乗鞍ヒルクライムのGPSログによる走行分析です。 まずは昨年実績とシミュレーションタイム、それに今回の走行を加えたグラフです。

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前半は昨年より遅く、中間からはペースアップしたわけじゃなくてペースダウンが抑えられて終始シミュレーションタイムを割ることなくゴールできました。 同じデータをシミュレーションタイムを基準にして表すと昨年との差がよくわかります

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昨年はいいペースで進んでいたのに完全に中間地点10キロでレース終わってます。こりゃひどいワ。
それに対して今年は16キロ付近で一旦持ち直しているのが最終タイムにも効いているみたい。ラスト2キロはやはり垂れてきてますが程度は緩いのでなんとかなったという感じです。 平坦路なら走行距離によって速度なり経過時間なりで見ていくわけですが、ヒルクライムは重力に逆らって上昇する運動であるということから距離でなく高さ、つまり標高差を基準にして話をした方が理にかなっているという見方ができます。 それにしたがって今度は横軸を標高値で比べてみましょう。ペース変化を見るため、各走行を上昇率一定−同じ時間に同じ高さだけ登った−として走った場合との差を表してみました。なので各データの始点と終点がそれぞれゼロになります。グラフが+プラスに振れると一定ペースより速い上昇、−マイナスに振れると逆に遅い上昇、右肩上がりだと上昇ペースアップで右肩下がりだと上昇ペースダウンしている状態を示します。 ゲストとしておよそ15分早く登った水色KLEINさんにも登場いただきました。

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傾向はだいたい同じで昨年の走行は半分まで頑張って後はタレタレ。 今年のデータでは中間部で上昇ペースを抑えて休んで?後半に入り再び挽回しています。 KLEINさんはほぼ一定ペース、全体がプラス側にあるということで最後僅かだけ落ちてるということですが、ゴール直前はコースが仕切られ半ば整列して走行させられるようになってましたのでその為でしょう。

▽まとめ
ヒルクライムは難しいということです(^^;;

20キロ、1200m上昇という長丁場ではペース配分が大切というのを身を以て証明しました。 ただペースを抑えていればいいかというと、その場合エネルギーを余したままゴールしてしまうこともあるわけで、今年も若干そのキライがありました。まぁ不完全燃焼の方が途中で燃え尽きて鎮火よりはマシって言えるかもしれませんが。 次回、更なるタイムアップを目指すとしたらどうしましょうかね?それは体重を落としてから、話はそれからです。