはなし)。それが寿司としてもなかなかのものらしいのです。

閉店23時までに辿り着くのは難しかろうとGPSにはポイント登録していませんでした。しかし今の調子では22時30分までかからない。コンビニで本を見て場所を調べて行ってみよう。

”10円寿司、10円寿司、10円寿司、・・・・”とつぶやきながらペダルを漕ぐ!気合いが乗ってきましたよ。

伊予西条のサークルKで停車し地元ガイド本やらマップル等をめくってみたけど載っていない。残念ながら諦めました。(21:05-21:20)

あとで確認したらルートから一本右手に斜めに入る路地にあり建物の加減によってはルートから見えるすぐそばのところでした。そこを通過したのはやはり22:30。

そして失意のうちに(笑)PC2。右手にはしまなみの来島海峡大橋へ上がるループ道路の街灯が見えています。

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あろうことかコンビニ弁当です。この時間この先食べ物にありつける可能性は低いのでとにかくここでメシを喰わねばなりません。

既に”失敗感”にさいなまれてますが、時間的には200キロを10時間で来ておりペースはかなり速かったのです。


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徳島〜今治、211キロ

(つづく)