★前日編

明日は全日本マウンテンサイクリングin乗鞍へ出場です。
準備を済ませ、昨日に12ヶ月点検も終えたデミオで雨降る5時前からお出かけ。明石のMazoka家に寄ってそこでムルに乗り換え、Mazokaさんと南子さんと共に乗鞍へと向かいます。途中雨がたまにやんでいるところもありましたけど、基本的に雨。

吹田SAの後、養老SAは通過したので虎渓山PAにて休憩。螺旋状に切って揚げてあるハリケーンポテトだって。

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お昼は駒ヶ岳SAで早めに済ませちゃおう。岡山県人には馴染み易いソースかつ丼。

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松本ICを降りたらR157を西へ。屋根に自転車積んだクルマが徐々に増えて行きます。濡れてしまうのはカワイソウ。
ローソンのある交差点ではなぜかひまわり畑が。

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▽雨中の受付
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時折激しくなる雨の中、乗鞍へ到着。宿の場所を確認してまずは受付を済ませておきましょうと会場へ移動します。 ゼッケンに計測タグ、それに参加賞等を受け取ってブースを一巡り。この雨なのでせっかく用意された各メーカーの試乗車は誰も乗りません。ウエア関係のブースがやたら賑わっていました。

翌日ゴール地点に持って行ってもらう荷物を入れる簡易ナップサック袋を土産物屋で購入。 そして特に見て回る気も失せる雨なので、早々に宿に入ります。私は民宿、Mazokaさん達はペンションへ。

▽大部屋8人
宿は民宿「まきば荘」、8畳x2に8人の相部屋です。初対面といってもそこは同じ目的の者同士、話は自転車の話題で事欠きません。雨が降っていなければ、それぞれ試走に出ているところでしょうけどもそれはなし。 半分くらいは乗鞍初めてだそうですが、ヒルクライムレースは皆さん経験おありの様子。 晩飯は少し早めに6時半から。

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結構なボリュームの晩飯に皆さん大満足。 夕食後風呂に入り、9時には消灯ということにして早めのおやすみとなりました。 当日は朝4時半起床です。

★当日編

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「路面乾いてますよ」
早く起きた人がにこやかに教えてくれました。 外に出てみると昨日は見えなかった山の稜線が見えています。

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5時前に朝食を食べて、全員準備。6時前にはそろそろ会場へ移動し始めます。
あ、Mazokaさん準備中ですね。おや!MR-4も持って来てたんですか(気付かないくらいに収納できるのは折畳みの面目躍如)。これは南子さんのポタ用。

準備できたら勾配の緩いサイクリングロード沿いに会場へ向かいます。到着間際に「サングラス忘れた」ということでMazokaさんは一旦クルマに戻って出直し。まぁちょうどよいウォーミングアップですか。

▽スタート
当日は受付はなく、頂上で受け取る自分の荷物をそれぞれのカテゴリー・グループ別のマイクロバスに積め込むだけです。そして観光センター駐車場に並んで開会式を待ちます。山頂は陽が射してる。

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開会式の後、チャンピオンクラスからグループ別にスタートエリアに移動します。
7:30にチャンピオンクラススタート、続いて7:31に女子、やや間を空けて7:36に男子A・G・H、7:40に男子B、7:43男子F、そして7:48男子E1が?ゥ分達のスタートです。この男子E(41〜50)カテゴリーは最多人数で1033名いるので3グループに別れています。自分のカテゴリーだけで千人を越えるなんていう大会は初めて!全部で3,700人だったか?

スタート一分前、緊張が高まる皆さんから”写真なんか撮ってんじゃね〜よ”というオ〜ラが伝わってきますがキニシナイ。

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7:48:00スタート!
数秒あって前方が動きだしたのでゆっくり始動、クリートがカチッと入ったらしばらく流れに乗って無用のトラブルに遭わないように。曲がり角を過ぎて勾配がついてくるとペースがばらけ始めます。
15km/h前後のいいペースで調子良く登っていってますと、早くもパンク修理の人が。御愁傷様です。
しばらくするとやや後方に位置していたMazokaさんが上がってきます。お盆に試走した時のログをGPSに入れてありそれをペースメーカー代わりにしてるので、「このペースなら1時間30分切れますよ」と。「じゃあ牽いてもらうかな」と後ろ着いて行きますが、100mほど着いて行ったら後はだんだん背中が遠くなりサヨオナラ。
それでもまだそんなにペースが垂れているわけでもないし、ギアもセンターxロー(39x25)でいけてますので12km/h前後で進み、ちょっと平らなところへ出たらギアをかけて20km/h以上に加速します。

その調子でCP1に到着、ここでは給水はする必要もないのでそのままスルーしました。 既にゼッケンの色・ナンバーは種々混じっていて、後からスタート組にもどんどん抜かされていってます。前で乗り心地がどうとか剛性がどうとか何か話しながら走っている二人組がいて何かと思ったら、

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ホイールが”木リム”でした。フレームはAMANDA。パッと見にはカンパの金ホイールがくすんだような色に見えましたが想像以上にきれいな仕上がりです。
木リムは他に1台見ましたがそれはちょっと小さく見えたのでトライアスロン用26インチでしょうか、しかも後輪はディスクホイール。ゴォリゴォリとうなりながら上がってきてました。

▽やっぱりフロントインナーへ

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中間点にやっと到達。ここの坂でダンシングという程でもなくちょっと腰を上げて漕ぐと、オシリの下フトモモの上の筋が軽くイテテ、両方ともキテました。まだ痙攣するほどではないけどもう売切れ間近の様です。ちょっとペースを落として回復を待たなくては。

そしてほどなく腰の方にも痛みが出てきます。これは5月に患ったぎっくり腰の痛みとは種類が違うので急に動けなくなることはないのですが、でもヤバい。姿勢が悪いのかなー。

フロントギアはインナーに落として、5%ほどの勾配でも30x21で8〜9km/hで登るツーリングペースです。なので心拍は150以下とこっちには負荷がかかっていません。
だらだらと登っていると後ろからtakotakoさんに追い付かれ、そのままパスされました。まぁクラスが違うからヨシとしよう(^^;;

GPSのテキスト表示は標高と現在時刻に設定してあります。ルート案内用のウェイポイントにはスタートしてからの距離と次のポイントまでの平均勾配をその名称につけていますので、どれくらいの坂がこの先にあるのかがだいたい予測できる仕掛けです。

つづら折が続くルートがGPSの地図画面に現れると10%の坂が続く区域になり、ギアはもう一つ落として30x23で、7km/h前後まで速度が落ちます。 コーナーにくると13〜15%まで傾斜がつくのでそこはダンシングしてクリア。心拍には余裕あるので短いダンシングは大丈夫です。それにしても少しパワーをかけるとスコッと動いてくれるママヤマの反応の良さのおかげで速度は12,3km/hまですぐに上がり(ギアを低くしてるのでダンシングのリズム上これが上限の速度)周りをさくっと抜けますが、逆に前が詰まって行き場を失って途中でブレーキかけて失速したこともありました。 勾配のある区間を過ぎたらCP2。

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ここではスタッフから水を貰いました。まだボトルにはたっぷり残っていてあえて貰う必要ないのですが、走りながら紙コップを受け取って飲んだらポイッと放り投げるというアスリート体験をしたかったので(笑)。
その後もポタポタと進み、やっと目の前が開けて来ました。

▽森林限界を越えて

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こういう景色には他では出会えません。曇ったりガスが流れたり、時折晴れたりと目まぐるしく変わる天気も乗鞍ならでは。
「あと○km」 という看板が出てくるともうひとがんばり、というとこですがちょっと無理。 勾配が10%を越えるところではいつのまにかインナーロー(30x25)まで落としてしまう。 ゴール地点はあの向こう、見上げるとそこは見えています。 「あと1km」

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しんどいながら腰も脚もヘタれながらも少し落ち着いてきました。スパートするか?いやまだ早い(持たない)、と思っているとすぐ前に見えるゼッケンは宿の大部屋で一緒だった同じカテゴリーの人。但し6分後のスタートの人なので既に6分抜かされているということですけど。「こんちは!シンドイですね〜」といいつつ追い越し。
あと500mくらいかな?と思えた頃にフロントギアをセンターに戻してダンシング開始、スパート! ガシガシ漕いで(今さら)どんどん抜かしてそのままゴ... と思ったら下山待ちのグループが並んでいて道が狭まって交通整理のスタッフに進路を塞がれてあえなくアタックつぶれ。

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その後は順序良く並んで県境のゴールを通過。タイムはGPSログからみると1:38:10くらいでした。1時間40分は切ったからまぁいいか。しかし途中でタレなかったら1時間30分で行けたかもなぁという満足8割。 ゴール向こうですぐにMazokaさんとtakotakoさんがいるのがわかりました。すんません、お待たせして。

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バイクをスタンドに引っ掛けて預けていた荷物を受け取りアンダーシャツを着替えてウィンドブレーカを着て、荷物に入れておいたどら焼きをパクついて頂上の景色を眺めつつ一息。 080831goal1

▽下界へ
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下山はある程度まとまって、オレンジジャケット着用のスタッフ先導で安全に降りて行きます。 まだまだ登ってくる人がいるので、邪魔しないように一列で。

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ゆっくりめに、といっても当然登るより速く通り過ぎていく絶景を惜しみつつ。

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間を空けてわざとダウンヒルをする行為は禁止です。下りを競うんじゃないんだから抜かすなっつーの。ヘアピンカーブのコーナー内側に突っ込んでこられて危うく接触・落車するかと思ったぞ。
降りる時はさすがに寒いのでウィンドブレーカなかったら耐えられませんね。ブレーキ握る力がなくならないよう気をつけて慎重にスタート地点まで降りて来ますと、もう寒くはないです。 計測タグを返却して、抽選結果が外れているのを確認したら今年の乗鞍はおしまい。

まずは宿に帰って帰り支度をしますと一旦Mazokaさんと別れて宿まで下ります。おや、この直線下りは勾配-10%越えてますね←本日の最高速度記録。 宿に戻って一風呂浴びて着替えてどうもお世話になりました。

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▼本日のルート

★プロフィールマップ&速度変化(30sec平均)
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中盤以降10km/hを下回って7〜8km/hペースになったのがねぇ、むむむ。もしかして前半飛ばし過ぎた?

★ルート

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