【今日の走行】 平均:21.4km/h,最高:56.8km/h,距離:132.39km,
平均心拍:124,消費:3537kcal

石見ライド二日めです。5時半過ぎに起き出してシャワーを浴び、準備を整えてホテルの朝食を取って途中ローソンで補給物資を購入し、昨日のゴールである大田自転車競技場へ向かいます。

▽青空のスタート
R1024562 R1024560 大田自転車競技場のトラックと、サポートメカニック

清々しい朝の競技場。ぐっと背伸び一発、ふと見ると芝生に転んで柔軟体操してる人がいるので、こちらも真似して座り込んで脚を伸ばします。 今日は130km、普段ならぶらっと出てしまう距離ですが昨日のヒロウが今日の荷物ですからネ。

開会式までの間に、昨日同じ様なペースで走っていた人に声かけて挨拶を。 MARIN(だったかな)の赤いクロスバイクに赤いジャージ、赤いメットは全く同じかな、他人とは思えぬ方にもご挨拶、今日も着いたり離れたりしながら走るのかな。たくさん写真を撮られていたmarumonさんという方でした。
昨日朝ご挨拶したえこにんさん・仙人さん達とも再会、もちろん無事完走されてました。今日はその”えこせん”トレインに乗せてもらうことにしよっと。

昨日と同じステージで開会式&ブリーフィング。 再度安全を心に期する意味も含めて、沖田さんへの黙祷。

スタートは昨日同様5秒おきに一人ずつ県道へ走り出します。今日は8:08スタート、GPSの予想通過時刻では8:05になってましたので3分ビハインド。ていうか二日目はあまり気合いを入れてシミュレーションしてなくて、スタート順でロスする時間をあまり考慮してなかったのです。とりあえず誤差は少なくて済んだのでヨシと。

▽石見銀山を抜けて
R1024569 沿道の大声援!!!

何にせよ快適サイクリングの始まり。朝から沿道の応援もたくさん受けます。こちらも手を振ったり会釈するなりしてお返ししますね。 少し上り勾配がついて走行速度が20km/hくらいに落ちてきたところで2,3枚シフトアップしてアタック、一旦列車を降りてガーッと100mほど先行して停車、振り返ってデジカメを構えて動画を撮ります。と、そんな無駄な動きができるのも序盤だから。

070520ecomov←QuickTimeMovieです

息があがって列車にはすぐに復帰できないので後ろからのこのこ走っていきます。
まもなく石見銀山ふもとの大森の町中へ。

R1024572 R1024574 狭い町並を行く

古い民家が立ち並ぶ道の両側から声援を受けつつ、集団はゆっくりとしたペースで流れていきます。
ん〜バクダンアイス買ってれば良かったな。それにこんなところに”カンコー学生服”の看板が。菅原道真公の菅公なんですって、知ってた?岡山の会社ですよ。

R1024575 R1024577 昭和の雰囲気そのままに

町並を過ぎて銀山から離れる辺りで列車に合流、と間もなく赤い鉄橋を渡って最初のエイドステーション(AS)です。

070520kuzaas R1024584 序盤からいきなりケーキですよ♪

ここではスポンジケーキのふるまいが。んー、二つで我慢しましたよ。
時間を見ると最初の遅れ分は既に取り戻し、更に5分ほどの貯金がありました。のんびり休んで、ここで仙人さんの持ってらしたサロメチールを借りて右膝にすりこんでおきました。その後この日は右膝の不安は全くなくなり、効き目バッチリだったのです、どうもありがとうございました。
トイレに行くのを一人忘れてたりしてあわてて行ってたら皆さん先に行かれてました。まぁそのうち追いつくでしょう。あわてないあわてない、ん?貯金は長い休憩でもう使ってしまってるみたいな。

▽八色石
沿道ではここらでも応援がたくさん。はいはいがんばりますよがんばってますよ〜。(本気で頑張ってはいないのでチョットうそ)

R1024587 R1024588 R1024590 どうも〜

青空に映える桐の花も見頃です。
R1024593 それにしてもエェ天気

道はだんだんと勾配がついてきていて八色石(やいろいし)の峠エリアに入ってきます。
ここは緩い勾配で360mほど上昇します。 膝の具合が思わしくないそうでペースを抑えている”えこせん”トレインに追い付き、しばらく後ろをついていきます。ペースを抑えているといってもそう遅れているわけではなく、むしろシミュレーション通りのペース。

頂上まで残り1kmほどというところで意味もなくアタック!シフトアップして20km/hで上って...18km/hでした、頂上まで駆け上がり。
トンネル前の空き地ではスタッフの方々がおられまして、ビデオも回していた様です。そこで自転車降りて後続をデジカメ構えて待ちかまえ。 合流して一息いれて再出発。まだ時間の余裕ありますよ。

R1024597 R1024598 中盤の山場の八色石峠

真っ暗なトンネルを抜けてしばらく下り。お、下りは速いぞ、あっと云う間に離されたので、アウタートップ(48x13)でダンシング!かけて追っかける、登りより心拍上がってる?
とある下りの左カーブで前を行く仙人さん前につかえたのか減速・ブレーキ、ぐわっ後輪ロックして外側に横滑り!落車だっ!
こっちはそれを避けようにも空いているイン側に切れ込む余裕はなく、更に外側の対向車線にはみ出してよけるのが精一杯でしたが仙人さん、落車することも足を地につけることもなく体重移動でバランスを取り直して復帰。うわ、スゴイな。危なかったけど。後で聞いてみると冷静に対処されたそうです。
その後は余裕度を増やして下って行ったのは云うまでもありません(^^;;

▽断魚渓〜旭温泉
まもなくまた登り少し、そしてずずーっと下っていけば次の断魚渓ASです。道から見下ろすと絶景の渓谷。
R1024601 R1024602 写真で見るよりかなり落差あり

ここでは昼食、おにぎり弁当を受け取って芝生に座り込んでいただきます。

R1024603 断魚渓AS受付

おにぎりが2ケだったこともあって早く昼食済ませられて13分余りで休憩終わり、この時点で30秒のビハインド。予定通り、っつーか遅れ気味?? ふもとに降りるところまでで少し時間を稼いで再び江の川沿いに。

R1024604 江の川を渡る

それにしても昨日とは打って変わっていい天気。お日様強く影のサイクリストも懸命にペダル漕いで。
070520ecosen お日様てっぺん

やがて微妙に向い風になってきましてペースはさほど上がらなくなってきました。トレインも分断気味になってきたのでえこにんさんの前に出て引くというほどでもないけど先行します。
お、前に停まっているのはAllSportsのカメラマンか。 意味もなくダンシングパフォーマンス(笑)。あ、後ろ離しちまった...

小さな茶畑のある川沿いの風景を楽しみつつ走って行くと桜江の町に。ピンクに塗られた鉄橋を渡って

R1024605 R1024608 小さな茶畑を通り過ぎたら桜江に

桜江B&G海洋センターASに到着。

R1024611 ここがまた補給いろいろ。ありがたいです

バナナに梅干し、それに練り物ですか。さっきのおにぎりと一緒に食べたかったなー。
ここでは無料配給の水がほぼ売り切れ状態、というのも氷水で冷やしてあったから人気高かったからでしょう。まだ後から人は来そうだし、ボトルはさっきアクエリアスで一杯にしたので氷だけ貰って。

ここでは15分休憩、ビハインド9分になりました。まぁシミュレーションは15:33到着予定なので元々27分の余裕があるので差引18分大丈夫ですよたぶんね。

ここからがじわじわ登り&向い風。道辺の看板には”←風の国”とありますが、
「風の国なら追い風吹いてほしいなー」
とグチをこぼしつつ、実は前を引いてもらって進みます。

直線の登り坂にかかると後ろからスーッと女性ライダーに抜かれて行きまして、
「わー、軽々やなー。脚細ー
上に参りまーす、ってか。」
エレベーターガール(お客?の我々を)置いてっちゃったよー。
アホ言ほざきつつ見送る我等。頑張れば着いて行けるペースなんですが、既に後続がちぎれているのと、ゴール後には帰りの車の運転が控えているということもあり、あせらずマイペース(−α)で進むのです。
ちなみにそのエレベーターガール、もう一人の女性と共に某-Vivantのバイク乗っておられました。あ、もう見えなくなっちゃった。

旭温泉ASに到着、ここではちょいと冷えたわらび餅が。カロリーは高くないけどこりゃいいですわ。なんだかんだと10コ以上食べたような。

R1024620 黒蜜つけてパクパクパク

そして手作りのあられ小袋@50円があったのでお土産に二つ購入。軽いから荷物にならないいいお土産です。甘いあられでおいしかったのでもっと買っても良かった。
建物の中のトイレを借りて出口でふとアイスクリームの販売ケースが目にとまる。事務所の人に「これ買えます?」と聞くと「はいどうぞ(^^)100円です。」と。ほいほいこりゃまた結構、ってことで抹茶アイスバーをセレクト。

R1024621 今日はアイスがおいしい!

先ほどからずっと前を引いてくれている"ぱぱにい"さんはカップアイスの”爽”をgetしてすっかり落ち着きモード。
アイス食べているところでえこにんさん達到着されました。少し休んですぐ出発。私達アイス@メタボ組は17分の休憩でしたけど。ここでビハインド7分。

▽アクアスよ!私は帰って来たァ
ここから旭ICのところまでもうしばらく登りが続きます。それを越えて少し下ってアップダウンの道。既に「アクアスまであと○○キロ」の看板が出ていますから、もうすぐ、もうすぐ、あとちょっと、でもまだまだ。

那賀グリーンラインに入りまた登りになります。GPSのタイムを睨みつつ進みますがビハインドは15分を越えてます。予想到達時刻15:50を回る?!このままのペースなら大丈夫だけど、もっと遅れが出そうだし、や、ヤバいかも。。。黙っとこ。。

頂上を越えて少し下ったところの最終ASにやっと到着。

R1024623 スタッフの方々、「後はいないカナ〜」

視界の先は日本海が!待ってろアクアス!でもシロイルカショーには間に合わないね。
休憩を6分弱と短く切って出発。
下りは無茶に飛ばさず余裕持って走りますがそれでも借金を少し返して4分ビハインドに持ち直します。

やがて昨日通ったルートに。同じ道でも時間は違うし天気も違う。そして二日間ここまで走って来た疲れと記憶とちょっぴりの自信が、全く違う風景に見せてくれる。 アクアスのシンボルタワーが見えて来ると”やったぁゴール!”という気持ちと共に”あぁもう終わりか〜”と残念な気持ちもちょっと顔を出すほど、最高に楽しかったロードを惜しむようにアクアスのゴール会場へ向かってハンドルを左に切るのでした。

R1024624 ゴールチェック!

受付で最終サインをして完走ステッカーを貰います。ペラっとした緑の"PERFECT RIDE!"ステッカーがまた一つのタカラモノ。 温かいそうめんをいただき、そしておかわり(笑)。

R1024625R1024626 温ぶっかけ風そうめん

表彰台の記念撮影もして、皆と一緒に一台のスーパーバイクを囲んで歓談。20年モノの3x6速度のランドナー、泥よけには高校の鑑札。”すごいね〜”と口々に言うけれど、これで走れと云われたら全員そっぽ向くのだね(笑)。
スタッフの撤収が始まる頃までまったりして、そして解散しました。 再会を約束して。

070520goal 表彰台!


070520zekken ゼッケンと完走証ステッカー

▼参加状況と最終結果(公式サイト掲示板より)

 1日目:参加145名、出走137名、リタイヤ6名
    三瓶登坂組104名、ショートカット組27名
 2日目:参加152名、出走139名、リタイヤ1名

都道府県別参加状況

  • 関東地区4名(埼玉県1名、東京都2名、神奈川県1名)
  • 東海地区2名(愛知県1名、三重県1名)
  • 近畿地区25名(滋賀県4名、京都府1名、大阪府12名、兵庫県8名)
  • 中国地区163名(岡山県8名、広島県69名、鳥取県8名、島根県73名、山口県5名)
  • 四国地区5名(香川県2名、愛媛県3名)
  • 九州地区1名(福岡県1名)

    島根県外参加者127名、県外参加者比率63.5%

参加者平均年齢 40.7歳

▼完走/感想

雨も風も陽射しも全て味わえた厳しい天候の下でも自転車で走るにはとても快適な道、それが石見路でした。 GPSには往復とも信号のある位置を全て登録してあったわけですが、そんな事ができるほど信号は少なかった。ですから車の通行量も少なく安全性も高い、とてもうらやましい環境であることを痛感しました。
山や川や谷の様々な景色、田植えの終わった棚田(田植えをしているところもありました)や沿道に植えられた花々など、見応えあるものばかり。そして温かい声援。

コース設定は予想通り厳しくきつかったけど、その分大きな達成感。 もっとも今回はインナーローのファイナルギア(26x23)は使わなかったのですよ実は。二日目は26x19までで2枚残してました。つまりその達成感が味わえるようにちょっとだけやさしいコース設定だったのかな?(笑)。

さてこれで今年は二つ目のビッグイベントをクリアできました。
2月の堺ブルベ 200km/1日
5月の石見ライド300km/2日
次は、どこを走る?

070520goalgohan←20日、倉敷に戻って来てからの夕飯。
体重:67.2kg、土曜日は未計測、金曜日は66.7kg。300km走って+0.5kg、ダイエットってどうすればできるん?