Tokyo エンデューロ 2006 走行解析

日時:2006.12.17 11:15〜15:15
コース:昭和記念公園5km周回
種目:4時間チーム混合

以下、eTrex VentureCxを搭載して走ったチームの走行記録分析です。
GPSのログ取得は1秒間隔に設定しました。
明らかに測定ミスと思われるデータは破棄してありますが、データ量は十分あります。
ただ15周め途中で電源が落ちて、その周の後半はデータがなく、16周最初から復帰しています。

チームNo.**81

チーム編成:sirrus (♀)&STP(♂)
3周ごとの交替

平均速度推移


sirrus

STP

走行距離

Time

Loss Time

1

25.4km/h

5.03km

11:52

2

30.2km/h

5.05km

10:04

3

28.5km/h

5.14km

10:51

4

27.6km/h

5.08km

11:03

1:34

5

27.1km/h

5.11km

11:21

6

26.2km/h

5.13km

11:46

7

28.5km/h

5.04km

10:37

1:38

8

30.5km/h

5.04km

9:56

9

29.1km/h

5.04km

10:24

10

24.5km/h

5.08km

12:26

0:31

11

25.9km/h

5.06km

11:46

12

22.5km/h

5.13km

13:43

13

27.6km/h

5.08km

11:02

1:39

14

27.7km/h

5.06km

10:59

15

28.3km/h

3.48km

--

16

25.4km/h

5.13km

12:08

17

26.5km/h

5.11km

11:34

18

22.9km/h

5.11km

13.26

19

22.6km/h

5.11km

13:33

0:44

20

23.1km/h

5.12km

13:19

over all

28.3km/h

24.8km

 ※15周目は途中からGPSデータ欠落

45.5km

56.2km


ロスタイムは交替時にかかった時間、ここで7分余り費やしているのは無駄でしょう〜。
後半のスピードダウンは、疲労だけでなく(2時間カテゴリーの)選手が減って、風除けがいなくなるせいもあります。

 

走行ログ:

それぞれの周回ごとに、速度による色分けした走行データを図示します。
青が10km/h以下、赤は35km/h以上としています。

青:10km/h      赤:35km/h

sirrus 1- 25.4km/h

最初はローリングスタート、一周回ってきて渋滞して停止しているところがわかります。

sirrus 2- 30.2km/h

ぐっとペースが上がり、特に前半のやや上り気味部分のスピードが光ってます。

sirrus 3- 28.5km/h

先ほどよりペースは落ちていますが、後半速度が上がっている部分もあります。

STP 4-27.6km/h

交替して初めての走行、下り坂で頑張ってます。

STP 5-27.1km/h

ペースは下がりましたが走行は安定してきています。最終コーナー手前は速度アップ。

STP 6-26.2km/h

直線でのスピードが落ちてしまいました。最終コーナー手前はむしろ速度アップ。

sirrus 7- 28.5km/h

交替して2回目スタート、直線では途中の段差での速度低下が減っています。

sirrus 8- 30.5km/h

最速を記録した全体に速いラップです。バックストレートで最高速度40km/hに達しています。

sirrus 9- 29.1km/h

ピットインの為平均速度は落ちていますが、周回ペースは先程と遜色ない感じ。

STP10-24.5km/h

交替してこちらも2回目に。下り坂は踏み込んで加速加速。

STP11-25.9km/h

直線を頑張った後の軽い上りでやや消耗して下りは流してマス。

STP12-22.5km/h

ありゃりゃりゃ、一気に疲れが出ましたか。。。

sirrus 13- 27.6km/h

交替して3回目スタート。さすがに速度は落ちてますが、後半はうまくまとまっています。 

sirrus 14- 27.7km/h

バックストレートで頑張って漕いだ分後半は脚が止まったのか、速度が落ちましたね。     

sirrus 15- 28.3km/h

GPSが瞬断したらしく途中でログが切れました。それまでのペースは悪くないです。 

STP16-25.4km/h

交替後スピードは復活!ムラの少ない良好なペース配分。 

STP17-26.5km/h

先程より最高速は上がってその分ペースアップです。 

STP18-22.9km/h

またまたドッと疲れが出てきました。ピットで停止も交替はなし? 

STP19-22.6km/h

前周回と同じペース。もちろん同走している他の人も疲れてます。

STP20-23.1km/h

『まだだ、まだ終わらんよ』。最後の力を振り絞る、これぞ漢!

速度変化とコース

上記ログから最速の8周めと速度の落ちた14周めの速度変化をグラフで表わしてみました。
(速度は5秒間平均値で表わしています)
更に速度の落ちるポイントを、周回コース地図に当てはめて説明を加えています。


最も速い周回の8周めは全体的に速度が高いのは想像通りですが、A地点を減速なしに通過できているなど、
コースに慣れた走行ができていることも伺えます。

A:曲り始めは角度があるので、そこで他の走車がいたりすると失速するが、進路クリアだとロスなく曲がれる。

B:やや上り勾配のあるところ、次の下りは右カーブになっているのでそれほど速度は上げられない。

C:段差、以前はレールがあった?前輪荷重を抜いて軽くジャンプ気味に通過、自分より他車の動きに要注意。

D:直線の後の上り、ここは渋滞しがちなのでコース取りに気をつける。

E:ゆるく上がったところ。ここから降りてもう一度上がる。

F:進入に段差のある橋を過ぎたところの短いが勾配のある上り。下って次の右カーブはタイトなので速度をむやみにあげるよりコース取りの方が大事。

G:標高としては最も高くなるところ(スタートから+8〜9m)。

H:最も速度の落ちる直角カーブ。ピットインするには追越し側の右に寄らなければならないという、掟破りのレイアウト。
今年よりこの前後エリアは30km/h以下の制限付きエリアとなり監視員が配置された。