【今日の走行:万々山(GPS値)】
平均:24.3km/h,最高:65km/h,距離:428km,消費:11,000kcal

▽前泊
今日7月17日は祇園祭。それを楽しんでから大阪へ向かうという案も前日の準備不足によりあえなく廃案、荷物を確認しつつクルマに積み込みます。がしかし、今朝起き掛けに軽くヒネったのか左肩が少し痛んで自転車積み込みに手間取り、大丈夫か?先行きちょっと不安。

R2からブルーライン経由で備前から竜野西まで山陽道、あとは第二神明経由湾岸線で泉佐野まで直行、はせずに粉浜へ寄道。キンショーの駐車場に停めてウエパで買い物、タイヤにチューブにサドル、Wizardのサイクルパンツも安くなっていたのでget。
関空日根野ステーションホテルにチェックインし、明日の朝食を買いにマックスバリュへ出かけて、ゴール駐車場には10分で行けるなと確かめついでに羽倉崎食堂にて夕食を。

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宿泊したホテルは今までブルベで利用したホテルの中では一番良かったかな。
部屋は広くてユニットバスもついてるけど大浴場も別にあり。露天のジャグジー風呂からは下を走る電車の音も聞こえてくるので鉄人にはうれしいかも(但し線路は見えない)。不死鳥の騎士団を見て就寝。

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ホテルから朝の風景、日根野駅。
これからブルベに出発です。
6時15分起床して軽く朝食のあとシャワー浴びて着替えてチェックアウト、「新宮までですか?」と聞かれたのは同じホテルに宿泊しているブルベ参加者がやっぱりいたらしい。ってそこのあなたですか?。

▽DEPART〜PC1
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いつものゴール地点駐車場、値段が下がって一泊300円、二泊扱いになるのでそれでも600円、更に玉葱二つも付くありがたい駐車場です。
さて今回はもう夏ですし2ボトル携行で走ることにしていました。メインはPOLARのロングボトルでこちらは冷たい水、もう一本はPETボトルとして飲みたいものをその都度補給しようと。PETボトルには百均ボトルカバーをかぶせれば保温性はおそらくPOLARより良いしボトルケージへの収まりもいいです。
そして先にはワンタッチ飲み口をつけてと。
しかしその飲み口つけると長くなりすぎてシートチューブのケージに入らない!
アーレンキーを出して来てボトルケージ取り付け位置を下げるもやっぱりトップチューブにぶら下げているミニモーフと干渉して入らない!
しかたなく元のPETボトルキャップをねじ込んで収めました。しかしこれでは走行中に飲めない...
と駐車場で無駄に時間を費やしてスタート地点へ移動します。

受付に到着すると既にブリーフィング始まってました。さっさと受付と車検を済ませてと。

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「今日はヒロさんのレーパンじゃないんですか〜」
などとつまらないご挨拶を久々に会う方々と交わします。スタート前の和やかな雰囲気を少し味わったら少しずつ人数を区切ってスタート。80名近く、200ではないかと思える数の参加者です。

通り馴れたいつもの道を急がず周りに合わせて進んでいきます。雄ノ山峠も平穏に?こなしていきます。和歌山側はまだ工事やってますね〜。

伊太祁曽神社の前でなぜか停車、シートポストが緩んでいたと?

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前に立っているのは水色KLEINさん、ハンドルにぶら下げているのは今回の暑さ対策だった「しろくまのきもち」ですが、逆に暑くて使えないと既に外してます。

今日は毎度の腹ポさん&べりさん、名古屋から参戦の水色KLEINさんにTさんとツルんで里道を進みます。それにゆば〜ばさん、今年200、300と上がってきた入碓さんも時々一緒に。

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昨年「ちょっとスピード遅いんちゃうん?」とべりさんが腹ポさんにクレームつけてたのがこの辺。今日も全く同じペース27〜28km/hで進行していますよ、いいですか(笑)。

黒沢峠にかかる前のローソンで昨年同様一旦ひとりだけ離脱します。次の補給場所はしらまの里だろうからそれはちょいと距離がありますからね。
ここはトイレ済ませて野菜ジュース一つでさくっと出発。

黒沢峠の登り口でkirkさんが追いついて来ました。信号で停まってる間に電話、まめですね〜。
ここからは中盤に短いけど15%近いきつい勾配がありまして、その手前辺りでサヨウナラ。

勾配計を見るとなぜか斜度が低いのでオカシイ?と思ったら、そういえばおとといハンドルをわずかに送り気味にセットしたので当然水平が狂っていたんでした、ヤレヤレ。今日は勾配を見てギアを選択することはできません。

先行グループにはしらまの里で休憩中のところで追いつけるかと予想してたら黒沢峠てっぺん直前の自販機前で休憩してました。やぁ待っててもらってすいませーん。

登った分がっつり下って修理川沿いの気持ちのいいコースに出てきます。お日様が隠れているのでまださほど暑くないので快適なサイクリング。
そうはいっても登りが続いてくるとそれなりに暑くなってきて、やっと道の駅しらまの里に到着。

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地元ものジュース一本とボトルに水を追加、ここからは水を飲むだけでなくカラダにかける分も使いますから休憩ポイントごとに細かく満タンにしておきます。
入碓さんも合流して2キロ以上あるトンネルへ突入。普段は鬱陶しいトンネル走行が今日は冷房バリバリエリアで涼しいこと気持ちいいことこの上なし。

再び下りで飛ばして次の登りではペース落として暑さにやられないように。
ところが人間より先にダウンしたのはGPSの電池。長持ちするようにパナの高容量(min.2400mAh)NiMH新品をしっかり充電して装填したのに半日も持たずに電池切れ。電池が古いんだろうか?こんなことなら素直にエヴォルタ(min.2000mAh)にしとけば良かった。

ダムまで登って左折したらPC1、チェックだけ受けてそのまま次へ。

▽PC1〜PC2
アップダウンアップ、で気温も上がって来て疲れもたまってきた頃に道の駅日高川龍游に到着、昨年よりちょいと遅いけどほぼ予定通りの1時前です。

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お昼は梅ジュースがお目当てで鹿カレー。鹿ミートボール、よく味わってみるとちょっと固い肉質は牛や豚とは違いますネ。

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やっぱり卓上の梅干しをたくさん食べて...そう!今日は自家製梅干しをクルマの中に忘れてきた!PETボトルと梅干しが今回の失敗なのです。
まぁでもお昼はおいしく食べられました。おねえさんに頼んでPOLARを水で満たしてもらいます。

ここからPC2までは距離は短いのですが午後の気温が最も上がる時間帯なので一番きつい区間かもしれません。
しっかり水飲んで頭に首筋に、それに太腿にも水をぶっかけつつ頑張ってついていきます。登りでは心拍は170を越えている状態。
もうヘロヘロ、というところで救いのトンネル。また2キロクラスのトンネルを抜けたらPC2の道の駅中辺路です。多くの参加者が休憩中、店内の座敷席で座ってお昼にしている人達もいました。

レシートチェックなのでとりあえず冷えた水を、と思ったら2Lボトルしかない。まぁええわとそれを持って行くと150円と500mlボトルと同じ値段でした。POLARに残った水を捨てて冷たいのを満たし、後は他の仲間に使っていただきます。水だけではさびしいのでコーラも一本。

▽PC2〜PC3
休んでも回復しきれない暑さの中、あと一登りすれば山岳エリアは終了です。
補給した水を存分に使ってピークのトンネルを通過、あとは下り。
熊野川は今年もエメラルドグリーンの美しい色で迎えてくれました。滝は水量が足りなかったのか、国道まで霧吹いていた去年みたいなことがなくてそれはちょっと残念。

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途中で休憩はさむか?ということも言いましたがペースがいいのでそのままずんずんと。
「チームT.T.みたい」
と水色KLEINさん。先頭牽いているのはスイスジャージの腹ポン・カンチェラーラだもんね。ここでちぎれたら5人だけしかいない今はチームとして失格になってしまうから必死で着いていかねばなりません(違)。
もちろん水色KLEINさん&Tさんの強力な牽きもその間に加わっています。

結局PC2からPC3まではノンストップで5時前に到着。

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時間的には今回は5時に閉まる速玉大社にわずかに間に合わないのでパス、香梅堂で鈴焼を買いに寄り道します。
名古屋組のお二人にも小さい袋入りをオススメ。べりさんは発送先記入済みクロネコ伝票を持参してました!その為お会計はさくっと済ませられてましたので、この方法はおすすめです。なお600の場合はコースを外れることなくここを通りますので、気兼ねなく寄ることができます。

▽PC3〜PC4
ここからはR42沿いに走ります。夕方の市街地なのでクルマが多いし信号も連なるので気をつけて。

しかしどうもお腹の調子がイマイチで水を飲んでも飲み足りない飲み切れない感じ。塩分・ミネラルが足りないのか水の吸収がよくないみたいでペースが落ちるというか上がらない。心拍は130に届かないくらいでアクセルが開けられていない状態です。
時間的に夕食にはやや早いので串本まで行きましょうと後をついて走りますが、そのPC4まではしんどかった〜。ただここでちぎれてたら時間は30分余分に喰ったかもしれませんから、着いていけて結果オーライなのです。

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景勝地橋杭岩の風景を楽しんだらPC4はすぐそこ。
ちゃちゃっとチェックを済ませて夕食の店を岡田さんに聞いて確認したら「今日はトビウオの入荷がないそうです」と聞きちょっとがっくし。まぁいいです、行ってみましょう。

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結構待たされたまぐろ丼800円です。ヅケのまぐろがおいしい、去年の勝浦いこら亭のよりいいかも。
この時同席されてた方、てっきりオダックス埼玉の方かと思ったら後でAudax Japan代表の白木さんとサイスポのカメラマンの方と知りました。げげ。ブルベの紹介記事でまぐろ喰ってる写真が載ったらどうしてくれる...(^^;;

腹ごしらえが終わったのでここで皆さんとお別れ。近くの「串本温泉浴場 サンゴの湯」に向かいました。

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いちおう温泉らしいですがまぁ銭湯みたいなもんですね。でもしっかり休息できました。コツは脚はお湯にしっかりつけてますが上半身は却って疲れを招くのでさっとつける程度で済ませることです。

そしてさっきのPC4のローソンに戻り補給。ここでやっと小パック氷を買うことができて冷たい水を飲むことができそう。PETボトルは氷晶を買っておきます。
出発してすぐ、サイコンがないことに気づきました!どこで落としたか...
いちおうPC4まで戻って自転車置いた付近を探してみますがありません。まぁいいかGPSがメインだし。仕切り直してPC4スタートです。おっとここでGPSの電池をアルカリに交換しておきました。

▽PC4〜PC5
串本を回ると風向きも変わります。追い風基調?
走り始めてしばらくすると平地で登りで一人また一人とかわして進みます。もちろんペース上げているわけではないですが、こっちは休養後ですからね。PC4を出た時刻は昨年より20分ばかし早いだけで昨年は誰にも会わなかったのに、やはり参加者が多いということですね。
PC5までのこの区間はアップダウン連続でしびれるところ。昨年の記憶が薄いところですが走っていると部分的に蘇ってきます。

夫婦波恋人岬はパスしてすぐ近くの道の駅イノブータンランドで休憩。

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数名の参加者とモまだ暑いですね〜モと話しながらアイスを食べ、水を補給して出発。
この後は前走者に追いつくことなく淡々と進みます。

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時折現れる明々としている釣具店のうちの一つの自販機で軽く休憩し、田辺のPC5へ到着しました。まだ眠気は来てなくてPC4〜PC5はわりといい感じで調子良くこなせたみたいです。

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ここではみかんゼリーに眠眠打破を補給しておきます。

▽PC5〜PC6
時間的に2時までは大丈夫な眠気、それを過ぎるとじわじわと襲ってきます。こういう時はこまめに停車。
御坊のローソンは昨年も停まったところ。600でも利用しました。水分の他にミニカップヌードルも補給。

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今日は花火大会かお祭りか、その帰りと思しき若者グループが集まってます。
「どこまで行くんですか?」一人が気さくに話しかけてきました。
「りんくうまで。りんくうから出て新宮回ってまたそこへ戻るんや」
「が、頑張ってください。」
ちょっとヤバい人に声かけてしまった顔色になったにいちゃん、すまんの(笑)。
客観的に見てその若者連よりブルベライダーの方が怪しいわなそりゃ。

御坊の火力発電所を横目に見てまだ我慢できる眠気を抑えながらペダルを漕ぎます。
峠を一つ越えて、ここはまだ水越峠ではなくまだ由良峠。これを降りてすぐまた登りが来るそれが水越峠だったな。それにかかる前に軽く補給したいなと。
水越峠は勾配は緩いけどS字カーブが幾つも幾つもやってくる道。自販機くらいあっただろうと登り続けますがなかなかなくて、やっと見つけたところはもうGPSの画面の端に頂上が見えているポイント。

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でもせっかくだから停車して炭酸を一つ。

頂上のトンネルを抜けて下り。下りは眠気は出ません。そしてまもなくPC6のデイリーへ。
ボトルに水を追加して眠眠打破も一本。

▽PC6〜ARIVEE
ここからがペースががくっと落ちまして、平地スピードが23km/hとか。心拍は110ほどとエンジンはアイドリングで走っているのかというくらい。これはいかんとPC6から10キロもいかないうちにファミマで停車して缶コーヒーを飲みます。
少し眠気がおさまって、市街地の道をゆっくりと抜けていきました。

矢田峠にかかるころ雨が落ちてきます。わりと雨粒がそろってますがあと30キロだしそのまま行ってしまえと雨具を出さずにそのまま。最後の補給となる伊太祁曽のローソンに着くころにはやんでいました。
ボトルに氷を入れてあとは雄ノ山を越えるのみ。5時を回って朝日が出て来ています。

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雄ノ山を越えるのはファイナルギアにしないといけないかなと思いましたが、一つ前の30x23でクリアすることができたのでまだ体力そのものは余っている様です。
下りは踏み込むことはせずに惰性で落下。
市街地へ降りて来て信号ごとに停車して休み休み、歩道を走る橋ものんびりと越えます。

ゴール地点には7時を回ったところで無事到着。駐車場から腹ポさん、べりさん、水色KLEINさんにTさんが声をかけてくれます。ブルベカードにチェックしてカップ麺をいただいて一息。

その後シークルのお風呂に入りしばらく休憩。そうしていたら入碓さんとたぬきさんが揃ってやってきました。無事同時にゴールしたらしい。

帰路、そのまま湾岸線には乗らずまたまたウエパに寄道し、無くしたサイコンなどを買い求めて阪神高速から中国道経由山陽道をPAごとに休憩しつつ戻りました。
今回も一緒に走っていただいた皆さんのおかげでいいブルベになりました(^^)。昨年は眠気のせいで一番辛い距離と感じた400が、今年はその感が薄れたのが収穫です。

さぁ次のブルベは今年最後、9月に。

▼まとめ