【今日の走行】
平均:19.8km/h,最高:56.8km/h,距離:88.85km(以上本日総合)
平均心拍:171,最高心拍:186(目視),消費:1240kcal (以上ヒルクライム時)

本日はちょっとブルベを離れてヒルクライムレース、といっても年に一度この一日だけ自転車で走れるからという理由で参加してるようなものです。

▽いざ関ヶ原!

朝3:35分起床、昨日のかんぱ〜にゅをスライスして食べて着替え、珈琲を保温ボトルに煎れて荷物をまとめて出発が4:10頃。
山陽道を東進し三木SAで待ち合わせのべりさんと合流して一路関ヶ原。 手前の伊吹PAでトイレ休憩をとると闇走チームの青ムル発見!やはり会場のトイレは混むと読んで直前のPAに寄るという作戦は同じだったか(^^)v。

関ヶ原ICを出てクルマは並んでいるもののわりとスムーズに駐車場まで移動できました。がしかし小雨がしとしと。予報では午前中の降水確率は低かったんだけどなぁ。
傘を持って来なかったのを悔やみつつ、カッパを羽織って受付に。 その受付もガラガラで昨年の混雑は何だったのかというくらいあっけなく完了。 クルマからバイクを降ろして準備しているうちに雨はあがってきました。

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ドロップバッグを預けたついでに会場周辺を少しぐるぐる走り回って、ついでにちょっと離れたところの公衆トイレに寄ったりして準備完了。

▽白闇のヒルクライム

会場からスタート地点へ移動する間にも小雨がパラつきますがすぐにあがりました。気温は低くないので少々降っても大丈夫。今日は半袖ジャージ&アームウォーマ+レーパン&タイツです。靴下はひそかに防水のSEALSKINZ。

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スタート地点の料金所ゲート前、桜も目に入らない参加者達。
待っている間にパワーバーをかじってエネルギーを充填。 それでも昨年ほどスタート前で待たされることなかったかな、とにかくゼッケンNo.順にスタート。

心拍計の記録開始ボタン操作が間に合わない&うまくいかないとかGPSのリセットに手間取るとかでスタート直後もたもたしてたら同時スタート組ほぼ最後尾に。
まずは体が温まるまで馴れるまで徐々に上げて行くことにします。心拍が175を越えたら少し緩める。 抜きつ抜かれつしているとだいたい同じジャージが繰り返し現れることに気がつきます。今回はグレーの「遠くへ行きたい」ジャージ。10%を越える勾配で追いつき5%の緩斜面では離されます。が、だんだん離されていってましたが勾配がきつくなってきたところで追いついてパス。その後再び前に出ることはなかったみたいなので、序盤にはりきっていたということか。

ギアは最初からフロントはインナー30に入れて、リアは23から21,19辺りをシフトしながらケイデンス70前後で登ります。GPSを見ると序盤2km進んだ辺りでもう昨年走行より1分近くリードしていることがわかります。これはオーバーペースなのかな? GPSには昨年の走行ログをまびいておよそ100点ほどの通過タイムを記したルートデータを登録してあり、それをナビに使っているので昨年比のペースがすぐわかる仕掛け。
ちなみに走行中にチェックしているデータは ・心拍数(心拍計) ・勾配(勾配計) ・速度,ケイデンス(サイコン) ・走行時間、残り距離、標高、ルートデータ(GPS) 腕時計型心拍計は見にくいのですが、それをチラチラ見ながらペースを制御していきます。
心拍を落として行くには脚を緩めるだけでなく、呼吸を「スゥスゥ、ハァハァ」から「スゥー、ハァー」とリズムを半分に落とすとより早く心拍が落ち着きます。

徐々に昨年比のタイム貯金は増えていき、2分近くになってきました。 コースは半分を過ぎたところ、少しペースを抑えて昨年並にして、終盤の急坂に備えることとしましょう。この後心拍を168まで落としていくと「楽になった」と実感できるほどになります。

後半には部分的に平坦路が出現します。昨年はこういうところで追い込んでいましたが今年は平坦部はそこそこにこなす程度にしておき、その後の登坂で垂れないように気をつけます。
やがて上に行くほど霧が濃くなり、道路脇にいる係員がいるのも直前にならないとわからないし、進路の坂がどれくらいあるのかが見えないのでやりにくくなってきました。

そのうちどうやら終盤の最も速度の出る下りにかかったらしく、フロントはセンターに入れて漕ぎまして速度を上げます。登り返しを心拍が上がりすぎるほど漕ぎすぎない様にダンシングはさっさと止めてシッティングで回しつつ、ゴールまでの10%クラスの坂にとりかかります。
心拍はそれでも180に達しますがゴールまではあと数百mなのでペースを落とさずそのまま上り続けていきます。あと300mの看板を過ぎてもまだそのまま、あと200mの看板過ぎてもそのまま淡々と。あと50mの看板が見えたところで腰を上げてダンシング&シフトアップ。途中心拍計が186を示していたのが見えましたがそのまま。速度も20km/hを越えます。
ゴールまでの間で10人ほどパスしてゴールラインに飛び込みました。
GPSのタイムでは46分後半、昨年の同地点通過より3分以上短縮できています! 予想以上のデキ、心臓はバクバクでレッドゾーン振り切りだけど脚は売れ残ってる...痙攣の気配が全くなかったので使い切れずに余ってしまったか。

▽ゴールでまったり

速度を緩めて誘導に従い先へ進み、ドロップバッグを受取り他の仲間を探します。上の方にふくさんがいたのでそちらへ。さっそく荷をほどいて「伊吹山」をいただきましょう。

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しゃがんで、立ち上がると立ちくらみがする... しばらくして少し下へ戻ってべりさんとちゃかりきさん、Mazokaさんを発見し、上に案内してお裾分け。
今回は饅頭の他にも珈琲も持ってきました。ん?饅頭に珈琲は合わんな。
保温ボトルに珈琲を入れておきましたが、上にあがっても冷めてなくて温かいのを飲めましてこの作戦はうまくいきました!(紙コップも用意してますよ)。 スタートが後だったNobuさんも合流して落ち着いたところで、では下山しましょうか。

▽下山〜実業団観戦

下山の列はなかなか前に進まない。霧が晴れて前の列の先に大勢連なっているのが見えてびっくり。 ・・・してたら後ろにもびっしり渋滞中。
まぁこれはしかたないなとのんびり構えてゆっくり。待っている間に主催側テントに行って配布している完走証をもらってリザルトを確認しました。 339位 46:36.922 ave.15.45km/h 半分までも届いていません。前後は秒単位で並んでて一つ上とは0.8秒差か。カテゴリートップとは15分28秒差!

下山途中は霧が晴れて少し景色が見えてほっとします。 先も見易くなったので不安なく降りられました。

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が、途中で停止。なんでもそろそろ実業団が上がってくるのでここで待てとのこと。

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10分ほど待ってオートバイの音が迫ってきました。来たゾ!

伊吹山ヒルクライム

ん〜〜速い。 ていうかこれヒルクライムだよねぇ?ここも僅かだけど上りには違いないのだが。

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周りの人と共にすっかり観客モードで観戦、いやぁいいモノ見させていただきました。 時間は遅くなったものの気を良くして下山。 後片付けをして遅い昼食は多賀SAで取る事にして名神に乗ります。

▽帰り道、道草

多賀SAではやはり伊吹山組の自転車積んだクルマが目につきます。 レストランもなかなか混んでいましたがうまく席が空いていたのでラッキー。 若鶏のわらじかつ定食を。950円でボリューム十分。

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テーブル向かいの人はラーメン、はす向かいのテーブルの人はサラダ、という伊吹山組の人でしたがコチラはわらじかつ。 売店で糸切餅をお土産に買って、今度は宇治で一旦高速を降りてお土産買い物。

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う、なんだか散財したみたいな(汗 本来ならもっとゆっくり散策してみたいところですが、さっさと撤収。 帰りの高速ではさしたる渋滞もなく、しかし雨は降ってきました。
三木SAでべりさんお迎えの腹ポさんと無事合流、次はフレッシュでお会いしましょうとお別れ。 山陽道を西進し倉敷ICで降りてミスターバークで晩飯にしてから21:30頃帰宅しました。

▼GPS分析編

今年の伊吹山GPSのトラックデータを昨年のそれと比較してみました。フルコースだった昨年と同じに論ずるのはそもそも適切でないと云うもっともなご意見は棚に上げさせていただきまして、今年のゴール地点までの区間を取って比べてみましょう。

▽速度比較

距離200m毎にかかった時間を2009年(青線)と2010年(赤太線)で比べてみたのが下のグラフです。 下になる=時間が短いほど速度が速いということ。 2009年の走行に対する2010年走行時間差累積(黄太線)、各区間の平均勾配(ピンク:右縦軸)も併せて示しています。

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スタート直後のダッシュで出遅れてしまってますが、すぐその後から”貯金”を稼いでいます。中盤はそれぞれの区間ではあまり差が大きくない様ですがじわじわと貯金を増やしていってます。スピードの乗るところでは昨年の方が速く、今年はそこであまり踏み込んでいないのが見えます。 終盤、下りのあとのゴール前登りではがんばって速度が垂れない様に頑張った分、昨年に比べて短い距離で大きく時間を稼ぐ結果となりました。ショートコースでゴールが近いのがわかっているからこそです。 前半と後半とでグラフがほぼ水平に推移し右肩上がりになっていないのでペースは一定で走ったと云えるでしょう。逆に云うとペースが垂れるまで追い込んでもいないとも。中〜後半で昨年と大差ないペースで走っているところがやや手抜きしすぎたかな。

▽トラックデータ比較

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トラックデータの速度別色分けです。いつもより速度域設定を下げて6km/h〜25km/hで色分けしました。 今年の方が速度変化が減っているのがわかります。そして低い速度が少ないことがタイム短縮の基本、速度が高い箇所は昨年の方が多いけど、天井を上げるより底を上げる方に力を使いましょうということですネ。 さて、次回フルコースで走ると仮定したらば、今年の10kmまでのペースをそのまま15kmまで持って行く(10〜ゴールのペースアップ部分は除外)とすると昨年の76分10秒から3分は短縮できる見込みですから目標は72分台。果たしてその通りいきますかどうかは冬場の練習の如何、ではなくて冬場の食べ込みの如何にかかっています。