【今回の走行:万々山】
平均:22.5km/h,最高:62.5km/h,距離:619.9km
消費:15,923kcal(スタート〜ラーメン屋まで)
平均心拍:120,最高心拍:166(以上、PC3〜ラーメン屋まで)
いつもの出発点、関西空港のたもと泉佐野から紀伊半島をぐるーーーっと一周・制覇してくるから「紀伊ハンター」のブルベです。
▽前泊
出発の準備をごたごたしてたらお昼過ぎに。金曜日は大盛りサービスになる近所のあつた屋でぶっかけを食べて、R2〜ブルーライン経由備前ICから山陽道、加古川バイパスから第二神明〜湾岸線といつものコースでまずは粉浜のウエパーでタイヤ購入。ついでにシラス用9速の13-23スプロケ(旧105)もget、通常ラインナップから消えてるこういう部品が普通に買えるのはさすが(あさひでは売切れ)。
その後天下茶屋方面に自転車で向かい、ルディのメガネを作った時にアドバイスいただいたe-glassesにごあいさつ。
クルマに戻って地道を泉佐野まで移動、夜は羽倉崎食堂で。
食料などはMAXVALUで調達。ここで今日の忘れ物
サロメチール
をまたまた購入。これで3つめ(苦笑)。
それから小さな化粧クリーム容器を購入、アソスのシャーミークリームを入れてドロップバッグへ。
スタート/ゴール地点から3kmほど離れた関空温泉ホテルガーデンパレスへチェックイン。駐車場横にあるプレハブのコインランドリー内で傷ついているフロントタイヤ交換作業。”最初はタイヤに形がついてないから嵌めるのめちゃ固かったよなぁ”と思いつつグリグリやると意外とすんなり嵌りました。ロットが変わったから??
部屋に戻ってドロップバッグの中身をベッドの上に広げてもう一度確認します。
明日のウエア類も確認、OK。
さぁ、では温泉へ。この時間はサウナ付浴場ですか。
・・・普通に狭いですやん。温泉じゃなくてお風呂っぽい。浴槽が4畳くらい。サウナは入りませんでしたんで不明です<ここでいろんなもんを絞るわけにはいかぬ。
部屋にはLANケーブル設置済みですぐにネットつながりますので便利。いや今時普通そうなんでしょうが、安いとこばかし狙ってるとなかなかないもんで新鮮だったり(^^; 朝は5時起きの予定で部屋にあるアナログな目覚まし時計をセット。 ・・・ところがコレなぜか設定の約2時間前に鳴る・・・ 起きたらまだ3時前。セットし直しでまた寝る・・・既に仮眠の練習か・・・
▽出発前
軽くシャワーを浴びてパンをかじってホテルを出発。スタート地点にくるともう大勢集まってました。やぁ、ゆうさんおはようさん。寝れた?
まだ本物のヒラマツさん来てない?
受付をしてドロップバッグを預けてブリーフィングを待っているとそのヒラマツさん登場しました。あ、どうもどうも、新見以来ですね。
今回は平松さん2名、しかもご近所さん同士。
そしてスペシャルゲスト?はアメリカから参加のドイツ人Mr.H。ジャージはRUSAのですか。
エントリー64名でしたが当日出走は46名だったかな?でも600にしては多いんでしょう。 参加者の装備を見ますと400の時よりも軽装備であるような印象です。ほぼ中間点にドロップバッグできるのでそれを利用しているからですね。かく云う私も荷物はサドルバッグだけでデイパックやウエストバッグは無しなのです。もしかしたら300や200より軽装備かも。
▽まずはいつものコース
普段見られないような輝く海を背景にブリーフィングを聞いて車検受けて7:00ちょい前に出発。しかも今日は北風の追い風を受けてのスタートです。これはらくちん〜
雄ノ山峠もスイスイ上って下る。登りで「そろそろこの辺でさよ〜なら〜」と言ってたゆうさんも一緒に。
前におられた新撰組ジャージ(オリジナル)を来たAJ福岡の代表は雄ノ山の難しい下りをヒョイヒョイと下ってサァーっと前の方へ行かれました。ここは初めてだと思うんですが飛ばしているのではなく減速が人より少ないだけのことなのでしょう、道を読むテクニックに長けてるんですね、感心しました。
お味噌屋の交差点を過ぎて紀ノ川を渡り、狭い踏切を渡って矢田峠から伊太祈曽を越えて田舎道を抜けると通過チェックのファミリーマートで買い物(8:42-52)。
R42に合流して街中の走行。
以上2点、境川のmasaさん撮影
そして400では通らなかった湯浅の海岸線へ。
小さな岬をつなぐ海岸線らしいアップダウンを通りつつ、朝の海の風景を堪能できます。 山手の方に入ってもいい感じの道。ん?前を走っているのはフラットバーですね〜!
なるほどここはいい海沿いコースよなぁ。いつもの寄島のコースとちょっと似てるかなとか思い出しながら。
▽PC1:田辺でウロウロロスタイム
R42に合流したら400の帰路を逆にトレースして行きます。醤油発祥の地湯浅の午前中の国道は交通量が多く、前回はさほど感じなかった走りにくさはあります。が、先に進むに従い暗くて何もわからなかったところがこんな景色だったのだということが見えて来て、新たな発見を楽しむことができる上に追い風&好天で気分は上々。御夫婦かな?小さな列車の後ろについて走って30〜35km/hの高速巡航。
走行は快適ながらこの辺でサイコンの速度表示がゼロになるトラブル発生。
ホイールのマグネットがずれてます。
実はこのホイールWH-7850SLには専用のサイコン用マグネットが付属していましてそれは小さくて軽量で目立たなくていいものなのですが、クルマに収容中の時か何かの折に無くしてしまいました。代わりにWH-7801SL用のを入手して取付けたけどスポーク形状が微妙に合わずユルかったのでテープを貼って固定してたのが、ずれてきてしまっていたのです。
そこで400の時も立ち寄った御坊のローソンでの休憩(11:09-18)の時にセロハンテープを購入して固定を試みます。
しばらく走っているとやっぱりずれて表示がゼロに。セロハンテープではあきまへん。見た目にぶっさいくなのを我慢して、ツール缶から布ガムテを取り出し小さく裂いて貼り直しました。結局これで最後まで持ったというわけ。付属してたマグネットは後日ショップで注文頼みましたが、それまでは普通にキャットアイのマグネットをつけておくことにします。結局品切れで半年以上入手ならず
さて、そんな小さなトラブルをこなしているうちにアップダウンが増えて来ます。前走者と登りでちぎれて下りで追い付くをくり返しつつ、田辺のPC1のローソンへ(12:17-21)。
レシートチェックの買い物はとっとと済ませ、ここ田辺でざる蕎麦+めはり寿司をお昼に食べるつもりでその店「三軒茶屋」を目指しますがGPSにポイント登録し忘れていてうろ覚えで辺りをウロウロ、15分くらいさまよって見つけられず、結局ファミマでスパゲティ...(12:36-58) ホントは橋を渡って駅に近い方でした。
そうそう、今回は飲料補給に野菜ジュース系を摂ることを意識しました。長丁場なのでエネルギー系ばかりでは栄養偏って体調崩してはいけませんから、気休め程度かもしれませんけどビタミン類補給というわけです。 ウロウロしたけどとりあえずここまでで41分の貯金。無駄な足跡がコチラ↓
PC2までは長いので休憩は2回は取る予定です。白浜を過ぎたら海岸線のアップダウンの程度が大きくなる感じで平坦なところがぐっと減って体力を消耗するところ。
トンネルが見えるとそこはピークなので一安心するその気分は400の時真っ暗な中で味わったものと同じですが、疲れの度合いが違うし昼だしであの時に比べるとだいぶマシです。
白浜とすさみの境辺りのローソンで休憩。(14:11-18)
▽道の駅イノブータンランドすさみ
次は道の駅に立ち寄ります。以前家族旅行で寄ったことのあるところ、イノブータンランドすさみ。
まずは王様と王妃様に御対面。あれ?王子がいたっけかな。
適当なキャクターグッズは見当たらなかったのでここでは軽く補給のみ、マンゴーアイスを買って誰もいない休憩コーナーのベンチに腰掛けてしばしゆっくり。窓の向こう、海をバックに軽快に走り抜けるランドヌールを眺めつつ。(14:52-15:00)
さ、次次。
▽夫婦波・恋人岬
前回真夜中にゆうさんと遭遇したところ。今日は残念ながらおりません。
潮が干潮に向かってるからでしょう、波が小さくぶつかりあう様子はほとんどありませんでした。
←こんな関西系ノリの看板も コーラを飲んだら出発。(15:06-10)
▽PC2;本州最南端へ
そこから串本まで更にアップダウンが続くじわじわと疲労をためる道です。次はPC2まで一気にいくつもりなので頑張って丘を越えて海岸をすっ飛ばして先へ。
時折見える海岸の風景、潮がかなり引いてます。瀬戸内では見られない荒々しい岩肌が見事。
串本海中公園にやってくるとアップダウンは一旦終わりです。さすがに今日はここには寄りません(笑)。いつしか青空は隠れて雲に覆われて来ました。
進行方向やや右手に潮岬半島が見えてきました。う、意外にでかい。しかも上の方に道が通っているな。
まもなく串本の交差点を右折し、潮岬へ向かいます。おっといきなり坂ですか。ここまでで一番勾配がある坂でまず10%を越えるところから入り8〜10%でしばらく続きます。電波塔が見えたらひとまずアガリでそこら辺りの地名が”平松”。
そして潮岬灯台は右折、ということでルートを少し外れて灯台へ。
見学時間は残念ながら10分過ぎてました。しかたなく戻り、公園っぽいところで人がいるところに寄ってみたら、そこはさっきの灯台が見える”夕陽百選”の場所で三脚をセットしたカメラマンが何人かいました。うっすらと夕陽が出そうになってますが、今日はどうでしょう。
PC2は観光タワー前。
スタッフにここまでのレシートチェックも受けてしばし歓談。ここでだいたい200km、貯金はGPS予定に対して1時間7分できてます。 施設は既に閉まっていて自販機以外にないので串本に戻ってから補給とします。(16:45-52)
串本のサークルKに寄るとヒラマツさんと遭遇。”追いついた”と思ったらそうではなくてこれからPC2に向かうとのことで、その前にここに補給に寄ったらしい。「勝浦で風呂入っていきますから追い越して下さいね〜」と挨拶して別れます。(17:09-21)
▽橋杭岩
すぐに景勝地、橋杭岩に到着。400の時は暴風雨の中横目でちらりと真っ暗な中にぼんやりうかぶのを見ただけでした。
この観光駐車場の前にある薄皮饅頭の店は、残念ながらもう閉まってました。土産物店はまだ開いてました。前に家族旅行で来た時はここでうどん食べたっけ。(17:28-30)
岩の柱は海の中だけでなく国道脇にも立っていましてダイナミックな景観を間近に見ることができます。
▽夕焼け:西から上ったお日様が東へ沈む?
串本を過ぎたら向い風に苦しむだろうと覚悟してました、がそれはほとんどなし。どちらかというと向い風ですけども、途中の道路案内表示では風速2m。これはラッキーな展開です。
それはそうと方角としては北東〜東に進んでいるのですが、進行方向の空は...
夕焼け? 赤い鉄橋まで行って止まって振り返ると
おぉ〜こっちがホントの夕焼けです。でも前方もやっぱりオレンジに染まっているのですね。更に進むとだんだんオレンジは濃くなり、
海面に映ってきてます。この時西の空はと振り向くと
燃えさかるような素晴らしい夕焼けでした。こりゃ走行ペース間違えたわ、今潮岬にいなきゃいかん。ヒラマツさんはそこでこの夕焼けを見れたかなぁ。
▽勝浦:いこら亭,はまゆ
夕焼けに元気づけられて進んでいきますが、ということはもう日没で暗くなるのです。ライトを点滅から点灯に切替え、ヘルメットの尾灯も点灯させてナイトランに移行します。
だんだん暗くなる海岸線を走り、400の時に入った温泉”桜湯”を通過する頃には日は暮れました。
勝浦の市街地へ入り、ルートをちょいと外して線路の東側に出て路地を進んで夕食の店に到着です。今回は「いこら亭」にしてみました。まぐろ丼と、なますも一つね。
まぐろ丼は云うまでもなく、このなますがヒットでした。疲れたカラダに甘酸っぱいものはとてもよく合います。さんま寿司もあったのですがちょっと多いかとパスしました。二人以上で来ていたら頼むでしょう。他にくじらメニューも豊富で、ミンクとゴンドウと二種類のくじらが用意されているのにも驚き。どう違うんだろう。
ごちそうさまでした。えっとお勘定...
あ、まぐろ丼。。。 ま丼 = マドン
TREK:Madoneで走っておられる方〜〜こっちですよ(^^) (18:43-59)
次はお風呂。 食べてすぐ運動するのはよくないでしょう?だからここでお風呂入って疲れを取るのはちょうどいいんです。 漁港の向こうの「天然温泉公衆浴場はまゆ」へ。
入口前に自転車停めると、排水溝のグレーチング蓋から硫黄の臭いがプンプンしてきます。ここは形式としては銭湯なんですが(320円)、お湯は掛け流しの温泉なのでした。
と、入る前に抜けかかっている後のタイヤの空気を入れておきます(パンクにあらず。後ろ側タイヤの空気が抜けるのが元々早かった)。風呂から出て汗をかくのは嫌だから入る前にミニモーフをセットして、よっこらしょ。これでOK。
番台で料金払って中に入るとレトロな木のロッカー。
湯舟のお湯はもちろん温泉で、カランのお湯も温泉の湯です。硫黄のお湯で疲れを流してしっかり温まりました。アップダウンの連続で腰痛が顔を除かせていたのも収まります。
ここでアンダーウエアは冬用の吸汗発熱タイプに着替えます。持って来たタオルはここで捨てて行くつもりのボロタオルを用意してましたので、濡れて重くなったタオルは(おばちゃんに断って)捨てて行きました。
さぁて、エネルギー補給&疲労回復でリセット完了(19:01-41)、次のステージへ行きましょう。
▽新宮:香梅堂
回復したからといって飛ばしていくと後が続きませんから落ち着いて走ります。1時間もしないうちに新宮に到着、400のルートR168の交差点を過ぎて1kmほどで香梅堂に寄ります。今回はルート上の道の反対側なだけなので道草というほどでもないです。
店はたしか9時までは開いていたはずだから...あったあった、あそこ。
店内に入り、鈴焼とついでに「ヤタちゃん」を送ってもらうことにします。
それから補給食用に小袋入りも一つね。 会計と発送手続き?に結構時間取られました。おばちゃんが「これちょっと割れたのやけど」と煎餅をおまけにくれようとしましたが、入らないからと丁重にお断りしました。後から考えたらもったいなかったなぁ、貰えばよかった。(20:31-45)
▽海岸線
新宮川を渡って海岸線に出ます。さっき香梅堂で長くいて休んだような気がしてましたが、鈴焼一袋買った以外に補給したわけでなし、なので最寄りの道の駅七里御浜でトイレ休憩&缶コーヒーを。(21:08-14)
走っている横をクルマは通り抜けますが海岸線のフラットな道が続いてここは楽ちんな区間。が、次の補給は早くもやってきてしまい?さっき食べたばかりのような気がするけど空腹感を覚えたので30分ほどでサークルKで休憩。
そろそろこういう温かいものがおいしくなってきました。が、走行中は冷たいものがいいのでボトル追加用には氷を買っておきます。(21:46-22:02)
▽真夜中の登坂
ここから海岸線を離れ登坂コースに入りました。まずは木本トンネルを抜けて。
それから300mほど登る小阪峠へ。
ギアはフロントセンターではケイデンス50に下がってしまったのでインナーに入れて後ろは二つ残して30x21で10km/hを切って8〜9km/hでじっくり登ります。ハンドル上部を持って体を起こす様にして空気を吸い込み易い姿勢で。
・・・しかし風呂入って休んだのにまた腰の腰痛が痛くて・・・
トンネルを越えて僅かに下ってやや平坦な道になりしばらく行くと道の駅。ここで一旦休みます。(23:00-09)
ここから大又トンネルまでは3%前後の緩い勾配で上がって行くので道の駅で休むことはなかったかも。
2kmほどある長いそのトンネルに入ると下りに。それを抜けてもう一つ長い矢ノ川トンネルを抜けると尾鷲市街地に降りてきます。
再び海岸の小さな岬を巡るアップダウンをこなしつつ、どこかの坂を上っていると前走者発見。あ、ヒラマツさんでした。やぁ、どうも。PC3はもうちょっとですね。気分的に楽になって一緒に進みます。
▽PC3:道の駅紀伊長島マンボウ
そして二人揃ってPC3に同時チェック。”ちょっとお腹空きましたね”と近くのサークルKに行って食料をget。すぐ仮眠するんだけど、寝る前に食べる。
←私はコレ。UFOの大
休憩場所になっている屋根のあるベンチスペースは既にお休み中の皆さんで一杯。早く到着できたらスタッフが用意してくれてた段ボールの上で休めたそうです。
サドルバッグからウインドブレーカーとレスキューシートを出して来て、預けておいたドロップバッグを枕代わりにして横になってお休みです。
・・・がしかし、眠くないと寝られないのが欠点のワタクシ。1時を過ぎているものの眠気がまだ来てないので寝付かれません。それでも多少ウトウトして、途中何か夢を見ていたことを覚えていたので多少は眠れた様です。
ここまでで半分を越えた340kmとなるPC3到着は1:03、予定時刻2:24より1時間20分早い到着でした。その貯金は全て休憩=睡眠に回します。
▽仮眠
時折ごそごそと物音がして出発していく人の気配がします。レスキューシートがめくれると寒いのでクシャクシャ音を立てながら体に巻き付けて。<いわゆるマグロのホイル焼き状態。 寝ている時の格好はウインドブレーカーを着てこのシートを巻いているだけ。いつものCW-Xタイツを履いているので足もそう寒くはありませんでした。普通のレーパンだけならちょっとムリ、ズボンか何か履くものを持って来ておく必要があるでしょう。寝袋を持って来てた人もいます<正解。
朝5時前に目覚まし時計のアラームが鳴り響きました。スタッフが起こしてくれているみたい。
ゆるゆると起き出して荷物の片付け。サドルバッグに入っていた着替えたアンダーウエアを新しいやつ@第二お風呂セットに替えたり補給食を追加したり。
タイヤの空気はまた少なめなので、今度はポンプでせずにCO2ボンベで一気に充填します。まぁスタッフがフロアポンプ持っていたんですけどね<後で知った。
トイレを済ませて自販機で水を購入してボトルに詰めて、道の駅を後にしました。あれ?誰もいない?もしかして一番最後かも(サークルKで補給してた組がまだ後ろだったらしい)。
出発は5:16で予定の5:24よりちょっとだけ早い。でも既にPCクローズ時間5:08は過ぎてます。クローズ時間はそこに辿り着くまでの制限時間なので別に出発するには関係ないのですが、目安として次のPCへ行くのにこれより遅いとまずいよという設定の時間にはなっています。
▽朝から登坂、補給ポイントなし
夜明け前の一番冷える時間帯なのでウインドブレーカーを着たまま走り始めました。が、すぐにそれは邪魔になります。まず120mほど登りがあって一旦下ってまた同じくらいだけ登り。
途中暗がりで道を横切る影、犬にしてはでかいな。ベルをチリチリンと鳴らして追っ払うと前を走っていた人が「鹿や!」と。へぇ〜、それなら追っ払うんじゃなかったかな(^^;;
小さな岬、小さな漁村を巡って登って降りてしていくうちに夜が明けました。先に出発していたゆうさんを捉えて”最後尾付近かもヨ”と。
この区間、PC3〜PC4には補給らしい補給のできるポイントがありません。幸い空腹感はないので補給食をかじりつつ進み、そろそろ自販機見つけて一休みしようかという辺りでJAが見えてきたので、なら近くにありそうだなと思ったらそれがありました。
財布の小銭が120円なくて110円あったからオロナミンCでどうでしょう。
(6:39-42)
いやしかしここで休んだのは正解でした。このすぐあとに短いつづら折れがありまして、斜度15%に達するかと思いきやカーブ内側ではほぼ20%と雄ノ山峠和歌山側からの登りよりきつい勾配が待ってました。距離は短かったのでなんとかフロントセンターのままダンシングで一気にクリア、ふぅ〜。
そしてなんでもないところに信号があると思ったら、狭い道の交互通行用の信号です。3分ごとのようでちょうどタイミングが悪くてしばらく待つことに。
この後もしばらくアップダウンを繰り返して、やっとファミマが見えてきました。PC4です。
▽平坦路〜PC5
時間的には朝食ですから野菜と鶏のサンドイッチとソフトフランスを缶コーヒーでいただきます。この時点では貯金20分、最初の7分を除いて13分の短縮となかなかいいペースです。やっぱり4時間近く横になっていると体は休まっているんですね。
(7:43-8:00)
ここから海岸線を離れ"サニーロード"と名付けられてるちょっとした峠道に入ります。名前はかっちょいいけど要するに坂道なのです。朝から坂道ばっかりの萎えるルート設定。130mと170mほどをよっこらしょと登って降りて、伊勢道をくぐってしばらくすると松阪の斎宮近くに出ます。家族旅行で行った斎宮跡に寄ってもよかったかな〜。
この辺りは今までとは景色が変わって民家のある田園地帯の平坦路、スイスイと軽快に走ります。松阪駅前の賑やかな通りを抜けて、ファミマで休憩。
ボトルに水と氷を追加、それに酸っぱいもので黒酢ドリンクにしてみました。 (9:51-10:02)
そしてまもなく津市に突入。三重県の本丸を攻略です(笑)。 三重県庁、結構でっかいな。
県庁を過ぎたら街並を抜けて少し走りやすくなります。まぁそうはいっても幹線道路ですからクルマの通行はあります。小一時間ほどでR1に出ますとそこの角のサークルKがPC5です。大勢の人が休憩してますが、ここはレシートチェックするだけの補給食予備用にカロリーメイトハーフをさくっと購入してとっとと出発。
で、600mほど先の道の駅に寄りまして、ここでゆっくりお昼にしますよ。
そう!ここはあの時の道の駅だ! 3年前の12月、クルマで東京へ向かっていたその日は大雪。名神は栗東から向こうが雪で大渋滞で名古屋の向こうまで抜けるのに予想所要時間6時間以上という情報を見て、R1へ降りたものの鈴鹿峠大渋滞で丸2時間ぴたっと停車。ゆるゆると動き出して名神降りて5時間後やっと降りて来て休憩に寄ったのがここ道の駅関宿だった、というそんな思い出。
ここは食堂があるのでちゃんとしたメシも食べられますが、時間節約と名物モノということでめはり寿司を。紀伊半島ルートでめはり寿司を食べないわけにもいかないですよね。
ちゃちゃっと食べて、ついでにボトルに冷たい水もいただいて出発。 (11:28-53)
▽R25の罠
R1は1kmほどでお別れ、名阪国道でない方のR25へ入ります。川沿いに進む、これまた今までと違った景色の中を気分良く走れます。基本的にクルマは名阪国道を通るのでこちらはあんまりクルマは来ません。来てもこの程度。
だらだらと登り基調で速度は出ませんが爽快な道で、した。途中までは。
ジャリが多くなったかと思ったらほとんど未舗装路状態な路面に突入。アスファルトは下にあるのですが、土砂とジャリでまともに走れません。後から思うとここは押して通過すべきとこでしょう。ゆっくりとバランス取りながら我慢して通過、パンクしなくて良かった。
ダート区間を過ぎると下りになってストレス発散。そしてサークルKで一休み。またまた野菜ジュースを補給します。
(12:56-13:09)
市街地へ降りてきたところでR25からR163に入ってしまい少しだけミスコース。地図を見ながらR25に復帰して角を曲がったら道の反対側に松尾芭蕉の生家があります。
見学まではしませんでした、さすがに。(13:39-41)
次の角のローソンでボトルに氷を補給しようと思いましたが、ナチュラルローソンはカップ氷なかった。
(13:48-53)
長く走っているとメカの方にも何かしらトラブルが出てくるものでしょうか。 ダンシングで踏み込むと、足元からギシギシ音がしてきます。腰を浮かせているのでシートポストではないし、ハンドルに力入れずにふわっと持って踏んでも音がするのでBBかペダル付近か。ペダルが緩みかけていた時に同様の症状があったのでもしやと思い、停車してツール缶から携帯ツールを出して締めようとしてもペダル軸は8mmだったのでそのツールはなし。通りがかりの参加者にも尋ねてみますがさすがに8mmはない。まぁ無理にゴリゴリ踏まなければ大丈夫でしょう。 (結局ペダルの弛みはありませんでした)
▽後半の山場
再び名阪国道に沿って走ります。五月橋ICを過ぎたら最後の難関の峠越えに入ります。標高500mちょいで普通に走る分にはそれほど難しい事を云う必要ない峠ですが、ここまで疲れを引きずってますからね、腰の調子も不安だし。
その腰痛、じりじり来てるのですが落ち着いてみると心拍は120台だし脚はもっと回る。ならばもっと漕げるんだとハンドルを中央部からブラケットに持ち替えてしばらく登ってみると、こっちの前傾姿勢の方が腰はむしろ楽で痛みは薄らいできました。これなら行けそうだな、うん。
前を見ると二人組、ヒロさん&都古さんペアと遭遇して少し話ながら登っていると、お!道路のまん中にクワガタが! 緊急停止。
ミヤマクワガタですね〜、それにしてはちっちゃい。今まで見たミヤマクワガタでたぶん最小。アンタはツマミちゃんのパパじゃないね〜。
予定ではそろそろ自販機休憩の頃合いなのでどこかないかな〜と思いつつ走っていると、坂を下った民家の軒先に「第一パン(第は省略文字の方)」の看板が見えてあそこにありそうだと減速すると正解。腰に手を当ててスプライトを飲んでいるとさっきかわしたヒロさん&都古さんが降りてきました。頑張って〜、のんきに手を振る。
(14:58-15:01)
さ、補給完了。 神野口ICを過ぎた後だけきつい坂があってそれを越えると勾配は緩くなりました。さっき見送った二人に追い付き追い抜いて温泉に向かいます。温泉、温泉。いや温泉じゃなかったPC6。
▽最後のPC6、その前に温泉よ
空はずっと曇っているのですが、この辺から何だかポツッポツッと落ちてきました。ん〜〜〜、まぁどのみち雨具持ってないしPC6はもうすぐだし濡れているわけでもないしと先へ。途中カッパを着込んでいる人もおりましたけど。
雨はなんとか持ちましたのでファミマはスルーして針のトラックステーションに真っすぐ突入。タオルとアンダーウエア着替えだけ持ってお風呂へ。
ここは長く浸からずにさくっと気分転換程度で出ることにしました。実際それほど疲れは感じてなかったので。あ〜でもさっぱりした!
境川のmasaさん撮影
それからおもむろにPC6のファミマへ行ってレシートチェックの為の買い物を。ハムサンドとまたまた野菜&くだものジュース、それにボトル用に氷。お風呂は早めに済ませられたので休憩も余裕があります。ここで1時間と2分の貯金。 (15:29-16:11)
▽ダウンヒル〜斑鳩
ここからはずっと下り、と思ったらまだもう少しアップダウンがありました。それが終わってやっと下り。前にいるのは、ドイツ人Mr.Hですね!しばらく後ろについて下りは飛ばさずに安全に降りていきます。
天理ダムを過ぎてR25の旧道に入るのをスルーしてしまい、トンネルの前でGPSの設定ルートと離れて行くので間違いに気付き、止まって確認している間に二人はトンネルに消えて行ってしまいました。まぁすぐにルートへ戻れるでしょう。こっちは里道を降りて旧道に復帰して、天理市街地へ入りました。いつ見てもすごいなー天理大学。
しばらく進むと法隆寺があります。 参道を走って、門の前まで。もう時間は過ぎてますので拝観はできませんし、土産物屋も閉まってます。ここの5年ものの奈良漬けが旨いんだけどなぁ。
柿も喰えなかったし鐘も鳴らなかったので先を急ぎましょうか。(17:39-41)
法隆寺では補給しなかったので、柏原のファミマでトイレ休憩済ませてレッドブルでも飲んでみますか。今日はF1シンガポールGPの日でもあります。このペースだとゴールしたら終わってますが。
まぁオロナミンCみたいな味ですかね。(18:15-26)
ルートは夜の街中を抜けていきます。この時間帯はクルマ多いから特に気をつけて。 信号で止まるのも増えて来ます。
予定では富田林周辺で夕食予定なのですが、道沿いにはもうひとつピンとくるところがありません。まぁ王将でもいいんだけどなァ。牛丼かラーメンか、食べたいナ。 川西の手打ちうどん屋にちょっと惹かれましたけど結構賑わっていたし時間かかるかなとパス。河内長野まで来て駅前はなんかありそうだけど、なんとなく通過してしまってそうしたら...
▽まさかの押し?!
だんじりが通ってます。クルマは迂回させられてますね。どうするかな?と思ったらだんじりは曲がり角を曲がったのでまっすぐ抜けられました。と思ったら今度は次のだんじり。
白い光がきれいなちょうちん、これ蛍光灯かな。
これはどうやっても避けられそうにないので自転車を降りて押して歩きます。ゆっくり進むだんじりの横を歩いて通り抜けて、やっとだんじり渋滞通過(19:37-43)。
まもなく大きな通りに出ると黄色いネオンにらーめんの文字。ここにしよ。
チャーハンセットでなくて白ご飯セットの方が良かったかな。でもお腹満足♪(19:49-20:08)
実はここで痛恨のポカ! 食事中は心拍計測を停めておこうと腕時計(心拍計)を外してカウンター上に置いたのを忘れてそのまま店を出てしまいました。気が付いたのはホテルへ帰ってから。店に電話してそれがあることを確認し、翌日帰りにクルマで立寄り無事回収はできましたが、ここから後の分の消費カロリーは未計測になってしまいました。
▽車道をぶっ飛ばせ
その片側二車線だか三車線だかの広い道路、なんか自動車専用道路っぽい感じになってきましてホンマにこの道かと疑いますがGPSのルートはここで合っている。左側から合流する路線もあったりして気を抜けない。追い抜くクルマはかなりのスピードです。
街灯はそれなりにあるので暗さはそれほどでもないのは幸い、後ろから来るクルマに気をつけつつも、できるだけ早くここを抜けたいという思いで先を急ぎます。残り距離はあと僅かと思いつつ。あまり楽しくない道でしたが、緊張感を強いられることで眠気に襲われる余裕がないのはむしろ良かったのかもしれません。
▽600,完走!
阪和線を渡ってやっと湾岸線の下の道に出ました。あとは道なりにゴール地点まで気分はウイニングラン。りんくうの輝く大観覧車を見ながらいつもの駐車場裏温室へ。
あれ?!ゆうさん!早いネ。 ... リタイヤでしたか。
21:44着、予定より1時間と7分早い到着でした。これにて紀伊ハンター完了〜
ブルベカードにチェックを貰い完走サインをして、これまたお馴染みのスタッフサービスのカップ麺をいただきます。
その後コーヒーもいただいてしばしまったり。補給食にと買ってあった鈴焼は結局途中で食べなかったので、ここで出してその場にいた参加者・スタッフの方にも召し上がっていただきました。
あ〜、済んだ済んだ。ホテル帰ってちゃんと寝ましょう。 ・・・・・・・ ホテルに帰って(24時間やってる風呂に行こうと)浴衣に着替えてちょっと横になったら、そのまま5時頃まで寝てしまいました。
それからお風呂に行って、おぉ大浴場は温泉っぽいぞ。風呂上がりに松下の高級マッサージチェアがあったので適当にやってもらう。20分くらいのコースになってるので誰か使っていたらだいぶ待たないといけないところ。
大阪で遊んで帰るというゆうさんのロードと荷物を預かってクルマに載せて先に帰岡。ショップに寄って完走報告と共にBBを組直してもらい、帰宅しました。