【今日の走行】 公式記録 初めてのブルベ、BRM211堺200kmに参加してきました。「ブルベ:brevet」とは仏語で認定を表わす言葉で、決められた時間内に決められたコースを走りきるという競技(競争でもレースでもない)です。日本ではAudax
Japanという組織がブルベを運営しており、ブルベを完走すると世界中で通用する”認定”が得られるというわけです。そのブルベの一番短い距離が200km。 ▽堺入り:前日 片道25kmの調査を終えて臨海ホテルに戻り夕食です。二食付きで3700円!ご飯はおかわり自由、コーヒーも(ネスカフェだけど)自由です。 ▽いざ出陣 40名程出発しますが、私達は昨日下見しているので集団と離れ迂回ルートに回ります。後ろに数名付いて来ているだけ。
追い風もあって30km/h前後巡航でグイグイ走れます。昨日見つけた自転車の上がれない車道では反対車線側の歩道へ逃げて渡る様にしてクリア、26km先の通過チェックポイントのファミリーマートには9時19分に到着です。ん?8時出発組では一番乗り!! ▽早過ぎた… 坂道を下って紀ノ川を渡り、線路を越えて細い道を辿ってCP1に到着です。ここでおよそ50km。(10:32〜10:40) ここから先、「途中寄るところがあるし」ということで休憩中のゆうさんを後にして先に一人で出発しました。20kmほど走って”釣りキチ三平”ゆかりの「船岡山」に到着。あまりウロウロする余裕はないのでとりあえず厳島神社の写真を。(11:25〜11:28) ここから10kmほど先に柿の葉寿司のおいしい店があるらしいのですが見つけられず断念、その先で草餅のオススメ店は発見しましたので購入しました。(12:01〜12:04)
途中から後から追い付いて来た速い小集団に少し付いて走ったりして飛ばせるところはガシガシ飛ばして行きます。しかし90km近くで右膝が怪しくなってきました。やばいなぁ。今までならそこからある程度走ると直ってきていたのでそれを期待してなおも走り続け、12時57分にCP2へ到着しました。5時間を切るタイムは予想外。貯金は大きいけど・・・(12:57〜13:01) ▽こんな坂で… 行きに快走した紀ノ川沿いは今度は向い風、頑張って22km/hという速度の我慢走行が続きます。相変わらず膝がキビシイ。 やっとCP3(行きのCP1)に到着すると、チェックサイン貰うのに歩いて行くのが...足を引きずる状態。大丈夫か、これから。まだ周囲は明るいけど、そろそろ後部赤ライト(後部赤色常時点灯は必携装備)を点灯させて走り出します。(16:16〜16:31) しばらくして問題の?短い峠道に入ります。今度の方がつづら折りの上りがあって勾配は急です。最初からフロントギアをインナーに入れて、リアは19からスタートしましたがすぐに21に落として。この勾配と距離ならこのギアで普通だと大丈夫なとこですが、力が入らないのでまたすぐに最終の23に落としてつづら折を行きます。後ろでは既に押している人も。 下りは急カーブがなくて降りやすい道なので、適当に漕ぎ増しながら下って行くと、右ふくらはぎに痙攣の予感が!昨年3時間耐久で痙攣したことがあったので予兆ですぐわかりました。そういえば少し前に、登りでは大丈夫だったけど下っている時に足が攣ったという人の話を聞いたのを思い出しましたが、正にそれと同じタイミングでした。力を入れ続けた後、急に力を抜いた(今回は立ち止まって休憩した)のがいけなかったのだろうかと。 大阪湾が再び見えてきました。雲の影から少し夕焼け。 通過チェックのファミリーマートに再び辿り着く頃に日が暮れて、トイレ休憩している間にすっかり暗くなりました。(17:56〜18:09) ここからゴールまでの26kmは、行きと違い正規ルートを取ろうということでそちらへ向かいます。
信号が多く少し行っては停止、ですが信号で休憩になるので楽では有ります。 最終チェックと完走記念メダルの申込みを済ませ、スタッフサービスのカップ麺はその時はあまり食べたくなかったので封を開けてないものをお土産でいただいて、しばらく雑談の後会場を後にし、ゆうさんと一緒に晩飯に豚丼を食べてからクルマで岡山まで戻りました。 自転車で200km、その後クルマでも200kmです、わははは。 ▽完走・感想 200kmを完走してみて300kmの厳しさは想像できますが、それ以上の距離は想像すらかないません。単に”自転車バカ”では片付けられない(しかも競技選手でなく一般市民でという)凄さを知った、そんなブルベ初挑戦でした。 走行していたバイクはもちろんほとんどがロードバイク。数台小径車が見られましたがいずれもドロップハンドル装着車でした。フラットバーは自分を含め3台見ただけ、内一台は帰路にしばらく後ろをついて走りましたがコルナゴのダブルカーボンバック、高級車です。 ライトはCATEYEの今となっては旧型に属するEL500が目立ちました。防水性のあるものという選択条件が外せない為です。 用意していたマップとキューシートは結局一度も見ずに済みました。GPSの道案内で問題ありませんでした。ルート上のWaypoint名をスタート地点からの距離+信号の有無+曲る方向(ex:15.8sR、15.8km地点信号あり右折)としていたので、次の行動をよりわかりやすくしてあったのが奏功しました。帰路はそのデータを逆転して使うようになりますので曲る方向が反対になることを気をつけていれば(一度通った道なので大丈夫)、今度はゴールまでの距離を減算することになるのが便利でした。
連休なので翌日はじっくり休養、といっても実はカラダはあんまり疲れてなくて、右膝の養生ぐらい。 痛みは残ってますが、サポーターを巻いて過ごしているととりあえず大丈夫でした。 昼過ぎに自転車の掃除をして晩飯の買い出しに。 |